59 :
国辱戦記とは:
吾輩は一読書人として、常日頃、書店の棚を我が物顔に占有する火葬戦記の
横行を苦々しく思っていた。
「なぜだ。なぜ、わが国の火葬戦記は、最高を持ってなる○○○○(いえんわい)でさえも、
レン・デイトン、PKディック、ロバート・ハリスの御三家の足元にも及ばないのか?」
そりゃわが国の火葬は凡百あれどまた百花斉放、玉石混交のなかにも輝くべきものが
ひとつでもあればと吾輩とて願うし、また作家みなよく勉強している。
おそらく武器スペック小説のたぐいとしては、世界でも類を見ないレベルに(集団で)
達していると思う。
・・・しかし!
(つづく)