リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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新宿・アルタ前は、閑散としていた。
ほんの数日前までは、戦争のさなかだというのに、老若男女がこの世界最大級の
繁華街で夜を楽しんでいたが、今は見る影もない。
先日発生した無差別テロと、それに伴う深夜外出制限措置のためだ。

今ここにいるのは、世間の動きにまったく無頓着なホームレスか、無鉄砲こそが
人生における大事な何かと勘違いしている少年少女、そして行く当てのない外国人。
後は思い出したように自衛隊か警察があたりをうろつきまわる。

そこかしこのビルに設けられている大きなスクリーンは、見るものがほとんどいない
のに、北海道と北九州における狂騒を映し出していた。
リポーターの絶叫が、空ろにこだます。
「ここOO町XX村では、ロシア軍の侵略の爪あとが、虐殺の証が何よりはっきりと・・・・」

ロスケの仕事熱心は、鎚と鎌が三色旗に変わった今も同じってことか。

スクリーンを見るともなしに眺めていた男が、そうつぶやいた。