リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍

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245名無し三等兵
TVの向こう側では、殺戮と混沌がひどく非現実的にたゆたっていた。

彼は、国会議事堂のロビーにすえつけられたハイビジョンTVの画面に見入っていた。
周囲では、彼の同業者が同じように進まない審議を抜け出して集まっている。
「こうなったからにはもはや核を」
「こうまで叩かれて、自衛隊は大丈夫なのか」
「s先生は、たしかあの辺が選挙区だったな。これから」
まわりの会話が、やけにそらぞらしい。

いや、つい先日までは彼もその輪に加わって、あれこれとまくし立てていた。
それが現状に何ら影響を及ぼさないと気づくまでは。

ここで、こんなことをしててもいいのかな。
彼は、唐突にそう思った。