1 :
ラインハルト・ハインリッヒ:
えーっと、終わったはずの戦後補償ですが、
左翼の皆様はことあるごとに「ドイツは・・・」
と言います。
一応、ドイツの戦後補償は調べましたが。あくま
で「あーしたこーした」のデータのみで。
そこで豊富な知識を持つ軍事板の皆様、「ドイツ
の戦後補償はなんぼのもん」なのかまたどんな国家
戦略があるのか教えていただけませんか?
歴史板では左右の争いがあると思い。軍事板にしま
した。
ここで戦後補償のことを語ると「私は敗北主義者です」と
書かれたプラカードを首に掛けられた上で絞首刑にされ、
晒し者にされる・・・
自分の国のことを悪くいう為に独逸を引き合いに出す人は多いようだ。
とりあえず自分の知る限りでは独逸も大した事はしてない様だけど。
ここで聞くより自分でもう少し調べてみたほうがいいと思われるが。
(あーした、こーしたというデータからでも何かは見えてくると思う)
3 :
エルンスト カルテンブルンナー:2001/01/29(月) 12:32
・・・・・
4 :
エルンスト カルテンブルンナー:2001/01/29(月) 12:33
なんでハイ閣下が???
5 :
ヘルムート ナウヨクスSS少将(SD・武装SS兼任):2001/01/29(月) 13:33
ハイドリヒ???うわっ!
嫌な奴だ!なんでまたこいつが出てくるんだよ?
保安部から東部戦線への左遷、怨むべし!
6 :
名無し三等兵:2001/01/29(月) 21:30
すべてベンゼンこと藤原に任すべし
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/29(月) 22:13
ドイツは統一まで「戦後補償」をしたことはありません。
補償したのはあくまでも「ユダヤ人迫害」だけです。
8 :
名無し三等兵:2001/01/29(月) 22:32
>>2 ドイツもの「も」ってなんだよ?
ウチの国は天文学的な賠償金を払ってるぜ。
9 :
名無し三等兵:2001/01/29(月) 22:37
ドイツは1マルクたりとも対戦国家に対して賠償金は支払って
おりません。理由はドイツ統一後安定してから支払うという事
になっているためです。現在、各民間企業でナチスに加担して
囚人を使った企業による賠償基金設立が開始された段階です。
10 :
名無し三等兵:2001/01/29(月) 22:57
>>7 今現在「戦後補償」真っ最中ベンツ、VW、ジーメンス等々戦時中の
強制労働の補償をロシア、東欧の被害者に支払うことに。
「フランスやろーが終わったと思ったら、こんだロスケかい。きりねぇなぁ」
とはおもってはいるだろうが、とりあえずそれ用の財団をつくっている。
12 :
名無し三等兵:2001/01/29(月) 23:18
ドイツは賠償してる。
ただしユダヤ人虐殺などをドイツ人のやったことではなく
ナチスのやったことと定義して賠償している。
ドイツ人もナチスの被害者だったんだとさ。
その証拠に戦争の賠償としてドイツ系住民の私有地を接収した
東欧のどっかの国(どこか忘れた)にはビタ一文たりとも払ってません。
13 :
名無し三等兵:2001/01/29(月) 23:34
>ユダヤ人虐殺などをドイツ人のやったことではなく
>ナチスのやったことと定義して賠償している。
国防軍が占領地でやった捕虜虐待とか、日本と同質の問題行為は
賠償しているの?
14 :
名無し三等兵:2001/01/30(火) 00:01
>>13 国防軍関係の賠償はやっていないと思われます。
それどころか、ドイツ国内で「国防軍の残虐行為展」をやろうとしたら
市民の猛反発を買い、中止に追い込まれたぐらいですから。
15 :
名無し三等兵:2001/01/30(火) 00:14
16 :
>>15:2001/01/30(火) 00:23
お。ラルフ・ジョルダーノの<第二の罪>ですな。
1987年だかに出版された、ドイツ戦争神話「市民はユダヤ人虐殺を知らなかった」
「戦後の西ドイツ政府とナチス政府のあいだに官僚の連続性はない」
「(リデル・ハート史観的な)ドイツ国防軍はプロイセン的高潔さで戦争にのぞんだ。
ゲシュタポ・親衛隊の戦争犯罪とは無縁である」等、検証し大論争をまきおこした
アレですね。
ライヘナウとマンシュタインの「ヨーロッパ文明の守護者としての独ソ戦」という
ナチへの共感を、相当、くわしくのべてますね。この本
17 :
ええっ。あの立派な人が!!??(笑):2001/01/30(火) 00:31
『Die zweite Schuld(ドイツ第二の罪)』(1987 白水社)
これで読んで、おおって思ったのは・・・
ポーランド侵攻当時、
特務部隊のポーランド指導層の組織的虐殺を批判したので有名な
ゲオルグ・フォン・キュヒラー大将(砲兵)のエピソード。
「ドイツの面汚しであるSSは陸軍の管轄地から出て行け」
と陸軍総司令部にねじこんだ高潔さばかりクローズアップされてますが、
の後日談。
40年8月に18軍司令官に昇進したとたん、
「陸軍の将兵は、ポーランドにおいて現在遂行されているドイツ民族の
闘争(アインザッツグルッペンの活動)は、(低レベルな道徳観によって)
安易に批判してはならない」
と声明をだしたという点ですね。
18 :
フェルキッシュ革命:2001/01/30(火) 00:36
結局。
結果オーライで、国防軍統帥部のかなりが、従来言われるよりは
ヒトラーの民族革命理論、というか、ユダヤ人を排した大ドイツ帝国建設に
共感をしめしたんですな。
ま、それが人間というものです。
それにしてもシュリフェーンプランで中立国侵犯を最初から念頭におくだけあって、
ドイツ参謀本部というか<ドイチェラント>というのは、なかなか西欧の理念では
はかれぬ<悪の帝国>です。
ぬははは
19 :
最後に一言:2001/01/30(火) 00:52
つづり忘れたが、ザッハリッヒ(即物的)。
西欧の理念では計り知れぬ大ドイツ帝国の暗黒ぶりを解析する
キーワードだと、これこそ思うが、いかがか。
>>8 費用対効果ではペイしてるとは言えないだろうな。
金額の大きさを自慢しても意味なかろう。自己満足にすぎん。
考えて使わないと
>>11の言うようにいつまでも終わらないぞ。
21 :
名無し三等兵:2001/01/30(火) 09:40
>>15 >>16 だいたいドイツ国防軍最高司令官がアドルフ・ヒトラーその人なのに、
「国防軍はナチスとは別」なわけ無いよなあ。それともヒトラーとナチスは別?
22 :
名無し三等兵:2001/01/30(火) 12:03
>>21 そこらへんがドイツが上手いところなんだろう。
国防軍の将校たちは確かにヒトラーを快く思ってはいなかっただろうが
結局のところはナチの行動を手伝った。
それで戦後になったら今度は、
「貴族の将校団である国防軍はナチとは別」と言い逃れ。
これくらい平然と二枚舌を使えて初めて「外交」ができるんで、
日本みたいに
国民の利益よりもバカ正直であることのほうが重要だ、
なんて勘違いしてる国が謝罪なんかするもんじゃないよ。
どこまでも相手につけこまれるだけなんだから。
相手に弱み見せるときにはきちんと予防線引いとく、
それって交渉ごとの基本だとおもうんだけれど。
23 :
12:2001/01/30(火) 13:46
>>22 ナチスドイツの研究で有名な野田宣夫というひとがいるけど
同じような事言ってた。
戦後補償の例でドイツを引き合いに出す連中がいるが
実は何にもわかってない連中なんだな。
24 :
名無し三等兵:2001/01/30(火) 14:01
ワイツゼッカーの演説引き合いに出して「謝罪するドイツ、厚顔な日本」
なんて言うヤツが多いのよ。
あんなの詭弁だぜ。謝罪なんて意味はこれっぽっちもない。
良く聞きゃ「厚顔なドイツ」ってわかるだろうに。
25 :
アスリート名無しさん:2001/01/30(火) 20:29
まあ、土下座外交をする日本も情けないが
悪いのはナチスでドイツ国民も被害者だったなんて考え方は詭弁だろうな。
ナチスがどうやって政権をとったかを考えればどう考えても
ドイツ国民に責任はあるとおもえるのだが。
そこをごまかしてるからうまくやれてるのか、納得。
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/30(火) 21:10
>12
>その証拠に戦争の賠償としてドイツ系住民の私有地を接収した
>東欧のどっかの国(どこか忘れた)にはビタ一文たりとも払ってません。
戦後東欧から追われたドイツ人は今でも東欧諸国やロシアに補償を求めていますね。
>14
>それどころか、ドイツ国内で「国防軍の残虐行為展」をやろうとしたら
>市民の猛反発を買い、中止に追い込まれたぐらいですから。
そりゃまあドイツ海軍にはちゃんとロンメルやリッチェンスという船がありますから
彼らを「愛国者」と称えているのは明らかですね。
27 :
名無し三等兵:2001/01/31(水) 20:37
7>ドイツは統一まで「戦後補償」をしたことはありません。
ポーランド分割は1939年夏の独ソ不可侵条約で決められた通り。
だからああいう場合はドイツだけでなくソ連にも責任がある。
28 :
名無し三等兵:2001/01/31(水) 20:51
「第二次世界大戦」は1939年9月のドイツ軍のポーランド侵攻に始まるとされるが、
ドイツのポーランド侵攻に先立って「独ソ不可侵条約」が結ばれており、
この秘密議定書で独ソのポーランド分割が決まってたんだから、実は独ソ共犯。
29 :
名無し三等兵:2001/02/01(木) 16:04
さらに言えばドイツ軍に兵器・戦略物資の多くを供給し続けたフランスも共犯。
30 :
名無し三等兵:2001/02/01(木) 17:36
しかしそこまで言ってしまうと共犯でない国家はそうそう見つからない。
31 :
名無し三等兵:
>>30 冷静な意見だな。ぼくも、そろそろそれをいってほしかった