戦史において不当に貶められた連中を語りましょう

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無し三等兵
ティルピッツと戦う決死の覚悟で船団を離れたのに「船団を見捨てた
卑怯者」のレッテルを張られたPQ17船団護衛部隊。

英政府の情報操作のせいで「被害は僅かだったにも関わらず僚艦フッド
を見捨て大破したビスマルクから逃げた臆病者」という非難を受ける羽目
となったプリンスオブウェールズと乗組員。

ちゃんと三川艦隊について報告したのに「帰投後、お茶を飲んでから
報告した」との汚名を着せられた名もなきオーストラリア空軍パイロット。

不当に貶められた勇者の名誉を回復するスレッドです。
2名無し三等兵:2001/05/25(金) 21:35
PQ船団のエピソードは熱いものが多いよね。
「死闘の駆逐艦」という英国駆逐艦艦長の書いた戦記がおすすめ。
PQ17の汚名をきせられたあと、マルタ島輸送船団護衛で死闘、また死闘…
3名無し三等兵:2001/05/25(金) 21:38
とりあえず、外交官の怠慢で卑怯者のレッテルを貼られた日本という国について語るのはダメですか?
4名無し三等兵:2001/05/25(金) 21:41
一空事件とか
5名無し三等兵:2001/05/25(金) 21:44
百人斬り事件
6名無し三等兵:2001/05/25(金) 21:57
 >3
予定通り攻撃開始前1時間程度で宣戦布告しても、やはり卑怯者
だと思うのは俺だけでしょうか?
7名無し三等兵:2001/05/25(金) 22:01
>>6
アメリカはスペインとの戦いでもっと卑劣なことをしている。
んなこと言えた義理ではないよ。
8A.A.ヴラソフ:2001/05/25(金) 22:53
私達の部隊なんかは戦史で貶められるところが封殺されちゃいましたが……。
9名無し三等兵:2001/05/25(金) 23:34
東條英機かな。

そりゃ〜責任は甚大だけど、なんでも東條のせいにして
「ほっかむり」した人多くないですか?
10名無し三等兵:2001/05/25(金) 23:46
>>9
死人にはいくら鞭打っても同じ、的な言い訳が聞けそうですな。
11名無し三等兵:2001/05/25(金) 23:46
東郷外相は?戦史とはちょっとずれる気もしますが。
12名無し三等兵:2001/05/25(金) 23:49
エアハルト・フォン・ラインダース空軍大尉
13牟田口廉也:2001/05/25(金) 23:55
おれは?・・・・やっぱダメ?
14名無し三等兵:2001/05/25(金) 23:55
>>13
だめです。
15佐藤幸徳:2001/05/26(土) 00:01
俺は?
16イタリア:2001/05/26(土) 00:10
お前等は甘い、我が国の軍隊に比べれば
17赤軍将校:2001/05/26(土) 00:18
スパイ行為なんぞしておりません。
18クロパトキン:2001/05/26(土) 00:19
俺は?
19辻政信:2001/05/26(土) 00:20
俺の立てた作戦は正しかった!前線指揮官が無能で臆病だっただけだ!
それをおれのせいにするとは・・・ゆるせん!
20フェルディナント シェルナー元帥:2001/05/26(土) 00:46
オレはアルプス要塞に行こうとしたんだ、脱走した訳ではない。
アメ公のMPに連行されているとき、「私服」を着ているが...
まぁ、気にするな。
21栗ちゃん:2001/05/26(土) 00:57
ちょっとビビって、反転しただけじゃん、だめ?
22フランス:2001/05/26(土) 00:58
フランス軍コマンド部隊って知っている人いない????
23ノモンハン:2001/05/26(土) 01:17
須見大佐〜!!(もったいない、もったいない)
24乃木希典:2001/05/26(土) 01:20
なんだい、なんだい、児玉ばっかりひいきして。
俺だって教範どおりの指揮してたんだぞ!
損害は少なくなかったけど、第1次大戦時のフランス軍よりマシじゃんか〜
25明治帝:2001/05/26(土) 01:37
>>24
「乃木を代えてはならん」
26名無し三等兵:2001/05/26(土) 01:37
あーあ、ここもクソスレに。スレ立てた人、かわいそう
27牟田口廉也:2001/05/26(土) 01:39
ふふふ、生き残れもしなかったやつがいるが、
俺が一番優秀だったってことだな・・・(笑)
どいつもこいつも使えないヤツばかりだ。
少しは俺のつめの垢を煎じて飲むといい。
28真面目にいこう:2001/05/26(土) 01:41
>>26
狭義の「戦史」とは離れるが、外交官の杉原千畝はどう?
29乃木&伊地知:2001/05/26(土) 01:43
司馬遼太郎の情報操作にやられました
30名無し三等兵:2001/05/26(土) 01:45
>>28
帰国したら、害務省を辞任させられてしまったとか。>杉原氏
それでも、いちおう名誉は回復されている…と思いたいのですが。
そういえば――
シンドラーさんって、あのあと、どうなっちゃったんでしょうね?
31名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:02
>>30
某「作る会」の奴らは、杉原氏の行為は当時の外務省が人道的見地から
指示を出して云々といってるらしい。

しかもあろう事か氏の回顧録を出した杉原夫人に対して、「手柄を一人
占めにする気か?」なる暴言を吐いたというんですから…
32名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:04
>>31
マジですか?例の連中もかなりドキュソだが、あの会も問題皆無じゃないか…
33名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:08
>>26
実は数年前リトアニアの新聞に杉原千畝についての
調査報道記事がでた。
現地語のできる友人の話によると
杉原はNKVD(だったかな?)のスパイだった可能性が高いらしい。
当時リトアニアで工作を行っていたNKVDのインフォーマー
だったことは間違いない。
ただ真性の裏切り者だったのかどうかは、分からない。
情報収拾の一環としてNKVDの現地機関と情報交換をしていただけの
可能性も残されているようだ。
(ねたではないよ。)
34名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:11
>>33
ソース希望
35名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:11
>>33
再びマジですか!?
NKVDって、あーた、奥さん…いかん、錯乱している。
しかし当時の害務省の人間が…
36名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:14
田中頼三って名将って言われたり、
思いっきりけなされたりしてんのを見たけど。
37名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:18
>>34
すまんなあ。聞いた話だから。
ちょっと本人にくだんの新聞記事の取り寄せができるか
どうか聞いておくよ。まだ日本にいると思うから。
>>35
マジだよ。
正直言って俺も意外だった。
スパイ説をとれば、
外務省を辞職以降の彼の経歴も
説明がつくかもしれんなあ。
38名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:20
スパイ説がただしければ、外務省に記録が残ってるかもね
39名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:23
>>37
どうかよろしくお願いします。
…すごく無礼な発言で申し訳ないけど、ネタだとしても凄い話です。
そこらのサスペンスがふっ飛ぶドラマだ……>彼の経歴
40名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:25
>>33
確か杉原が発行した通過査証をソ連領事館は尊重する意思がある、と確約
してからビザ発行を行ったという経緯だったから、その前段階で彼がソ連
側に何らかの恩を売っていた可能性は高いでしょうね。

あと、彼の母校であるハルビン学園って二重スパイの生産地みたいに言わ
れる事もあるそうです。
41名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:26
現実って、結構ロマンに満ちているよな。マジでさ。
42名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:29
つーか、やっぱり本物には勝てないか、創作じゃ。
43名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:32
>>38
外務省は気がついていないかも。
それにモグラは他にもたくさんいたんじゃない?
公安に逮捕されたあと警視庁の窓から投身自殺した外交官もいた。
44名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:36
>>43
あの事件で自殺した外交官も
戦前・戦中から浸透を受けたのかもしれん。
また他にもモールはいたかもしれん。
ただ本人が死んでしまったので
真相は結局ウヤムヤになったのだが。
45名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:36
ん〜。
日本人がスパイの話を遠い世界のように感じるのって、
情報操作の賜物か?
こういうことを考えるのを「ダサい」としてしまうように…

>謀略史観厨房発見!(ワラ

スマソ。
46杉原スパイ説というか・・・:2001/05/26(土) 02:38
それNHKでもやってたけど、ピザ発行とシベリア鉄道利用による
ユダヤ人のソ連領内通過に関しては、なんらかのバーターがNKVDと
あったでしょう。

ただいわれるような自主的な「情報提供」ではなく、あの当時の
NKVDの強引な情報収集、圧力を前にすれば、
「ある程度は本省承認のうえでの情報提供があった」
というないようだったと思う。

NHK
47名無し三等兵:2001/05/26(土) 02:45
それもありうると思うけれど、NKVDに徴募されてたのかも。
48名無し三等兵:2001/05/26(土) 03:46
杉原千畝って外務省の方針に逆らってビザを発給したんでしょ。
それって方向性は違っても、関東軍の連中と変わらんと思うんだけどどうよ?
49佐藤幸徳:2001/05/26(土) 05:22
>>48
信念を貫き抗命するか、義務に従って命令どおりにするか。
それって常に付きまとう問題だよね。オレもそうなんだけどね。

人道を優先すべきか、義務を優先すべきか。
今の価値観だったら人道なのかもしれないけど。
50名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/26(土) 05:28
>>46

杉原がビザを発行したユダヤ人の多くはソ連内で殺されたから
それはないのでは。
5148:2001/05/26(土) 05:53
>>49
善意でも、中央政府の意向を無視して、現地が暴走するのが常態化するのはまずい。
彼の退職が処分だとしたら、それは正しいと思う。
52名無し三等兵:2001/05/26(土) 06:06
>>9
東条の最大の罪は、開戦派を憲兵を使って皆殺しにしなかったこと。
天皇陛下のために死ねるなら、泥かぶれ。
53名無し三等兵:2001/05/26(土) 11:48
杉原を言うのだったら東条英機だってシベリア鉄道経由で逃げてきたユダヤ人の庇護
を実践してるんだけどな。
54名無し三等兵:2001/05/26(土) 12:50
>>48
処罰が無いことを見越して行動した関東軍と同列にはできないと思うが?
55名無し三等兵:2001/05/26(土) 12:53
東条は余罪多過ぎ。
杉原は日本人イメージの向上に役立ってるので、不粋なことは言いません。
56名無し三等兵:2001/05/26(土) 13:29
でも、東条って公私の区別をきっちりつける人間だったらしいよ。

東条の息子が名古屋の三菱で働いていたそうだが、東条が工場視察に来たとき
工場見学の時のついでに息子に合わずに、あとで電話でアポイントを取ってから
息子に合いにきたそうな。
57名無し三等兵:2001/05/26(土) 13:38
人間的にきっちりしてるのに国は滅ぼしてしまった、なら意味ないな。
58東条:2001/05/26(土) 13:51
私の趣味は庶民の塵芥箱チェックなのであります。

「ぜ〜たくしてる奴はいねがぁ〜っ?
 政体批判してる奴はいねがぁ〜っ?」
59名無し三等兵:2001/05/26(土) 14:17
>>57
きっちり国を滅ぼした立派な人です。(藁
60名無し三等兵:2001/05/26(土) 14:48
牟田口廉也は?
確かにインパール作戦は無謀な作戦だったんだろうけど
彼に全て責任を押し付けているような気がする。
61名無し三等兵:2001/05/26(土) 14:52
>>60
いや、インパールについては牟田口が全部悪い。
大本営もビルマ軍も参謀も指揮下師団長達も
みんな反対していたのに着任前の方針と逆の
攻勢に出ようとしたのは牟田口だけ。反対されると
部下を次々解任してイエスマンにすげかえて強行。
あげく、あの体たらく。
62名無し三等兵:2001/05/26(土) 15:29
>>61
それを認めた上級指揮官の責任は?
3万人の将兵を無駄死させて、最後(恐らく亡くなるその瞬間まで)
反省の色がなかったのはたしかにイメージ悪いが、
一人に責任を押し付けようとする組織体制は、どうかと思うが?
63名無し三等兵:2001/05/26(土) 15:52
>>62
牟田口が上級指揮官の言う事を聞いたとも思えんが。
64名無し三等兵:2001/05/26(土) 15:59
だな。いくら牟田口の独断専行が目立っていたとはいえ、
あくまで陸軍という組織の枠組みを超えるようなことはしていない。
インパール作戦の骨子だって大本営から指示されたものだったし。

牟田口の残した回想録より↓
「(インパール作戦時の大本営課長)服部卓四郎君が復員局
に居られた当時、戦争史料を整理する為イムパール作戦関係者が
集まった際、私はその時まで疑問にしていた「イムパール作戦に
ついて大本営としては希望していたか」との私の問いに対して、
「冗談ではありません、大本営としては反対であった」旨答えら
れた。私は途方に暮れた感じがした」

確かに強引に作戦を実行してしまった牟田口も無能だが、より卑怯
な奴らもいっぱい。
65名無し三等兵:2001/05/26(土) 15:59
>>62
どちらかというと個人の暴走の引きずり回された組織体制の方が
問題ありだと思う。
66むだぐち:2001/05/26(土) 15:59
なんだと、グラァッ!!
おめえらみんなインパール行きだ、インパール!
67名無し三等兵:2001/05/26(土) 16:06
>>65
ノモンハンの時もそうだし、盧溝橋の時もそうだな。
68名無し三等兵:2001/05/26(土) 16:13
無謀な参謀の私物命令で無茶な作戦をやらされて
責任だけとらされた指揮官って結構居そうだが
個人名が思いつかない。
なんだか,自決の強要までされたようなことをどこかで
読んだことがあるんだけど・・
69名無し三等兵:2001/05/26(土) 16:22
>>68
辻正信参謀のことですか?
ガダルカナルのとき、川口旅団長そして第2師団に
責任をなすりつけましたね。
自分は帰還命令がでたのでとっと本国に帰りました(笑)
70大日本帝国:2001/05/26(土) 16:22
大日本帝国は本当は負けていないって言うことを知っています?
71名無し三等兵:2001/05/26(土) 16:29
>>68
もちろん,ドキュン三暴の辻(逝って良し)氏のことは知っています。
ただ,他のドキュン三暴の例や辻の被害にあった不運な部隊長については
余り知らないので。
72名無し三等兵:2001/05/26(土) 16:33
さすがに辻クンを庇うやつは誰もいないようだなぁ。
誰かフォローしてやってよ(ワラ
73名無し三等兵:2001/05/26(土) 16:37
川口旅団長の川口支隊はもう少しで海兵隊の防御線を
突破できそうだったのですが、失敗。
残存兵力で突撃を強要した辻参謀にたいして拒否。
結果、なんと辻参謀が司令官の川口少将の指揮権を剥奪!
しかも恐ろしいことに戦後も川口少将の悪口を言いふらし、
怒った川口少将を地元におびき寄せて、自分の支持者
(戦後、辻は議員になっていた)を動員して、
悪口雑言・・・
かわいそうな川口少将・・・
相手が悪かった(笑)
74名無し三等兵:2001/05/26(土) 16:39
ナイスフォロー↑
75名無し三等兵:2001/05/26(土) 16:42
辻といい森といいあの近辺は・・・
76富永恭次:2001/05/26(土) 16:59
これから突撃するぞ! 私が先頭だ!!!
77もう一発:2001/05/26(土) 17:01
第2師団のよる第2次総攻撃も失敗。
ジャングルが深く、細い一本道を進撃路にしなければ
ならなかった。戦力の集中ができなかった・・・
後方の戻ってきた辻参謀は増援に行く、第38師団の参謀に
「第2師団がへなちょこだから失敗した」
「精鋭の38師団がいけぱ勝利間違いなし」
みたいなことをいったが、38師団の参謀は
いかに帰還命令といえど勝てる戦場を放棄する辻ではない。
これはえらいことになると考えたらしい。
結局、第38師団は戦力が残っているうちに撤収することになった、
壊滅状態の第2師団をしんがりにして(笑)
78被害者の会結成か?:2001/05/26(土) 18:40
>>68
水上源蔵少将も辻タンにヒデ〜目に合わされた気の毒な将軍です。
詳しく知りたいお方は「ミートキーナ」あるいは「ビルマ戦記」あたりの
キーワードで検索すれば詳細を知ることが出来るかもしれません。

さらに忘れちゃいけないのが本間雅晴中将。辻タンが指導した
「バターン死の行進」の責任を取らされて処刑。

おっとっと、そういや山下奉文大将も
マレー作戦で辻タンの独断命令の被害にあってるね。
たまたま勝ったからよかったけど、負けてたら太鼓腹を斬らされてたね。マジで。

ついでにノモンハン事件でも辻タンの指導したドキュン歩兵突撃作戦の大失敗で、
連隊長が何人か「死ね」とか言われてるよね。
7978:2001/05/26(土) 18:41
辻タンは同僚のハットリ君や海軍の神タンと並んでドキュソであることは間違いない。
でも、上にあげた将軍連中にも相当な問題がある。
なんでも、戦前の日本では将官の理想は西郷ドンだったそーで、
要するに「部下のすることに口は出さずに結果責任は自分でかぶる」
が素晴らしい将軍像とされていたそうだ。

これでは辻タンたち参謀に舐められるもの無理ナイよね。
80Mk-46:2001/05/26(土) 19:07
>>79(良いこというなあ)
一方では「天皇」を頂点にした
カチっとしたピラミッド型の組織がある一方で
下克上と無責任がまかりとうるのが
帝国陸海軍。あるいは前近代的な日本型組織。

天皇から親任された軍司令官の権威が
中堅幹部にいまひとつ効かない。
このあたりに戦前の天皇制ナショナリズムの未成熟が
あるのかもしれんな。丸山真男でも読むか・・・・。

とはいえ下手な盲目的天皇制信仰が常態になっていなかった
明治陸海軍のリーダーシップは大したもの。
昼行灯の振りをしていた大山巌あたりは、すごいと思うよ。

しかしまあ軍の制度が高度に整備され、官僚制が発達すると、
将官がいわば「祭りの御輿」になってしまった。
>「部下のすることに口は出さずに結果責任は自分でかぶる」
こりゃ「適材適所の配員をしたうえで
部下の仕事を大所高所の見地からモニターする」という
大前提が無ければ、指揮権の形骸化・形式化になるなあ。
81名無し三等兵:2001/05/26(土) 19:16
>>79
>「部下のすることに口は出さずに結果責任は自分でかぶる」

直接の配下の参謀ならともかく、辻は大本営参謀なので
部下ではないですよ。権力をちらつかせて現場を混乱させただけ。
しかも西郷隆盛の部下は西郷のためなら死んでも良いと思っていたので
辻とは逆ですな(笑)
82名無し三等兵:2001/05/26(土) 19:47
>>80
大山巌の参謀総長時代は、どうなのかな?
小林道彦『日本陸軍の大陸政策 1895−1914』だと、
大山が急死した田村怡与造次長の後任に望んだのは
福島安正、伊地知幸介、乃木希典のどれかだったのが、
山県閥に児玉源太郎を押しつけられ、
大山は児玉を次長にするなら辞職して児玉に総長職を譲ると言ったのを
山県の慰留で留任したとあるのだけれど。
83名無し三等兵:2001/05/26(土) 19:59
東條氏は確かに細々としたせこいことが目立つので損をしてますね。
あの大戦指導をたとえば近衛なんかが彼以上に出来たか?
と言うことを考えてみて初めてドレくらい
彼がダメなのかを測れると思いますが・・・

だいたい、海軍はコントロールできなかったんでしょう?
統帥権の独立とやらで。

それに、東京裁判でまとまった形で日本の立場を弁明をきちんとやったあたりなんかは
まあ、結構いい根性だなあ、と思いますが。
84名無し三等兵:2001/05/26(土) 19:59
「1下級将校の見た帝国陸軍」に書いてたんですが,どうも
辻参謀,フィリピンで米軍捕虜の処刑を命じたらしいです。
まあ,あまりの無茶さに未然に防がれたらしいですが・・

引用
(辻が)シンガポールから東京へ赴任の途中,ここに現れて戦況視察の度に兵団長以下
各級指揮官に”捕虜を殺せ”と督励して歩いた
(中略)
「その参謀(辻のこと)は現地に行って直接連隊長以下各隊長に”全部殺せ”と指示する始末
参謀長は師団司令部から副官をその有名な参謀に着けてやって,その参謀の言うことは
師団長の命令ではないといちいち取り消して回る始末だった」
85名無し三等兵:2001/05/26(土) 20:50
辻のドキュンさを語るだけでスレッド立てれそうだな。
86名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/26(土) 22:19
キングの不興を買っていたせいで珊瑚海、ミッドウェー、第二次ソロモン海戦勝利の
功労者なのに異様に影の薄いフレッチャー。
87辻政信:2001/05/26(土) 23:35
>>86
アーネスト・キング作戦部長は?フォレスタル長官には相当嫌われてたようですが。
アイゼンハワーもキングとマッカーサーの傲慢さと独善ぶりには閉口していたとか。
8887:2001/05/26(土) 23:36
うわ、とんでもないHNになってもーた(w
89名無し三等兵:2001/05/26(土) 23:44
>>85
確かに辻参謀は有能なのだが、悪辣なのだ。
本来、統帥部が負わねばならない作戦失敗の責任を
現地部隊に転嫁して、統帥部の面目を保ち、
しかも気に入られ、現地部隊の長には、
自決をせまったりする。
しかも本人がそれを計算の上でやっているから
なお恨まれるのだ。
君の組織にもそういう人いないかな?(笑)
90ののたん:2001/05/26(土) 23:57
>>89
>確かに辻参謀は有能なのだが
激烈に同意。
1・・自身の名声を高めるべく宮様のご教育係に立候補。
2・・自身の名声を高めるべく戦争中も新聞にせっせと寄稿。
3・・自身の名声を高めるべく政界に進出。
4・・自身を伝説にすべくラオスで失踪。
すっ、素晴らしい自分フェチだ!!!
でも作戦参謀としてはロボコン0点以下だけどな。
91名無し三等兵:2001/05/27(日) 02:14
辻タンなんでラオスで失踪しちゃったのよ?
犯人とか特定できてないの?
92名無し三等兵:2001/05/27(日) 02:34
>>91
何のために犯人特定せないかんの?…あっ、表彰するためか(藁
93名無し三等兵:2001/05/27(日) 02:38
いや旧軍関係者の怨恨による犯行とかだったら面白いかな
と思ってさ・・・。
94名無し三等兵:2001/05/27(日) 02:43
魏延
95Mk-46:2001/05/27(日) 03:11
>>82
満州軍司令部における大山の活動は、積極的に評価しても良いと思うのだけどなあ。。
日露戦時・満州での戦いは
深入りすればするほど後方連絡線は長くなり、
さりとて長期戦は不可という、実に極限的な状況にあったと思う。
そんななかで、大山は山県・児玉とともに、参謀・隷下軍司令官たちの
「イケイケ・ドンドン」を効果的に抑制したと思う。
まあ日清戦時・師団長時代の山県の失敗を、
うまく教訓にとりいれていたのかもしれないな。

明治陸軍を褒めすぎたので、少し付け加えると
藩閥支配はやはり酷かったと思う。
この藩閥退治のために、陸軍は試験選抜(ある意味「近代的」だ)によって、
陸大出身者を軍の中枢に据えていく。
まあ近代的な官僚制の徹底で、藩閥という一種の地縁ネットワークを、
駆逐せんとしたわけなのだが・・・・・
藩閥より悪い副産物を、生んでしまったような気がするよ。
96名無し三等兵:2001/05/27(日) 03:51
宇垣纏も結構ひさんな評価をうけてるような気がする。
參謀長時代には、手柄は変人にもっていかれ、
ミスは宇垣のせいにされる。
最後の特攻にしても、形に問題がある、という意見はあろうが、
大西の他に明確に責任とったの、宇垣だけだよなぁ。
おまけに大艦巨砲の権化とか言われているが、
航空機の威力も十分認めている。
みなさんどうですか?
97名無し三等兵:2001/05/27(日) 06:53
>>79
>「部下のすることに口は出さずに結果責任は自分でかぶる」
オイオイ、インパールやノモンハンの責任を取った将官なんているのか?
(一線部隊の指揮官で責任をとらされたのは除く)
98名無し三等兵:2001/05/27(日) 06:59
真珠湾攻撃時の太平洋艦隊司令長官キンメル大将は?
太平洋艦隊ごとルーズベルトの生贄の羊にされてしまった。
99名無し三等兵:2001/05/27(日) 08:41
着任以来何もしなかったけど
参謀に「そろそろ時間です」と言われて
文句一つ言わず従容と自決した将軍がいたな
100名無し三等兵:2001/05/27(日) 08:52
>>96
GF着任当初は人間関係がうまくいってなかったそうだけど
その辺の影響が出てるのかもね
101名無し三等兵:2001/05/27(日) 09:11
晩年に名誉回復されたとあるが、それでもJG52司令官ヘルマン・グラーフ
大佐を挙げたい。

終戦間際、経空撤退の司令部命令を受けるも、それがソ連軍の阻止砲撃を招き、
避難の民間人に被害を及ぼすとの懸念から、これを拒絶。
避難民を引率の上で米軍に降伏するも、ヤルタでの「ドイツ系大統領」の「無
責任な口約束」により引き渡され、ソ連での抑留生活が始まる。
そして収容所での捕虜生活の間に、パイロット間の互助協定にサイン。

それがなぜか、収容所の長く苦しい捕虜生活に耐えかねてソ連に魂を売ったと
された。
そのために、釈放後もパイロット達の間では除け者扱い。

冒頭に書いたように、死に際に名誉回復されたそうだが、それまでに受けた謂
れ無き誤解が彼の寿命を縮めたと思うと、何の慰めにもならない。
孤独な余生の間、言い訳と取られるのを嫌ったのか、何も反論しなかった忍耐
が、余計に涙を誘う。
102名無し三等兵:2001/05/27(日) 09:47
打通作戦で日本に最後の大勝利をもたらした支那派遣軍は
もっと賞賛されて良いのではないでしょうか?
103名無し三等兵:2001/05/27(日) 09:52
>>91
犯人はゴルゴ1・・・・
(ズキュゥーーーーン)
104名無し三等兵:2001/05/27(日) 10:00
>>102
何らかの戦略目標を達成したのなら賞賛されても良いと思うけどね・・
打通作戦の話は打通作戦統合スレでやらない?
105名無し三等兵:2001/05/27(日) 10:01
>打通作戦で日本に最後の大勝利をもたらした支那派遣軍

中国国民党軍も共産党軍も彼らの戦闘能力は高く評価し、
共産党軍は満州で旧日本軍の武器弾薬を頼りにし、
国民党軍は台湾で旧日本軍の司令官を軍事顧問にしてる。
106名無し三等兵:2001/05/27(日) 12:05
>>91
ラオスで性転換手術して「辻」本清美と名乗って活躍しております。
107名無し三等兵:2001/05/27(日) 12:11
>>106
ロ〜ボコン れ〜てん!!
108名無し三等兵:2001/05/27(日) 12:21
ドキュン辻について研究した資料って無いのかな?
知れば知るほど味わいのある人物なり。
109海の人:2001/05/27(日) 12:28
>>108
 ふと思ったんだけど、あと20年もしたら「新事実」がねつ造された挙げ句
「天才参謀・辻正信」とか称えられてそうで、ちょっと鬱かも。
110名無し三等兵:2001/05/27(日) 12:35
>>106
今度全国区復活するらしいけどたぶん大丈夫でしょう。
111名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/27(日) 13:40
「貶められている」わけではないけど、全く知られていない「北」号輸送作戦。
あれだけ見事に成功した作戦は他にはキスカ撤退ぐらいしかないぞ。
112>111:2001/05/27(日) 13:56
カチカチ山に成りかねない艦隊だったな
113名無し三等兵:2001/05/27(日) 14:45
シュペーのラングスドルフ艦長
最近になって、自沈以外の選択肢が事実上無く。あの時点で取りうる次善の
勇気ある決断だったと言う事が分かってきていますが、当時全世界注視の中
の中で自沈の評価は・・
●ヒトラー:英艦の1,2隻は道連れにしてくれるモノと期待していて激怒。
 海軍(水上艦)への不信の種に。
●第3国世論:一発派手な結末を期待してたのに自沈で萎え萎え。ヘタレな
 艦長に非難集中。
●英仏政府:初戦の勝利なので宣伝しまくり、ドイツ(=ラ艦長)を中立港
 に逃げ込んだ卑怯者と貶めまくり。
11468:2001/05/27(日) 18:57
辻氏についてはまだまだ話題が出そうなので新スレ立てました
「日本一の無責任参謀 辻政信」
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=army&key=990957311
115名無し三等兵:2001/05/27(日) 23:45
ミッドウェーの友永大尉はどう?
身持ちの悪さを指摘されてたりとか色々あるけど、
当時の海軍将校ともなれば妾のニ、三人くらいいて当たり前だし、
例の電文にしたって、草加なんかが自分の責任を回避する為に
利用しているだけに思えるし。
116名無し三等兵:2001/05/27(日) 23:58
>>1
>ちゃんと三川艦隊について報告したのに「帰投後、お茶を飲んでから
報告した」との汚名を着せられた名もなきオーストラリア空軍パイロット。

えっそうなの?てっきり実話だと思ってた。
117名無し三等兵:2001/05/28(月) 00:12
>>115
友永大尉の「身持ちの悪さ」って澤地久枝の本ね。
太平洋戦線初陣だし、中国戦線でもあまり実戦経験のなかったらしい友永を
あれだけの大作戦でいきなりミッドウェー空襲部隊の隊長にしたのは
ミスキャストだったと思うよ。
118名無し三等兵:2001/05/28(月) 00:30
>>111 カダル撤退は?多号作戦は?栗田のカダル砲撃は?
   北号作戦も 南一号作戦も立派な作戦じゃったがのぉ。
   皆が知らない成功した作戦を上げていったらキリがないぞぉ
   いまどきの若いもんは真珠湾すら知らないらしいからなぁ。
119名無し三等兵:2001/05/28(月) 23:36
>>118
>皆が知らない成功した作戦を上げていったらキリがないぞぉ

>カダル撤退は?
そもそもの攻略作戦が失敗してるので成功も何もありません。
>多号作戦は?
文句のつけようのない失敗です。
>栗田のカダル砲撃は?
不徹底が指摘されてます。飛行場の占領にも失敗しました。


栗田のカダル砲撃は?
  


多号作戦は?栗田のカダル砲撃は?
  
  
120名無し三等兵:2001/05/28(月) 23:54
>>119
そういうステレオタイプの思考はどうかな。最終的に負けてるので
どの様に貶める事は可能だけど。キスカや硫黄島での現場の冴え
まで否定するのはどうか。(否定して無いとはおもいますが>119さん)
確かに大本営レベルでの作戦は戦略的に評価できるのは皆無といって
いいぐらいなんですが。
121名無し三等兵 :2001/05/28(月) 23:58
醍醐忠重は?
122キスカ以外で:2001/05/29(火) 00:08
地味だけど割に成功した作戦。
見事に米チャンを出しぬいた作戦(戦闘に限らず)て
どんなものがあるでしょうか?

あっ、大陸打通系はケッコウです。
123たらりら〜