〜起て! 萌えたる者よ〜 慶祝スレッド第七章

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592萌之院
(酒を飲むときは当然一人。未成年だけど問題なし)
このところ少し酒量が増えてしまったかしら。……わたしの前では笑顔しか
見せなかったものたちの顔が浮かんでは消えていく。これからまた何人がわ
たしのために死ぬことになるのかしら。我が手を海原に浸せばこの血を洗い
流すことが出来るかしら。いいえ、緑の海原をこの手が血に染めてしまうで
しょう。この血まみれの手で、わたしは自分の幸せをつかんでもいいのかし
ら。流れていく平和な時間が、多くの死者の墓の上に立っていることを忘れ
てもいいのかしら。
……忘れるための酒なんて楽しくない。悲しみを紛らすための酒も好きでは
ないの。でも、飲まなければもっと苦しいの……。