■ 自衛官と大学生”歴史的”討論会開かれる ■

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1名無し三等兵
「米軍が完全撤退した場合、自衛隊だけで日本の防衛は可能ですか」
「米軍の施設は充実していたが、不満は無いのですか」-------。

先月24日、慶応大・・・とそのゼミ生61人が、神奈川県横須賀市の海上
自衛隊基地を訪れ、防衛庁関係者が”歴史的”と呼ぶ討論会が開かれた。
学生たちからは日米の力の差をめぐる質問が相次いだ。

その前には、米海軍横須賀基地を見学した。・・・235万平方メートルの敷地
に、1万人を超える軍人や家族らが働き、暮らす。東京湾を望み、ヤシの葉が
浜風にそよぐ居住エリアは、高層マンションや一戸建てが緑の芝生に映え、
リゾートと見まごうばかりだ。

さらに居住エリアから艦船修理エリアに入った一行は息をのんだ。灰色を基調
とするそこは、日常とかけ離れた軍事基地の素顔の部分。満載排水量81123
トン、75機の航空機と約5千人の乗組員を擁する空母キティホーク用
六号ドックの巨大さに圧倒された。・・・
2名無し三等兵:2001/06/20(水) 20:42
ああ、例の大臣ゼミか?
3:2001/06/20(水) 20:44
一方の横須賀地方総監部がある近くの海自基地は、5万8千平方メートル。
護衛艦なども見たものの、超大国の軍隊との格差を学生たちは肌で感じた
ようだ。

討論の相手は、同じ20代とはいえ、航海長や砲術長を務める若手の幹部ばかり
だった。「反感を持っている学生もいるのでは」。海自側には当初、この
討論会にしり込みする意見もあったが、「自衛隊や日米同盟を考えてもらう
絶好の機会」との考えが大勢を占めて実現した。

準備に奔走した海上幕僚監部の・・・関係者が「歴史的」と感慨を込めて
呼ぶのはそんな理由からだ。・・・(6面に続く)

---今日の読売新聞朝刊1面より
全部きちんと読みたい人はそちらを。手に入らない人は明日の
デイリー・ヨミウリをどうぞ。(英文だけど:藁
4:2001/06/20(水) 20:46
>>2
わ。レス早過ぎっ!(藁
5名無し三等兵:2001/06/20(水) 21:27
>>1
今朝の読売新聞読んで知ったんだけど、なかなか活発な質問が学生さん側
から出たみたいですね。

できればこういう機会はもっといろんな場所で持って欲しいと思う
66面さん:2001/06/21(木) 00:29
学生たちの反応

…「アメリカに対する反発と、その盾に守られているという現実
とが入り交じった」と複雑な表情を見せた…「同盟関係は日本に
とって得だ」と実感した…

そんな学生たちは自衛官との討論会で、「米軍抜きで日本を守れる
のか」などと迫った。たじろく若手の幹部自衛官は「戦力の優劣は
別だが、戦う覚悟はある」などと答えるしかなく、上司が助け舟を
出す場面も…

話題は同盟関係や集団的自衛権から、「実戦経験がないのに士気を
保てるのか」といった素朴な疑問まで多岐にわたった…
「国際社会の中で日本の安全保障はどうあるべきかを考えてゆく
上で、自衛官と知り合えたのは大収穫」と満足そうだった。

「自衛隊や米軍へのアレルギーが強かった我々の学生時代を考える
と、信じ難い思いがする…」…70年代安保を学生時代に体験した
…教授も驚くほど…
学生たちはこの日の夜、自衛官を誘って横須賀の街へ繰り出した。

などと続く。結構面白かった。
7名無し三等兵:2001/06/21(木) 01:41
しかし 先月の24日ですか。約1ヶ月たってニュースになるとはどういう理屈なんだ。
20日の産経新聞には、掲載されてないが。
8慶応のエリ−トが:2001/06/21(木) 07:15
ただしい軍事知識を持つのはいいことだ。
9名無し三等兵:2001/06/21(木) 08:31
つか、ちっとでも学生の未分でマジメに勉強する気があれば
日米安保の現代日本における重要性くらいすぐに理解できるものを。

ま、人間の造った乗り物の中でも最大級のものとして
空母を一度ナマで見ておくのはいいことだと思うけどね。
こんな怪物が世界の軍事バランスを支えていると実感した瞬間に
そいつの思考がどう変化するか、は面白いぞ。
10名無し三等兵:2001/06/21(木) 09:16
同じ大学生の立場から言えばとても危険だ。
若手自衛隊幹部のアメリカ派遣時に、アメリカは
カ―ルビンソンを惜しげもなく見せて艦内に乗せ
若手幹部はアメリカの大きさに腰を抜かして感動する
そして、アメリカ絶対心理的に植付けられると聞く。

慶大の軍事無知な学生が空母を見せられ
アメリカはなんて富だ国だ、アメリカのマネしかできないと
心理的に植付けられると一番怖い気がしないでもない。
11名無し三等兵:2001/06/21(木) 09:53
本来は、大学に軍事学があってもいいんだが・・・
12名無し@三等兵:2001/06/21(木) 13:09
11>>
同意です。
大学で軍事学をやっているのは、ヨーロッパ諸国で盛んにやっているらしい。
対して日本では、全く行われていないのが現状である。
正しい知識がないのに、軍事力不要と抜かす短絡的進歩人たちに良く言って聞
かせてやりたい。「もっとあんたら軍事について勉強しなさい」と。
13名無し三等兵:2001/06/21(木) 13:41
日米安保条約となけなしのいわゆる「思いやり予算」で日本がどれだけ
得をしてるか分かってくれただろう。思いやり予算は立派な防衛費であり
外交費。日本政府としては一番うまい¥の使い方かもしれない。
14東大生:2001/06/21(木) 15:06
大学のゼミ単位で現役の自衛官と議論するというのは凄いですね。
羨ましいなぁ。自分も参加してみたい。

ただ似たような活動は今まで全くなかったわけじゃなくて、
東大の某勉強会サークルと防大の某文系サークルとの間で
数年前から毎年1回、討論会が行われています。
防大側の分科会が防衛問題を扱い、東大側が国内問題を
扱うという形式で、学生ながら白熱した議論をしてますよ。
私が参加して意外だったのが、東大生の方が防衛問題において
強硬な意見を述べ、防大生の方が冷静というか慎重であったことです。
東大生も軍事について結構な関心を抱いていて、防大生に
「これは軍事的に可能か?」と問う場面もしばしばありました。
討論会が終わった後、東大生と防大生で横須賀の街に繰り出して、
打ち上げコンパやらカラオケやらで交流を深めたのは
言うまでもありません(藁

あと横須賀軍港訪問も防大生との交流の一環で毎年行われてます。
これは東大だけではなく、一橋・慶応・早稲田・日大なども参加してます。
ドックを見るだけでなくオフィサーズクラブに入ってみたり、
去年の場合は偶々キティホークが入港中だったので艦内を
見せてもらったり、という内容です。(余談ですが私はその時
別グループにいたため空母の中に入れませんでした。モッタイナイ・・・)

上記の読売記事の例以外にも、草の根レベルで
学生と自衛官や防大生の交流は深まってますよ。
イデオロギー的な先入観や「どうせ無知だろう」と
いうような偏見に囚われず、長い目で見てやって下さいな。
15東大生:2001/06/21(木) 15:21
>>12

実を言うとですね、日本の軍事通が思っているほど
外国の大学で軍事学は広範に講ぜられてないようです。
大学での軍事学教育について興味があったんで、
自分で調べてみて分かったことです。

欧州に関しては寡聞にして詳しくは分からないのですが、
少なくても米国においては多くの大学で安全保障論ないし
軍事史が1〜3科目ほど開講されているという程度で、
本格的な「軍事学科」や「安全保障論」研究科は珍しいです。
#多分ROTCと「軍事学科」を混同している例が多いのでしょう。

「米国の大学における軍事教育」に関しては、
今度の夏に会報記事という形で某所で発表するので
興味ある方は読んでみてください。あと手っ取り早く
概要だけ知りたいという人は次のスレの
37、46、68、72、169が参考になると思います。
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=army&key=987785336
166面さん2号:2001/06/21(木) 17:44
『国内の安全保障研究者約800人が集まり30年ほど前に発足した「防衛
学会」。会の名称に「安全保障」の名を避けたのは当時、産業界と大学の連携
すら批判の対象で、自衛隊どころか軍事力などを柱に国際政治を考える安全
保障論はタブーとされていたことが大きい。

それが昨年11月、「国際安全保障学会」(1140人)に改称した。
会長の・・・「大学の環境も変わりつつある。新たなスタートを切る時期だと
考えた」と話す。国内の大学でも確かに「安全保障」と名のつく講座が増えて
来た。

だが、その中身について、安全保障論専門家の米コロンビア大のジャック・
スナイダー教授(政治学)は「日本は歴史的分析は優れているが、アメリカの
ように数学や統計学を駆使した包括的な理論がまだない」と手厳しい。

米ジョージ・ワシントン大で、アジア太平洋担当の米国務次官補などを務めた
ガストン・シグール教授らの教えを受け、同志社大で昨年秋から安全保障の
講義を始めた・・・助教授は、「戦後の日本は、安全保障を考えるような
究極の事態を経験せず、米国の理論をそのまま持ち込んで済ませがちだった」
と話す。

理論の上でも米国依存体質が・・・学問としてはようやくスタートラインに
立ったばかりだ。』
17名無し三等兵:2001/06/21(木) 17:47
アメリカの大学ではROTCの軍事学をのぞけば、犯罪学などの方がずっと多い
と思われ。国際関係論とかに混ざってる時もあるかと。
18あほらしい:2001/06/22(金) 00:32
慶應の「自称」エリート共に見せても猫に小判豚に真珠。
却って「じゃあアメリカに任せりゃいいじゃん」とか言いだしそうだ。
せいぜいトチ狂って防衛庁や防衛産業に入って「国防三田会」活動に精を出すか。

自分で自分を「エリート」なんて言う奴等がろくなもんであるはずがない。

東大・京大・一橋・東工大・ついでにワセダ、もっと頑張れ!

しかしまぁ、世間の右傾化を感じ取って即こういうことを企画する「はしっこさ」
だけはたいしたもんだわな。やはり商人の学校よのう。
とてものことに「国士」は育つまい。
19名無し三等兵:2001/06/22(金) 00:39
キミ、酷使大?(ワラ
20京大生:2001/06/22(金) 02:58
京都はやっぱりサヨ勢力が強いんだよなあ。
>>1みたいなのが開かれるのはいつのことか。
自衛隊を否定すれば世界が平和になるってなわけでもなかろうに。

>>18
名前をあげてくれてありがとう(なんか煽りっぽいけど)。
21東大生:2001/06/22(金) 07:22
>>16
>「日本は歴史的分析は優れているが、アメリカのように
>数学や統計学を駆使した包括的な理論がまだない」
これは安全保障論に限らず日本の政治学全体に言えたことですが、
日本は歴史的分析が強い代わりに計量的・数理的分析が弱いのは事実。
でも何でも計量・数理分析をやればいいってものじゃなくて、
やっぱり政治史や外交史の重要性は否定できないものだと思います。
特にアメリカみたいに政治学から歴史的分析が駆逐されているような
極端な状態は望ましくないと思ってます。(かく言う自分は計量派ですが。)

>>17
アメリカの軍事研究はROTCの他、政治学系(安全保障論)と
歴史学系(軍事史)に大別できますが、ROTC以外は数が少ないですね。
本格的に安全保障論を開講しているのは一部の外交・国際関係系の
プロフェッショナル・スクールだけですし、軍事史となると
両手で数えられるほどの大学しか本格的な講座を
持ってないんじゃないでしょうか。

>>20
京大でも法学部は保守(というか現実主義)ですよ。
冷戦時代、東大法学部にはS本Y和のような「軍事反対!市民マンセー!」を
連呼する使えない国際政治学者を擁していたのに対して、京大法学部には
高坂正尭先生という日本を代表する現実主義的な国際政治学者がいましたからね。
今でも東大法学部はサヨが残ってますが、京大法学部の方はまともなのでは?
22名無し三等兵:2001/06/22(金) 20:39
>>21
でも、湾岸戦争時の戦況推移予想は、大方の予想に反して、計量派が負けて(つか、
予想外れ)退役軍人達からなるグループの歴史的分析派が勝ったんじゃなかったっけ?

その辺、松村つとむ(字がでない)の本に出ていたはず。「戦争学」か「続戦争学」
かどちらか(違う本だったかも。でも、俺この人の本この2冊しか読んでいないから
多分どちらか)
23東大生:2001/06/23(土) 11:03
>>22
計量分析は要素間の因果関係の説明には有用だけど、将来予測には使えないので、
そういう面ではやはり歴史分析は今でも欠かせない方法論だと思いますよ。

松村さんの「戦争学」「新戦争学」は内容は面白いんですが
言葉足らずな文章が多く、あと話が飛躍したりするので読みづらいです。
編集の方でもっと注意できなかったんでしょうか?
24ミリ屋哲:2001/06/23(土) 11:21
>>23
言葉足らずと言うより、軍事学初学者にとって不親切なだけ。

軍事に詳しくなってから何をいわんとしているかわかる、PCの
マニュアルのような本だよ、あれ。
25名無し三等兵:2001/06/23(土) 11:26
でも、歴史分析に傾倒しすぎて観念論と化したあげく暴走。
ってのが日本的でいいかな
26ミリ屋哲:2001/06/23(土) 11:31
つーか、歴史分析でも「経験上、この程度の数字」てのが結構ふんだんに
出てくるんだよね。分かりやすい奴では「一人の人間が直接指揮できる人
数はどの程度か?」とかさ。

その辺を意図的に歪曲すると某半世紀以上前の島国に・・・
27 :2001/06/23(土) 17:15
age
28東大生:2001/06/27(水) 04:42
>>24
初学者対象の新書なだけに、その点は改善して欲しかったと思います。
特に2冊目になっても文章の読み辛さが変わらなかったのはどうかと。

>>25
いや、実を言うと日本の場合は歴史分析の方法論を採っている
研究者の方が史料と歴史的な常識感覚に基づいた手堅い分析をしています。
よく新聞や総合雑誌で時事評論を書いている北岡伸一教授などがそう。
むしろ数理分析派の方が抽象的な議論をする分、観念化する
危険性があると思います。

>>26
計量分析の方でも歴史的な事実に基づいて議論をすることが多いようです。
例えば「単極・二極・多極構造のうち、どの国際体制が一番戦争を招来し易いか?」
という研究の場合、古代からの歴史的事例を全てデータ化し、それを統計
分析して国際体制と戦争との関連性についての理論を導き出すそうです。
(参照:「安全保障学入門」亜紀書房)
29んもぅまた煽るよ:2001/06/27(水) 04:58
>アメリカはなんて富だ国だ、アメリカのマネしかできないと

>慶應の「自称」エリート共に見せても猫に小判豚に真珠。

みんな大丈夫だよ、慶應の学生は見てびっくり聞いてびっくり
でも酒飲んだら軍隊のことなんてきれいさっぱり忘れてるから(ワラ
それに慶應の「自称」エリートは成功しない部類の人種だからね。
あえていうなら、大学から入ってきた連中にそういうのが多い。
困ったもんだ。

学生運動の時に、数少ない立て看やバリケード築いてる馬鹿学生に
慶應中学の学生が石を投げつけたの知ってる?
「軍隊?儲かるん?金儲けに使える?」ぐらいの発想が大方と思われ。
30名無し三等兵:2001/06/27(水) 05:20

 Λ Λ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ゚Д゚) <    すげ〜
  | っっヾ  \_______
  |   | パチパチ
〜|   |
  ∪∪
31そうそう:2001/06/27(水) 06:15
歴史、歴史。
32ど素人:2001/06/27(水) 06:24
ってかさ、全共闘時代の東大法学部とか出た連中が政治家になって政治の中枢握ったら、なんか日本の先行き不安だなー。
中学生のころ、ドキュメンタリー番組とかで学生運動の映像見て活気があっていいなーって思ってたら、横にいた親父がこい面半にもわかってなかった、って言うからなんか親父さめた奴でいやだなって思ったけど、高校、大学に入ってイデオロギー対立と政治的パワーバランスの構図を知ってから親父すげー尊敬するようになったモンな。

戦後、団塊の世代、あんまり信用できなくなったもんなー。
33名無し三等兵:2001/06/27(水) 06:28
ハンガーストしてる連中の前で辛いですか?と笑顔で話かけ目の前で
パンを貪り食った事もあるそうです
34つまり:2001/06/27(水) 07:04
>>32
あなたは厨房の頃が知能指数の最高時期であとは下がる一方だったわけですね!
35デモ隊も高齢化時代だものな:2001/06/27(水) 07:24
さぞ体力きついはず。
36名無し三等兵:2001/06/29(金) 13:31
age
37名無し三等兵:2001/06/29(金) 15:19
昼飯時に大学に入ったら戦史やりたいっていっただけで
DQNに危ない奴扱いされたよ
なんだかなー
38DQN:2001/06/29(金) 15:22
川川川三三三ミ〜
            川|川 /歴史読本|〜
            川川  ◎---◎|〜
            川川パンツァー  3  ヽ〜
    ARMSマガジン川川  ∴) A(∴)〜
            川川     U   /〜
ツタタタ      |( 川川       軍事研究
  タター  /⌒ ⌒川川   __/ 防衛白書
 ==  |    丶/⌒ - - \ 丸       立派な身体を!
 == /  童貞   |  |     / \
 彡  /  ノ|   _|  | _三_  ||  |旭日
/⌒\/  /v\  ゚|  |  高卒/|
| /\__/    \|  |__ノ | |セキュタリアン
UU彡        ⊆ |     | ⊇

        ↑■軍オタ■
39茶飲みましーん@37:2001/06/29(金) 15:27
初めてAAで煽られたよThx
40名無し三等兵:2001/06/29(金) 15:28
>>38
おまえか?
あちこちの板に片っ端から↑をコピペしてるのは。
41名無し三等兵:2001/06/29(金) 16:20
>>29
おいおい、小・中からけーおーに居続けて、ぬるま湯つかりっぱなしのボンボンの方が現実的だと?(藁
42名無し三等兵:2001/06/29(金) 16:34
>>「日本は歴史的分析は優れているが、アメリカのように
>数学や統計学を駆使した包括的な理論がまだない」
>これは安全保障論に限らず日本の政治学全体に言えたことですが、
>日本は歴史的分析が強い代わりに計量的・数理的分析が弱いのは事実。
>でも何でも計量・数理分析をやればいいってものじゃなくて、
>やっぱり政治史や外交史の重要性は否定できないものだと思います。

漏れは20年前に3流私大で計量経済なんかやってたけど、アメリカの
場合、論文ネタとして手っ取り早く切り口を開拓できる統計・数学手法
の「援用」に走ってる気がするですな。

はっきりいって、アメリカさんは、定量的に扱える=実用性だと思って
るから、因果関係より、ともかく実地に応用して駄目だったら他の手法
試してみるべ、という傾向にあるようです。故に、わりあいにブームに
走りやすく、しかし冷めやすい。しかし根源的な考察がおろそかなんで
看板変えただけのリバイバル理論も結構見かけるですな。

中国分析なんかでも、日本は確かに定量的な研究は弱いんだけど、歴史
的アプローチでアメリカの物量情報収拾に結構良い勝負と聞いたことが
ありますが、最近はどうなんだろ。
43東大生:2001/07/01(日) 04:52
>>42
経済学は門外漢なんで分からないのですが、
政治学では政治現象の因果関係ってなかなかはっきりしないので
計量モデルで分析してみると何が何を引き起こすのか?という
疑問がある程度解けることがあるようです。

日本の政治学の場合、定性的・質的アプローチが多いため、
優秀な学者の研究以外は政治評論やイデオロギー論に過ぎない
という状態です。その辺り定量的な分析の場合、的外れな
分析になってもモデルの立て方のどこが悪かったのか、
統計分析の手法のどこがいけなかったのかが分かるので
まだ修正可能だと思います。

中国分析のような地域研究の場合は定性的研究の方が有利でしょう。
ただその国の経済などを分析する場合に経済学などを通じて
定量的研究をするということもあるでしょうが。
44名無し三等兵:2001/07/01(日) 05:44
ツーか遅レスですまんのだが
>>14
(自称)エリートの方が熱暴走して、軍人の方が冷静ってのは
もはや歴史的定説といってもいいぐらい当たり前の事じゃないのか?

それとも昭和初期のあれも本当に軍人だけが熱暴走したと思ってるのか?
45東大生:2001/07/01(日) 11:30
>>44
文民エリートが強硬で軍人は冷静というパターンはよくあるものだとは
思いますが、歴史的定説と言えるまで当たり前かは疑問です。
発展途上国でよく見受けられるパターンですが、文民エリートの方は
国際社会との協調のために国益のごり押しを控えようとするのに対して、
軍人は潜在的な敵国と妥協することを嫌うということが少なからずあります。
(例えば現在の中国―江沢民などの党首脳部と人民解放軍の幹部など。)
昭和初期の日本もこのパターンに当てはまりません?確かに革新官僚とか
近江文麿とかもいましたが、天皇や元老の西園寺公望は親英米派だったわけで。
46名無し三等兵:2001/07/01(日) 11:49
>>45
>軍人は潜在的な敵国と妥協することを嫌う

それは、敵として戦うことになるかも知れないからだろ
命がかかってるからね、当然だろ
戦場で死ぬ可能性を少しでも減らしたいと思うのは自然だと思うが
自国の文民の無理解や横暴に起因する将兵の死は珍しくない
基本的に、銃を持ったことすらない文民より、
軍人の方が戦争を忌避するもんだってことを知ってる?

現場で怖いのは、軍事を知ってると思い込んでる文民エリートさん
日本人はシビリアン・コントロールとシビリアン・コマンドの
区別がつかないからなぁ

ま、東大生との付き合いが許されるのは防大生や一選抜幹部位なんだろうけど
47名無し三等兵:2001/07/01(日) 11:54
>>1
>「米軍が完全撤退した場合、自衛隊だけで日本の防衛は可能ですか」
>「米軍の施設は充実していたが、不満は無いのですか」-------。

慶応大の学生ですらこんな素朴なレベルってことに不安を抱いたのは俺だけか?
48名無し三等兵:2001/07/01(日) 12:02
(慶応)大学生を過大評価しすぎ。>>47
49名無し三等兵:2001/07/01(日) 12:02
>>41
あははっ そーだよな。幼稚舎から居る奴らなんて
学内でも堂々と「あいつらバカだから」っていわれてんだから。
50東大生:2001/07/01(日) 12:10
>>47
>基本的に、銃を持ったことすらない文民より、
>軍人の方が戦争を忌避するもんだってことを知ってる?
それはプロフェッショナリズムが確立した先進国の軍人でしょう。
軍人が大きな政治的影響力を持っている発展途上国の場合は
軍人の方が好戦的な場合もあるから、貴方の意見は全ての軍人に
当てはまるわけではないと思うのですが。

>敵として戦うことになるかも知れないからだろ
>戦場で死ぬ可能性を少しでも減らしたいと思うのは自然だと思うが
と仰いますが、この前の米中軍用機衝突事件を見ていると
果たして人民解放軍がアメリカに対してそのような冷静かつ
合理的な態度を示したのか、かなり疑問に思えるのですが。
むしろアメリカとの対立を煽る方向に持っていったのは
中国軍幹部の方ですよ。

どうも文民に対して不信感を抱いているようですが、
民主国家の場合は軍人だけで国防を行うわけにもいかず、
いかに軍人と文民の間でチームワークを築くかが
重要なのは46さんも理解しているものと思います。
だから文民だからと言って冷めた目で見るのは控えて、
文民と軍人の交流をもう少し長い目で見てあげて下さいよ。
51名無し三等兵:2001/07/01(日) 12:21
>>47
そら、あなたは防衛問題に関心が深いのかもしれないけど、
みんなそういう訳じゃないでしょ。
他の分野では彼らの方が詳しいってこともあるかもしれない。
自分の得意分野で他人を見下すのはいかにもオタ臭いのでやめた方が
いいよ。
52名無し三等兵:2001/07/01(日) 12:33
>>51
飲み屋で世間話するなら兎も角、
わざわざ討論会で出す質問としては
あまりに寒い
53名無し三等兵:2001/07/01(日) 12:59
>>52
自衛官の本音を聞きたかったんじゃないの?
54名無し三等兵:2001/07/02(月) 13:52
age
55東大生:2001/07/02(月) 14:00
>>47
あと先進国の例で
>基本的に、銃を持ったことすらない文民より、
>軍人の方が戦争を忌避するもんだってことを知ってる?
が当てはまらないケースを思い出したので追加します。
イスラエルのシャロン首相(元参謀総長)っているでしょう。
彼の過剰な武力行使方針などを見ていると好戦的な軍人も
いることがお分かりになるかと思うんですが?
もちろん故ラビン首相のように参謀総長を経験して
平和の有り難さを知っているからこそ
中東和平を進めた人もいるわけですが。
56名無し三等兵:2001/07/02(月) 15:27
>>55
一般論として「軍人の方が戦争を好まない」と言う話だと思うので
イスラエルのような、特異なケースは例として不適当かと思う。
基本的な論旨(途上国では…)には同意するが。
57名無し三等兵:2001/07/02(月) 18:20
東大生氏の言う軍人と文民のチームワークが、
常に文民がマウント・ポジションを取って
殴りまくってるように思えるのは俺だけか?
やっぱ、シビリアン・コマンド?
58名無し三等兵:2001/07/02(月) 20:05
>>57
気のせいじゃない?
59東大生:2001/07/03(火) 13:44
>>57
いわゆる「文官統制」には私も反対ですよ。現在の内局優位の
力関係を改めるためにも、平時における統幕とその議長の権限を
強化してもっと制服に発言権を持たせるべきだと思います。
あと「軍人と文民のチームワーク」を強めるためには、自衛隊の
最高指揮官である首相とその補佐機関である統幕との間で
もっと直接的な意思疎通が必要でしょう。できればアメリカの
NSCのように統幕議長が直接首相と意見を交換できる協議機関を
設置した方がいいと思ってます。国家の指導者たる文民の首相が
官僚を介せずリーダーシップを発揮できてこそ本当の
シビリアン・コントロールが実現できるのですから。
60バカ田大卒:2001/07/03(火) 14:01
文官統制には賛成だけど官僚統制には反対なのダ
61名無し三等兵:2001/07/03(火) 14:32
バカボン
62名無し三等兵:2001/07/04(水) 05:27
age
6344:2001/07/04(水) 08:31
つーか、今見直したら昭和初期ってのはちょっと違うな。
あれは
批判をかわしたいエリート
部数をのばしたいマスコミ
おいしい話にありつきたいパンピー
権力を伸ばしたい軍部
の4連コンボだからな。ずれた話に真面目なレスしてありがとよ
64名無し三等兵:2001/07/04(水) 09:18
65名無し三等兵:2001/07/04(水) 09:44
行政、事務は文民主導の幕僚補佐。
作戦部隊運用は幕僚主体の文民補佐でいいと思う。
66文民にも:2001/07/04(水) 09:51
武官実務の研修は必要だと思うが
防衛庁はやっているのかな。
作戦中の部隊運用の教育くらいは受けていると思うが。
67東大生:2001/07/04(水) 11:03
>>63
まぁ国を挙げての自滅行為ってところが妥当な線でしょうね。

>>66
以前新聞でみたんですが、内局の事務官にも
部隊の実務をやらせる方針になったらしいです。
どの程度本格的にやるかまでは分かりませんが・・・。
#駐屯地の管理事務とかでしょうか?

作戦中の部隊運用までかは分かりませんが、演習計画の
作成くらいなら内局の事務官も担当しているようです。
果たしてどの程度の質なんでしょう・・・。
68名無し三等兵:2001/07/04(水) 11:15
事務官は部隊研修に来たら
中隊幹部実務も経験するべきだと思う。
やっぱり現場レベルの部隊の動きを知らんと
動員計画も立てられない。
69名無し三等兵:2001/07/04(水) 11:24
まあ基本教練はしてるだろうから
小銃の射撃と手入れ、分解結合は事務官にも
させてもいいと思う。
70名無し三等兵:2001/07/04(水) 11:26
事務官にも有事の警備予備要員としての
訓練を施すべき。
71名無し三等兵:2001/07/05(木) 06:02
age
72名無し三等兵:2001/07/10(火) 20:52
sage
73名無し三等兵:2001/07/12(木) 08:43
唐age
74ななし:2001/07/12(木) 09:37
軍事学とか戦時国際法とか学べる大学ってあるのかな
75>74:2001/07/12(木) 10:02
それに関しては次のスレを参照。
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=army&key=987785336&ls=50
76名無し三等兵:2001/07/12(木) 16:55
age
77@潜:2001/07/19(木) 23:57
>>1-3
米軍と比べると海自の敷地が狭いってのは分かりきったことですが、
ここまで差があったとは...でも田浦の方の補給所とか合わせると
もう少しありそうな感じですけど。
78名無し三等兵:2001/07/22(日) 23:46
企業でさえSONYとかは自衛隊の体験入隊を利用してるんだから
官庁も体験入隊すればいいのに。特に外務省。
79名無し三等兵:2001/07/29(日) 00:13
>>78
禿しく同意!一般社会で要所につくキャリアの
連中こそ体験入隊でしごかれるべきだ!
80>75:2001/07/29(日) 00:21
自慰スレじゃん、意味なし
81名無し三等兵:2001/07/29(日) 06:07
優良スレにつきage。
ただし、厨房はROMに徹しなさい。
82名無し三等兵:2001/07/29(日) 07:55
雲行きが怪しくなりけり。
軍事力って、個人的な情緒ではいやだけど、
一応、国家経済社会を担う方なら知識・考察し認識しておくべきでしょ。

慶應大学なんて私学だから、人気取り会談に出るのもいいけどさ。
少なくともしないよりまし。
83名無し三等兵:2001/07/29(日) 09:19
見学、討論大いに結構。ただし民間企業の自衛隊研修には漏れは疑問を覚える。
84名無し三等兵:2001/08/02(木) 22:00
H;OH;H
85名無し三等兵:2001/08/02(木) 22:02
;HLJH;HJ;
86名無し三等兵
>>83
なんで?