信じられないが、本当だ。 Mk.2

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268名無し三等兵
原子力飛行機、もう飛びました。とっくに。

1960年代、アメリカ空軍が開発した原子力ジェットエンジンNJ−04
構造は簡単で、原子炉の廃熱をもって空気を加熱、ジェット流を作り
出すという物。直接原子炉の廃熱板に気流を当てて加熱する方式のた
め当然ジェット流は放射能持ちまくり。離着陸時は地上付近の放射能
汚染を防ぐため通常型ジェットエンジンを使うというとんでもないド
キュン飛行機。60年代のうちに数十回、ネヴァダ砂漠の上を飛びまく
ってサボテンを汚染しました。核爆弾を装備した戦略爆撃機に搭載し
て半永久的に巡航させる計画でしたが、さすがの無茶さに加えてICBM
の発達で計画は破棄。かくして地球の平和は守られました。

しかし、核爆弾なんか搭載しなくても数回モスクワの上空を低空フライ
パスするだけで十分じゃないかと思うのは私だけですか。

ちなみに、超高圧水やナトリウムで熱を伝えてジェット流を作り出す
「クリーンな」(自称)核ジェットも考案されたそうですが、そんなも
のが飛び回るような世界になっていたら今ごろ人類の手は四本、頭が
五個くらいが普通になっていたでしょう。