泣ける話

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348名無し三等兵
「本当の戦争の話というのは全然教訓的ではない。それは人間の徳性を良い方向に導かないし、
高めもしない。かくあるべしという行動規範を示唆したりもしない。また人がそれまでやって
きた行いをやめさせたりするようなこともない。もし教訓的に思える戦争の話があったら、
それは信じないほうがいい。もしその話が終わったときに君の気分が高揚していたり、
廃物の山の中からちょっとしたまっとうな部品を拾ったような気がしたりしたら、
君は昔からあいも変わらず繰り返されている酷い大嘘の犠牲者になっているのである」

――『本当の戦争の話をしよう』ティム・オブライエン(文春文庫)