リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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>>464
ボウイはぶっきらぼうに言った。
「郷にいりては、ってやつさ」
シマダは、無理やりとでもいうべき笑みを顔に貼り付けた。
「違いない」
「で、いったいなにがあったんだ?」
ボウイが問うと、シマダの顔が再び蝋人形になった。
「手入れだ。今までとはケタの違う、な」
ボウイは眉をひそめた。
「今日日の新宿に警察が、か・・・・・・随分東京都知事も本気らしいな」
「違う」
シマダは、ボウイの目をまっすぐに見詰めていった。
「自衛隊だ。警察はあくまでおまけに過ぎん」
「本当か?」
ボウイは助手席から身を起こした。
「ああ。ガイジン狩りだと。その場に居合わせたうちの若い衆がそう聞いた」
「じゃあ、あんたとこのシマは・・・・・・・」
シマダはうつむいた。
「外国人にアガリの大半をしょってもらってたからな。もうおしまいだよ。再建するには10年じゃ効かん」
469245:2001/07/03(火) 23:46
>>468
ボウイは、懺悔を聞く聖職者のような気分を感じつつ言った。
「それはそれは、お気の毒様だ」
それにこたえず、シマダはハイライトを勢いよく灰にしてゆく。

カーラジオが、DJの陽気なおしゃべりを流していた。
『・・・・・最近さ、外国人がかなりヤバイって噂だよ。まあ、ボクも実際に見たわけじゃないけど、
まあ、本当の戦争だしね。いちおうリスナーのみんなも気をつけたほうがいいんじゃないかな
あ。あ、じゃ次の曲いってみようか。ミッシェル・ガン・エレファント「世界の終わり」・・・・・』

できのわるいプロパガンダだな、ボウイが苦笑したとき、シマダがゆっくりと口を開いた。
「こうなったからには、このビジネスは何が何でも成功させなきゃならん、本当は俺が直に
出張る予定じゃなかったんだがな」