リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

このエントリーをはてなブックマークに追加
493こんなんどう?
 三菱重工・名古屋航空宇宙システム研究所では製造ライン主任の中村が頭
を抱えていた
「H-II Aを5機、半年以内に完成させろって?そんなの無茶ですよ。こっちで
機体を作ってもエンジンポンプを作っているIHIはテロにやられているじゃな
いですか。それにどうやって種子島まで運ぶんですか」
「いいから作業スケジュールを組め。俺たちの手の届かないところで話がつい
ているそうだ。やるしかない。」
「種子島には稼働できるH-II Aが2機ありますが、そいつはどうなるんですか」
中村はしつこく食い下がる。
「あれの追加で作れということだ。」
課長の万代はそう言ったあと、ため息をついた。
「県警の警備も増強されるそうだ。県警じゃ役に立たんだろうが」
その時だった。
けたたましくサイレンが鳴り響く「敵襲!敵襲!作業員は総員待避」
「何!」そう万代が叫ぶと同時に、爆発音が響く。門に止めてあった機動隊の車
両が爆発、横転した。所詮は金網を張ったバスでしかない車両は、テロの襲撃に
は盾にもならなかった。
パン、パン。ニューナンブの軽い発射音が工場の壁にこだまする。すぐに連続的
な発射音が辺りを轟かして、ニューナンブの軽い音は聞こえなくなる。
 敵は警察の警備している門を突破し、工場の奥へと向かっていた。