デスラー戦法の軍事的考察 #2

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97第一総軍
一応終了したものとして第一総軍の第一総軍的こころ。
両軍指揮官列伝.地球軍編。
ZU提督.
 地球艦隊の司令官として特に会戦初期に見るべき用兵を見せたが、艦隊編成時や会戦中に度々悲観的意見を述べるなど意外と芯の細い所を見せた.
 今回の作戦では慎重に距離をとりガミラス軍艦載機の撃滅を優先し、陣形を早やかに輪形陣に再編してガミラス軍両提督にプレッシャーをかけることに成功したが、なぜかガミラスクルーザーに必要以上の執着を見せ頼みのコスモタイガー隊に大きな被害を出してしまう.しかし、その後も堅実で隙の無い用兵によって会戦末期まで有力な戦闘力を保持しつづけた知将である。
 さらに、最初の会戦であるにもかかわらず恐らく参加者中一番早く戦いのコツを会得した順応性も評価するべきだろう.
 もっとも、観戦者諸氏からはその用兵よりもキャラクターを愛されていたようだ.

加藤五郎提督.
 今回の地球軍艦隊編成の原型を作った人物で、航空戦艦ヒュウガBの指揮をとった。実は第4イニングの輪形陣形成は加藤提督の対空戦に有利な陣形をとの意見具申をZU提督が採用したものであることを特筆するべきである.
 又、艦載機に1ユニットだけコスモゼロを採用し、途中でヒュウガの拡散波波動砲充填を中止した提督の選択は、ガミラスクルーザーの撃沈に大きく貢献したといえる.
 実際の参加は仕事の都合で少なかったものの、艦載機編成時にコスモタイガー雷撃型による挺身攻撃を提案するなど攻撃精神旺盛な闘将型提督であった.

地球防衛軍参謀
 今回は作戦初期に学会出席のため敢えて参謀の地位に留まったが、ZU提督不在時には実質的に地球軍司令官の任務を代行した.
 初期の艦隊陣形である鶴翼陣は参謀殿の考案によるものだが、拡散波動砲の射界を確保しつつ後方への警戒にも配慮した興味深い陣形であった.もしも対戦相手が瞬間物質移送機を保有していなかったならこの陣形は地球軍に勝利をもたらしていたかもしれない.
 又、駆逐艦長不在時の駆逐艦運用は特筆もので、その機動力を駆使して常に必要な地点に火力を集中することに成功し、移送されてくるガミラス艦艇を1イニングで無力化した手腕は見事と言っていいだろう。
 作戦中、キャラ的に少し濃い目のZU提督に対して常に冷静に応じていた姿が印象的な知将であった。

駆逐艦長
 作戦中期に比較的短期間参戦し、駆逐艦隊を指揮して航空戦艦の護衛に功績を残した.
 しかし、駆逐艦長殿の最大の見せ場は登場時の意見具申、拡散波動砲によるガミラス艦隊の牽制であったといえるだろう.後にガミラス軍ゲットー提督が述懐しているとおり、もし敵艦隊が移送機を保有していなければ地球防衛軍参謀殿考案の鶴翼陣と相まって、ガミラス軍をかなり苦戦させたはずである.
 この点はZU提督や参謀殿が波動砲の使用に関して迷いを残していたのと異なり、牽制だけで充分その役割を果たせると考えていた駆逐艦長殿を、私第一総軍は一時退役軍人G氏ではないかと疑ったほど戦いなれた感覚だった.
 現在の消息は不明だが、駆逐艦aの撃沈時に艦と運命を共にされたのかもしれない。