自衛官と警察官、海上保安官の階級比較

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1予備陸士長
はじめまして。予備陸士長です。
よく自衛官と警察官や海上保安官の階級を比較して、どの階級が各組織のどの階級に
相当するかが議題になっています。
海上警備行動や治安出動、有事の際の防衛出動の際にこれら3機関は協力するはずなので、
警察の巡査が自衛隊、海保官のどの階級に当るかを明確にしたほうが良いと思うのですが、
皆さんはそれぞれの階級がそれぞれのどれに相当すると思いますか。
意見をお聞かせください。
2名無し三等兵:2001/06/10(日) 16:57
※ 階級のある公務員

日本の自衛官、警察官、消防官、海上保安官等には階級がある。何故、
階級が設定されているかというとこれらの公務員が所属している機関
では部隊行動することが多いからである。戦場、警備の現場、災害現
場ではときとしていろいろな部隊が入り乱れることがある。そういう
とき誰が指揮をとるのか明確にしておかなければならない。そのとき、
誰が上位の者でリ−ダ−となるべきなのかすぐ判別できるように階級、
階級章があるのである。
自衛官、警察官、消防官、海上保安官の階級が下の表である。
違う機関の階級を比較することは意味があまりないが、役職、部隊の
指揮官のレベル、俸給などから同じクラスの階級が横に並ぶように書
いた。なお、自衛隊の階級は正式には二等陸尉などであるがここでは
二尉と省略した。また警察の巡査長は正式の階級ではない。
皇宮護衛官の階級は警察官の階級にそれぞれ皇宮が付く。(例:皇宮警部)
また、これらの機関に所属している公務員は国家公務員法や地方公務
員法で労働団結権も認められていない。(労働組合を造ることを禁止
されている。)

自衛隊        警察     消防      海上保安官


将(各幕僚長)    警視総監   消防総監    海上保安庁長官
将          警視監    消防司監    一等海上保安監(甲)
 
将補         警視長    消防正監    一等海上保安監(乙)

一佐         警視正    消防監     二等海上保安監

二佐         警視     消防司令長   三等海上保安監

三佐                        一等海上保安正

一尉         警部     消防司令    二等海上保安正

二尉

三尉         警部補    消防司令補   三等海上保安正

准尉

曹長

一曹         巡査部長   消防士長    一等海上保安士

二曹

三曹         巡査長    消防副士長   二等海上保安士
 
士長
           巡査     消防士     三等海上保安士
一士

二士

三士
3名無し三等兵:2001/06/10(日) 16:58
イギリスを除いたヨ−ロッパやアメリカでは軍、警察、消防などの
階級の呼び方は違わないと聞いたのですがどうなのでしょうか?
もちろん軍でも陸軍とは海軍とは違うと思いますが。

ちなみに陸軍の大佐(カ−ネルorコ−ネル)は連隊経営者という
意味でこれが絶対王制のころの平時の軍隊の最大単位と聞いたの
ですが。また海軍の大佐(キャプテン)はもちろん艦長という意味
からきていると聞きました。
警察でも日本でいう警部はキャプテンとよばれ警部補はルテナンで
すよね。
普通科小隊長は三等陸尉(ルテナン)で機動隊小隊長も警部補(ルテナン)
大型護衛艦の艦長は一等海佐(キャプテン)で大型巡視船の船長は
二等海上保安監(キャプテン)
映画やドラマの訳者はその物語の筋に合わせて軍隊式の階級、警察式
の階級に訳しているのではないでしょうか。
以前やっていた消防士の映画「バックドラフト」でも第17小隊の
小隊長の主人公の階級はルテナンなのですが、プログラムの中の作品
紹介では消防中尉、映画の中での邦訳では日本式に消防司令補と訳され
ていました。
4名無し三等兵:2001/06/10(日) 16:59
特別司法警察職員は自衛隊法、海上保安庁法、麻薬及び向精神薬取締
法、司法警察職員等指定応急措置法(皇宮護衛官等)などによって定められ
ています。

警察官、皇宮護衛官は公安委員会規則により巡査部長以上が司法警察員、
巡査が司法巡査。

自衛隊の警務官は自衛隊法第96条により三等陸曹、三等海曹及び三等空曹
以上が司法警察員、各士長以下が司法巡査。

海上保安官は海上保安庁告知33号により一等海上保安士以上が司法警察員、
二等海上保安士以下が司法巡査。
5名無し三等兵:2001/06/10(日) 16:59
海兵隊の大尉は陸軍式にキャプテン?それとも海軍式でルテナン?
もし陸軍式だったら海兵隊の分遣隊が海軍艦艇に乗艦したらどうするのだろう?
空母には二人のキャプテン?艦長と海兵隊分遣隊の隊長。混乱しそう。
6名無し三等兵:2001/06/10(日) 17:00
任期制隊員の2士〜士長までと
巡査、消防士、三等海上保安士を同列視するのはどうかと思うが
俸給の目安なんだろうな。
7名無し三等兵:2001/06/10(日) 17:02
うろ覚えだけど、船に大尉(キャプテン)がいるときは、少佐(メジャー)と呼ばれると思った
8名無し三等兵:2001/06/10(日) 17:06
そもそも海兵隊の起源は陸軍から分派された歩兵隊であるため、これは自然な発想であったようである。1664年に第49歩兵大隊と第50歩兵連隊が分派されたのが英国海兵隊の始祖とされる。
だから海兵隊は海軍軍人でありながら陸軍方式の階級になった。
9予備陸士長:2001/06/10(日) 17:49
「誰が上位の者でリ−ダ−となるべきなのかすぐ判別できるように階級、
階級章があるのである」というのはその通りです。自衛隊法では防衛出動の際に海保を自衛隊の統制下に入れることができるとしています。
この際に、実際に敵艦と交戦するのは海自でしょうが、海自と海保が協力して行動する際、例えば小型不審船の共同臨検やこれら不審船に
攻撃されたときの指揮とる必要があると思います。
地上でも防衛出動にかかわらず、治安出動の際は、自衛官にも警察官職務執行方が適用されます。ということは自衛官も有事などの際は
警察官と同様の権限(自衛隊警務官を除く一般自衛官は犯罪の予防や制止、職質、現行犯や緊急逮捕の権限など)を行使することができる
と自分は解釈するのですが、そうだとすれば有事の際に自衛隊、警察、海保の権限に優先順位をつけたほうが良いと思ったのですが。
そのために各機関のどの階級がどの階級に相当するかが必要で、かつ同一相当階級の自衛官と警官・海保職員の権限及び指揮権が優先される
べきかを決めたほうが良いのではと思ったのですが。どうでしょう。
自分は防衛・治安出動などの際は、自衛隊の権限を優先すべきだと思います。
10名無し三等兵:2001/06/10(日) 18:25
平時の場合、警察官の地位が相対的に高くなる。
戦前までだと警視総監は少将と同格の扱いだし、
軍人より格下扱いされてきただけに、
意識的に職級を引き上げてるのでは?

警部と曹長が同格だったなんて、今じゃ考えられないよね。
11名無し三等兵:2001/06/10(日) 18:32
治安出動でも、相手によっては警察が主導のほうがよいこともあると、思われ
12名無し三等兵:2001/06/10(日) 18:34
>>9
海上保安庁法
第25条
 この法律のいかなる規定も海上保安庁又はその職員が軍隊として組織され、
訓練され、又は軍隊の機能を営むことを認めるものとこれを解釈してはならない。

これをみると自衛隊法と整合していないように見える
13予備陸士長:2001/06/10(日) 18:42
海保は軍隊じゃないけど、臨検は軍事組織としての行動ではないので、有事などには
海自と共同でやると思います。このとき、海事の護衛艦の艦長が一佐だったとして、
海保の巡視艇の艇長が三等海上保安監(およそ2佐相当)だった場合、実際に乗り込んで
臨検する自衛官と海保職員の各長が2尉と三等海上保安正(3尉または2尉相当)の場合、
そして臨検中に不意に敵が攻撃してきた場合の指揮権は、海自が優先されたほうが良いと
思います。
14名無し(敬称略):2001/06/10(日) 22:51
>>12
私が聞いた話では、「有事の際、海保は防衛庁長官の指揮下に入るが、
あくまで防衛庁長官のの指揮下に入るだけで業務内容は変わらない。
海保は海保のままで自衛隊と合体はしない」という解釈のようです。
15名無し三等兵:2001/06/10(日) 23:31
>>10
戦前は
各省次官=高等官一等=中将
で、警視総監は局長クラスだったから少将と同格なのは当然だし、
戦後は警察庁長官が各省次官と同格だから、
警視総監は将(各幕僚長)というと、
戦前も戦後も変わらない気もするが。
16名無し三等兵:2001/06/10(日) 23:49
そういや海保と海自ってかぶらないんですか?業務とか
17名無し三等兵:2001/06/11(月) 10:16
>>10 >>15
陸海軍相は中将がなっていたことが多いとか聞いてますけど、次官と大臣が同格だったの?
18名無し三等兵:2001/06/19(火) 06:41
米国では、軍と警察で階級章が共用のデザインだったように思いますが、
階級の数も同じなんですかね?日本も共用にすれば良いのに・・・。
19名無し三等兵:2001/06/25(月) 22:13
age
20>1:2001/06/25(月) 23:37
警察の構造改革の提言の本(6K円位)になぜか江畑謙介がかいてるね。
21名無し三等兵:2001/06/25(月) 23:39
>>17
次官はほとんど少将だったと思うよ。
22名無し三等兵:2001/06/26(火) 00:52
とすると>>15の話と整合性が図れなくなってくる・・・。
いずれにしても戦前は軍人優遇だったということか。

余談だが、3代目東京駅長は「オレは鉄道の大将」が口癖で、相手が大将でない限り、
将官クラスに自分から敬礼をすることはなかったそうだ。
これはこれで漢である(笑)
23名無し三等兵 :2001/06/26(火) 01:06
イタイ奴だなー。そりゃ「鉄道の王様」じゃなくて「東京駅の王様」
ってだけじゃん。駅長が国鉄経営してるわけじゃないし。(藁
24名無し三等兵:2001/06/26(火) 08:35
>>23
 東京駅の駅長ぐらいになると経営に参画するだろう。昔は知らないが
JRになってからの東京駅長は取締役だぞ。
25名無し三等兵:2001/06/26(火) 08:59
>>23
現業の中では一番高い地位なんじゃない?
経営陣は軍でいえば内閣の閣僚にあたる人たちだからね。
26名無し三等兵:2001/06/26(火) 11:58
>>21-22
大正期以降、次官就任時に少将だったのは
陸軍は山田隆一、海軍は鈴木貫太郎のみ。
ちなみに米内光政中将の海軍大臣就任時、次官は山本五十六中将、軍務局長は豊田副武中将で、
大臣、次官、軍務局長の3人とも中将だった例もある。
27名無し三等兵:2001/06/27(水) 21:57
>>22-25
戦後の国鉄と戦前のそれとでは多少性格が異なる。
戦前の場合、鉄道省(現国土交通省)所管による純然たる国営鉄道だった。
そのため、職員は全員公務員。

戦後、一連の民主化政策によって国鉄は日本国有鉄道と名を改め、
国が保有する公共企業体のひとつに格下げされた。
職員の身分は公務員ではなくなった(が、事業の性格上公務員に準じた)。

運輸関連を統括する運輸省が誕生したのちも、国鉄の理事(取締役)クラスは、
本省鉄道局長への天上りポストがあり、国鉄の威光は衰えなかった。

東京駅長は現業部門のトップというだけでなく、
天皇陛下の先導役を務める相当に格式の高い役職でもあった。
2827:2001/06/27(水) 21:58
スレの主旨から大きく外れてスマソ。
29名無し三等兵:2001/06/28(木) 22:54
あげてもよろしいか?
30名無し三等兵:2001/07/06(金) 21:58
age
31名無し三等兵
鉄道公安官も知りたい。列車砲とか?