リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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481245
>>472
「・・・・・・とまあ、以上がこちらの依頼内容だ。質問は?」
二人の「同意」を取り付けたサングラスが、応接間を臨時のブリーフィング・ルームに
見立てて説明を行った。
先ほどまで絶えず2人に銃を向けていた男達も、今は部屋にいない。

「ほーい」
めがねが行儀よく挙手した。
「何かな?」
「そこまでわかってんだったらさ、俺達みたいな半素人じゃなくても他に
やりようがあるんじゃないの?」
サングラスは、予期したとおりの質問がきたときに人が時たま見せる余裕
をあからさまに示していた。
「たとえば?」
「場所がわかってんだったら、飛行機かヘリでふっ飛ばしちまえばいい。
あるいは、事前に陸上自衛隊の特殊部隊を使うという手もある。
内容が本当なら、警察の出番かもな」
はちまきが、ぼそりといった。
「いちいちもっともだ」
サングラスは芝居がかった身振りで同意した。

「だが、それらは無理でもある」
482245:2001/07/04(水) 01:07
>>481
「なんでー?」
めがねが尋ねた。
「まず、支援・・・・・・ああ、爆撃機だが、現状では目標とする地域の制空権が
完全にこちらのものではないから、単独では出せない。かといって戦闘機を
護衛につけたくても、そんな余裕はどこにもないんだ。これはヘリも同じだ。
まあ、ヘリは君達をはこぶのに使うんだが」
サングラスは、数学の難解な概念を説明するかのような調子だった。
「特殊部隊は?」
はちまきが促す。
「表向きには、自衛隊には特殊部隊など存在しない。レンジャーはあくまで資格に過ぎないのだ。
また、仮に、そう、仮に特殊部隊が存在したとしても、彼らには他に仕事がある。
警察については、いうまでもないな」

はちまきは肩をすくめた。
「反乱軍の勢力圏内には、出せやしないわな。確かに」
サングラスはニヤリと笑った。
「飲み込みが早いな、そのとおりだよ」

「つまり、占領地にあって、なおかつ重要なコマを投入するほどでもない
目標にぶつけるにはかっこうの存在ってわけね。俺達」
面白くもなさそうな顔つきでめがねがいった。

「だが、放置しておくと売国奴どもをのさばらせることになり、非常に宜しくない」
サングラスは笑いを引っ込めた。
483245:2001/07/04(水) 01:14
>>482
「他に何かあるか?」
サングラスは、あからさまに話を打ち切りたがっていた。
「装備は何が与えられる?」
はちまきが尋ねた。
「基本的には、我々の使用しているものを用意した。どれをもっていくかは自由だ」
「銃はガリルかAKだ。俺達はそれしか扱えない」
はちまきはたたきつけるように言った。
「ガリルはないな。AKならば鹵獲したものがいくらかある。74でいいか?」
「結構だ」

「宜しい」
サングラスは、パンと両手を打ち合わせた。
「ではさっそく用意してもらおう。それがすみ次第出発だ」