軍事板 書評スレッド

このエントリーをはてなブックマークに追加
154デビッド・アービング「ヒトラーの戦争」(ハヤカワ文庫NF)
戦後、ナチスドイツの蛮行憎さにヒトラーの所業すべて
「愚かで悪魔的」とする風潮があった。

本書はその風潮に棹差そうと、
「ドイツ国防軍よりじつはナチ党の方が、ときには作戦指導で優秀だった」とか、
「ヒトラーはいわれるよりは、OKWより大局に立って戦争指導を行った」
と出所不明な傍証をあげて、論じている。

多少眉唾な内容も有るが、読んで損はない全3分冊。