92式重機関銃と99式軽機関銃

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473名無し軍曹
>>ガバ氏
土浦の武器学校は、開門時間内なら、野外展示の火砲、戦車と予科錬資料館は自
由に見れると思うよ。
小火器の展示室は、現在閉鎖中だ。
予約すれば見れるのか?それでも駄目なのかは不明。

銅金閣下がそのように言われたか。
帝国陸軍70年の英知が凝縮されたお言葉だ、感動なくして拝聴できない(ウルウ
ルウル)
よし!僭越ながら、不肖この軍曹が閣下のお言葉を解説しよう!


(殺傷威力10Kg/m)
殺傷力を推し量るにはいろいろな方法がある。
粘土に弾丸を打ち込み、弾丸が開けた穴の容積を量る、松板、鉄板などを何枚貫
通するか?など
そしてs/mは運動エネルギーで表しているわけだ。
10Kg/mが長らく帝国陸軍で戦闘能力を不能にする必要最小限の弾丸のエネル
ギー(対人)とされていた。
その他
ドイツのRohne中将の説
8Kg/m以上(対人)
フランスのJournee大佐の説
内部に損傷を与える
対人:2.6Kg/m 対馬:10Kg/m
骨部に損傷を与える
対人:6Kg/m 対馬:17Kg/m
骨部を完全に破砕し徹底的効果を与える
対人:20Kg/m 対馬:35Kg/m
など各国で研究されている。
こういった数字は過去の経験、戦死者、負傷者のダメージの解析、死体生体への
射撃実験、動物実験などで割り出されたわけだ。
閣下はWWTの戦訓なども勘案して余裕をもった殺傷力という意味で発言されたの
だろう。

(決戦距離750m)
うむ!決戦距離とは帝国陸軍らしく勇ましい言葉である。
要は想定される射程距離、もっとも頻度の高い銃撃戦の距離、もっとも重視すべ

対戦距離ということだ。
そして750mというのは三八式よりも当然、短縮している(三八式は正確にわか
らんが)主としてこの距離での使用を想定するということだ。

(弾尾はボートテールにする必要がなくなった。)
ボートテールとは弾尾の形状、日本語で船尾型という。
要するに弾丸が弾尾にかけてスッと細まり、ある程度のところで、スパっと切り
落とされた形状。
いわゆる流線型だ。
流体力学的に有利で、射程を延伸させる。

(弾量を軽くすることができ)
(弾丸)をでなく(弾量)を、、、としている、ここに注目されたい。
間違いなく、こう書かれていたとしたら、SD値のことであろう。
SD値とは?口径/断面荷重である。
弾丸重量を口径の面積で割った数字、これが大きいと弾道が延伸する。
銃口から飛び出した弾丸は、その後は空気抵抗により徐々に速度を減じていく。
この空気抵抗に対し、空気抵抗を受ける面積あたりの重量が重いほうが運動エネ
ルギーが保存され、速度の低下が小さい。