泣ける話

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543海の人
>>539
 海の人も、それが常々不思議で仕方がないです。

 「護国の英霊」と言いますが、だって先の大戦で死地に追いやられたのは
兵隊だけではなく、海外居留民や徴用船舶船員、さらには空襲でなくなった
方々なども、国のために殉難した「英霊」ではないのかな?と思うのですが。

 要は靖国神社が

  「兵隊だけ」を、さらに「『軍神』というイデオロギー」として
  「祀って」いる

ことに主な問題があるのではないかと思います。

 前述の通り、「愛するHomeと戦争の荒廃との間に身命を投げ出した人々」は
別に兵隊に限ったわけではなく、また「軍神」や「祀る」というのも、それは
「御霊を祀る」という「シントーイズム」の中で語られるものであって、当然
キリシタンもいればブディストやその他の信仰者もいるであろう人々を十把
一からげに取り扱うことは、実は不敬の至りなのではないかと思います。

 このスレッドで言えば「泣ける話」というのは、おそらく大多数の人にとって
「戦争の荒廃」に様々な姿でそれに従容と向かったことに、同じ人間として心が
動かされるからこそ「胸を打つ話」として各々が各々の「話」を出して来れば
良いのであって、そこに何らかのイデオロギーを介入させれば、小林よしのりの
著作を持ち出すまでもなく、それは途端に何かとんでもなく醜悪な別ななにかに
なってしまうのではないかと思うのですが。