92式重機関銃と99式軽機関銃

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453名無し三等兵
>>452
なるほど、任意種目という意味ですね。了解です。
確かに300m射場でさえ新規に建設するのは大変ですからね。さらにその後維持して
いくとなると、経営的にペイするかどうかも考えると民間では大変ですね。
ですから海外でも歴史的に古くからある射場とか軍の射場を使わせてもらったり…と
言うのが多いみたいですね。

あと、「弾丸」は福沢諭吉にまでさかのぼるのですね! そうすると何故いつのまにか
「弾頭」が一般的になったのかな? もし専門の書籍で「この弾丸の形状は…」とか書いて
あったら、やはり違和感ありますね(弾頭で慣れきっているので)。
こう言うのは習慣ですので、今後「弾頭」と書いても他意はありませんので、御承知の程を。

しかし、スピッツアーポイント・ボートテールの和訳?は中国語のようですね。
そうなるとシルバーチップ、ブラックタロン、モリコート、VLDなどはどうなるのでしょう?
無理すれば訳せない事もないでしょうが、この手の用語は欧米製の新しい物が次々に
出てきますので、仕方なくカタカナをあてるか、英語そのままを使う方が手っ取り早いですね。

ガスエスケープの穴は自動銃(ガスオペレーション)の場合、主にシリンダーにあります。
M14、AK47、FAL…などは過大なガス圧がかかった場合にシリンダーから余分なガスが
抜けるように設定されています。
M16はリュングマンなのでボルトキャリアーからエジェクションポートに抜けるように
なっています。

ボルトアクションでも御指摘のようにボルト本体にガス穴を開けている場合は多いですね。
機関部に穴が開いている場合でもレミントンなどはファイアリングピンと
ボルトシュウラドの隙間からガスが抜けてしまう場合もあるようで、その点では三八式の
システムは優れています。

薬莢の熱処理(アニーリング)に関してですが、ネック(マウス)、ボディ(薬莢本体)、
ヘッド(薬莢低部)の3箇所に分かれてそれぞれ異なった処理がされており、
その中でネック(マウス)部分が一番形状が反復する事が要求されます。
発射時、薬莢は圧力で薬室一杯にまで広がりますが、銃身からガスが抜けると急速に
元の形状に戻ろうとします。一種のスプリングのような動きをする訳ですが、ネック
部分が一番この拡大→縮小の動きが大きいのです。
その為に薬莢の中で一番柔らかくしなやかになる様に熱処理をする訳です。

昔、308ウィンが出始めの頃、薬莢がないので仕方なく30−06を切断して短く
して自分で作っていたそうですが、この場合06のボディ部分がネックあたりにくる
事になるので、熱処理が固すぎるので焼きなましを自分で行なわなければならない事も
あったとの事です。
しかし、これは軍用薬莢の熱処理とは意味が違うでしょう。
実際、軍用薬莢は雷管もクリンプされていて、リロードには向きません。
自分でリロードして反復使用するのに耐久性の高い、精度も良い薬莢と
軍用の長期保存、水に漬けても使えるくらいの密閉性を求めた薬莢とは要求する条件が
異なり、比較にならないと言えるでしょう。