学研「日本陸海軍試作戦闘機」の残念な内容

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737ZEKE
>XX年度の航空本部から出されたXX計画書によれば・・・なんてやられたら
もう何も言えない(w

そんなに心配しなくて良いと思う。
組織としての報告資料・計画資料の類は結局のところ最大公約数にしかならない。
その種の資料を多用するのであれば、くどいようだが信憑性・背景の調査が出来ていないと
あとは読解力の問題。個人の主観が入る。
もっとも全て否定はしない。
仮説を立ててみて、妥当かどうかを証拠資料から肉付けをするという手法は、刑事事件に於いては通常。
これで実体が見えてきてようやく重要参考人からの事情聴取のプロセスも立てられる。
但し、状況証拠の積み重ねだけでは「都合の良い解釈」につながるので法廷は受けつけない。
そんなことで起訴・立件に持ちこんだのでは「冤罪」につながる。
歴史としては、ウソを真実と見せかけるテクニックになってしまう。
同じ主観が入るのであれば、文書の執筆者がハッキリしている当時の担当者の筆になる物のほうが良い。
それなら、同一物件の別の担当者の文にも当たりやすいし、双方の過誤といった点も第三者として見えてくる。
後世の研究者といっても、すべて客観性があるとは限らないのだし。

捜査(歴史としては調査)方法・プロファイリングといった手法は確立された部分が多いので、
そういった手法を心得ているか否かが研究者を選ぶ基準になるかもしれない。

ちなみに、昭和18年頃以降の資料をちらつかされたなら、特に生産面に関連するものについて、
軍需省との関係で説明を求めると良いでしょう。
XX年度のXX計画書みたいな資料にはブラフもあるそうです。
これ、もう遅すぎて信憑性・背景の調査がし難いんですよ。
ほとんど光が当たってないし、調べるにはもう遅いと思うので言葉に詰まると思う。