リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

このエントリーをはてなブックマークに追加
445245
「おまえは・・・・・!」
サングラスに隠れているとはいえ、そして年月が経っていたとはいえ、
はちまきがその男の顔を忘れるはずがなかった。
水兵と乱闘し、留置所に放り込まれたはちまきを釈放させた男。
2級とはいえ、日本酒をはちまきにふるまい、西域の踏査と引き換えに
2等尉官への任官をちらつかせた男。
はちまきが啖呵を切り、その誘惑を退けた後に刺客を放って3人とも亡きものにしようとした男。

はちまきのなかで、昔の記憶がよみがえる。
『君も日本人ならわかるだろう』
『どうかね、中尉』
『忘れるな!君らは所詮日本人だ!』

はちまきは、ゆっくりと言った。
「今ごろ、何の用だ?」