火葬戦記のどこが面白い

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>>119
読者をしらけさせる嘘か、読者をだまくらかして作品世界に
引きずり込む嘘か、っつーことですね。

その点では確かに、檜山氏は小説家と言って良いでしょう。
嘘が上手いとまでは言えませんが、また最近の作品では
明らかに嘘が下手になって来ているが、それでもいくつか傑作は
ありましたからね。

もっとも、横山信義の嘘に引きこまれる読者だっているのだから
……あれって好みの問題と言えるレベルじゃないと思うな……。

横山信義氏の場合
「大艦巨砲主義が存続すると言う嘘がありながら、それに対応する
嘘が無い」
(現実と同じ構成のイージス艦があったり、対艦ミサイルも
我々の世界と同じだったり)世界構成である
「鋼鉄のレヴァイアサン」でデビューしてからもうすぐ10年に
なりますが、進歩した様子があまり見えない。
「蒼海の尖兵」がどのように終わるのかを期待したいところだけれども。

……そういや、「修羅の波涛」では史実と戦局が全く違うのに、
航空機の改良が史実とほぼ同じだったな。