紺碧の艦隊はすばらしい小説です!!

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336名無し山賊兵
 みなさん
ここに書き込んでいるみなさんは,この物語の真の姿を理解していません。
たしかにこのシリーズは一見めちゃくちゃでデタラメもいいところのように見えます。
しかし,あるキーワードによってすべて合理的に説明できてしまうのです。
わたしはそれを発見しました。
 重要なのはこの物語にちりばめられたオカルト的要素です。
この物語にはいくつものオカルト・トンデモネタがでてきます。
ナチスの空飛ぶ円盤・南極のナチス秘密基地・世界経済を支配する秘密結社などなど。
しかし,1つだけ出てこないものがあります。それは・・・・・
      「異星人の陰謀」
そうです。これこそが「紺碧の艦隊」を解き明かす鍵なのです。
 まず,物語の発端となった「前世の記憶」について考えてみましょう。
これはすぐに説明できます。すなわち
      「紺碧会のメンバーは異星人に拉致され,偽の記憶を植え付けられた」
そうです,紺碧会のメンバーは異星人に洗脳されていたのです。
                  続
337名無し山賊兵 :2000/10/16(月) 13:33
 そしていろいろと批判の的となっている,当時はもちろん現在でも不可能なスーパー兵器
の数々もあっさり説明できます。
      「日本は異星人から超技術の提供をうけていた」
これで解決です。
潜水戦艦だろうが核融合潜水艦だろうが何の問題もありません。なにしろ異星人の技術な
んですから作れて当然です。
 では,異星人は日本を操ってなにをしようとしているのでしょう。その目的はこの物語の基
本思想に隠されています。
 大高首相らが何度も口にする「恒久平和」「戦いのない世界」です。
たしかにすばらしい目標ですが,それゆえ批判の的にもなっています。
いわく「あまりにも空理空論」「現実味のない宗教思想」などなど。
しかし,これが実現する可能性が1つだけあるのです。それは・・・
      「異星人が全人類を武装解除し,管理する」
そう,これこそが異星人の目的であり「恒久平和」の真の意味だったのです。
                  続
338名無し山賊兵 :2000/10/16(月) 13:34
 ここまで書けば大高首相が目指す理想社会の真相がわかるでしょう。
      「日本が異星人の代理人として全世界を統治する」
日本はこれを目指して戦っていたのです。
主要登場人物がどこまでこの真相を知っているのかはわかりません。しかし彼らが自分た
ちの行動に少しも疑問を抱かず本心からそれが理想のためだと信じているのはたしかです。
洗脳された人間は物事を疑うことなどないのです。
 そして,「紺碧の艦隊」の真の姿がこれではっきりしたのです。
すなわち
      「世界平和と理想社会の実現を目指す日本は実は世界支配を狙う異星人の手先
      であり,悪の帝国ナチスドイツは(結果的に)異星人の地球侵略を阻止するために
      戦っていた」
まさに善と悪が転倒する驚愕の真相です。
 おそらくこの真相は最終巻において一気に暴露されるのでしょう。
そして数十巻にわたって読み続けてきた読者は今まで信じてきた正義が邪悪に逆転すると
いう,敗戦時の日本兵のごとき価値観の大逆転を体験するのです。
さらに今まで批判してきた人々も,自分たちが批判してきた事が実はすべて計画づくであり,
作者の手のひらの上で踊らされていたことに気付かされてしまうのです。
 架空戦記最長のこの物語がどのような結末になるのかはわかりません。
しかし架空戦記興隆の祖にふさわしい最大級の衝撃が待っていることは最早確実なのです。