「パンジシールの獅子」マスード逝く

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511名無し三等兵
グーグルで発見
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2001sep/27/11.html

 民衆愛したマスード氏しのぶ
 1日高槻で 親交あった同大出の写真家ら

 今月アフガニスタンで暗殺された反タリバン勢力の指導者マスー
ド氏をしのび、彼と親交があった同志社大出身の写真家長倉洋海さ
ん(48)=東京都立川市=が、十月一日、高槻市の市民交流センター
で、「アフガンの獅子 アハマッド・シャー・マスード追悼の夕べ」
を開き、独立と平和を目指した彼の人柄をしのぶ。

 マスードは一九七八年、親ソ革命政権打倒のため武装蜂起、八〇
年代のソ連侵攻や、ソ連撤退後にアフガンを支配するタリバンに対
し、「北部同盟」の司令官として抵抗を続けた。今月九日、自爆テ
ロに遭い死亡。暗殺には、米国同時中枢テロへの関与が取りざたさ
れるタリバンの犯行とみる関係者も多い。

 同志社大探検部でカメラを始めた長倉さんは、八三年に現地でマ
スードを取材。以来、約二十年にわたって十回近く現地を訪れ、彼
を撮影、写真展を開いた。「捕虜もすぐ釈放したり、対立する民族
も受け入れる姿に平和への思いを感じた」と人柄を話す。

 テロ後、現地へ向かうことも考えたが、日本でマスードを知る人
と哀悼の意を捧げようと集いを開催する。

 当日は午後七時から、長倉さんが撮影したマスードの写真数点を
掲げ、アフガニスタンの現状やマスードの人となり、今後の情勢な
どを話す予定。「主義主張を超え民衆を愛したマスードの姿勢は、
緊張が増す今の国際社会の緩和にヒントになるのではないか」とい
う。

 入場無料。要予約で、申し込み、問い合わせは、同夕べ実行委員
の平中さん 電話06(6709)2437。