リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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>>437
2人は、議員会館に向けて歩き出した。
「ま、伝手については議員会館でゆっくり説明するけど、ところでボウイは今
どこにいるかわかる?」
めがねが尋ねた。
「おれも知らん。ただ、六本木にニューヨーク・ヤンキースの帽子をかぶった外人
の女衒がいると聞いたことは」

はちまきがそこまでこたえたときだった。

目の前にいきなりスーツをきた2人の男が立ちはだかる。
「!」
その2人からただならぬ雰囲気を感じたはちまきが菊一文字のカムフラージュ
(実際はただ布切れを巻きつけただけだが)に手をやり、ついでめがねが身構えた。

はちまきとめがねのすぐわきでワンボックスカーが急停車する。
スライドドアが勢いよく開けられ、キャビンからこれまた2人の男が
リボルバーをまっすぐ突きつけてきた。
「しまった!」
めがねが、反射的に後ろを振り返る。
だが、そこにも2人の男がこれ見よがしにリボルバーを構えて立っていた。

「くそう・・・・・かこまれたな」
平静な表情と額に浮かんだ脂汗が妙にいびつなはちまきがうめく。
「・・・・・・みたいね」
めがねも、同意するほかなかった。

正面から近づいてきた男のうち、右側の年配の方が、重々しい声で告げた。
「すまんが、旅行に行く前にちょっとつきあってくれんか?」