何で本土防空が失敗したか

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1名無し三等兵
本土なので戦闘機数も多いはずなのに
何故ドイツのような戦果を挙げられなかったのでしょうか。
確かにB29は強大でしょうが数はドイツのB17のように千機と
かに達してないので何とかなったと思うのですが。
2名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 20:58
そりゃ、高く飛べる飛行機が少なかったから。
3zeke:2000/11/25(土) 21:01
早期警戒網の構築・整備に失敗した事、またそれに要する技術が不足していた事。
これに尽きます。
4RF−4E:2000/11/25(土) 21:13
爆撃側がドイツ昼間爆撃を生き残った精鋭だった&戦訓が生かされた…
に4MBのSIM1枚!
5名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 21:18
竹槍が短かったから
6名無し三等兵:2000/11/25(土) 21:19
終戦までに排気タービンも2段過給機が実用化しなかったから>1

2速過給機すら昭和18年にようやく零戦で実戦化した。
7名無し三等兵:2000/11/25(土) 21:31
基本的にエンジンの油漏れが多かったのも遠因でしょう。
8名無し三等兵:2000/11/25(土) 21:42
何で本土防空が失敗したか
ってそりゃ技術(と生産…と括っていいかな)が甘ちゃんだったからでしょ。
技術それがまともなら失敗なんぞしないって。
9名無し三等兵:2000/11/25(土) 21:47
まともに考えると絶対に勝てないのがわかっているのに、
「卑怯者ぉ!貴様それでも軍人かぁ!」と言われるのが
嫌で開戦したせい。
10名無し三等兵:2000/11/25(土) 23:08
兎にも角にも根本的原因は9さんの仰有るとおりです。
同じような状況がお隣国の北方にもあります。

国民全てが「我が国は強い」妄想に掛かっていた
11名無し三等兵:2000/11/25(土) 23:09
空の新撰組萌え〜
12防御戦闘の:2000/11/25(土) 23:31
苦手な軍隊だし、、、、、、、
13名無し三等兵:2000/11/26(日) 21:28
名古屋上空の防空戦闘について詳しい本ってないかな?

14名無し三等兵:2000/11/26(日) 21:31
「本土防空戦」渡辺洋二著 ではダメ?
15名無し三等兵:2000/11/26(日) 21:38
しかし、仏印上陸作戦を強行した時点で、石油禁輸措置への覚悟があったんかいな?

パル通告にしたって、交渉の余地とかなんとかやりようがあったろー
16名無し三等兵:2000/11/26(日) 21:43
B−29の高々度からの爆撃は偏西風の影響もあって効果が薄く、のちに夜間に中高度で
侵入し無差別爆撃をするようになったんじゃなかったっけ?

だから高々度を飛行する戦闘機がなかったから、というよりレーダーとかの不足の方が
響いたんだと思うよ。

尤も機数が少ないのがいちばんの原因かな。
17名無し三等兵:2000/11/26(日) 22:08
ドイツの場合、大陸が爆撃を受けるだろう、という事は織込み済みで
戦争を行っている。だから戦争の中心が東部戦線に移っても、JG26とか、
有力な防空戦闘隊を残している。

またカムフーバーラインと言うレーダー網(なんちゃらベッドと言うやつ)
や、戦術もツァーメザウとか他の、良く考えられた戦法を使って闘っている。
ドイツの場合、本当に凄くて、P-51の援護の無いB-17の3割を撃墜した事も
ある。

矢張り、高高度を戦える戦闘機が無い、戦術も禄にない、防空戦闘機自体も碌に機数が
揃わない、あとカムフーバーラインに相当するような、早期警戒システムも無い、
と無い無いずくしの本土防空戦だった訳で、まあ、その割には結構頑張ったんじゃ無いか、
とは思う。
18名無し三等兵:2000/11/26(日) 22:38
 確か東京初空襲の時の防空戦闘機は九七戦だけだと思った。
19名無しドキュン:2000/11/27(月) 00:44
戦略爆撃という発想そのものが無かった。米国にあることすら知らなかった?
20名無し三等兵:2000/11/27(月) 00:50
>18
三式戦が迎撃しました 水戸から
但し訓練用実包だった
21名無し三等兵:2000/11/27(月) 00:53
日本の大都市のほとんどが海に面しているため、縦深防御体勢をとれなかった。
22名無し三等兵:2000/11/27(月) 01:20
バトルオブブリテンではできてたじゃん?>21

やっぱレーダーの不足が原因なんですか?
23名無し三等兵:2000/11/27(月) 01:30
>22
こらこら、渡洋爆撃能力のないナチス空軍と、
アメリカ空軍を同列で比較するでない!
もし
アメリカ相手だったら、イギリスのバトルオブブリテンは無理。
スッピトなぞB−29の敵ではない。
24名無し三等兵:2000/11/27(月) 01:40
そのとおり、いろんな理由はあるが、
当時、世界中のどの国でも、本気になったアメリカの戦略爆撃に、
効果的に対抗する事は不可能。
(ただ、ナチスドイツは新型機開発を間違えなかったら可能だったかも)

劣悪な条件下で、日本はよくやった方だと思う。
2513:2000/11/27(月) 01:51
うちのじいさんは、満州から帰ってきてから、しばらくしてから復員して、
名古屋の辺りの防空部隊にまわったらしいんだが、撃ち落したと言う話は
聞いた事が無い。中国で中国兵を5〜6人殺した話は聞いたんだけど。
26名無し三等兵:2000/11/27(月) 02:04
>>19
ドゥイエ理論は日本軍も十分知っていた。

日本軍の防空能力は、馬鹿にされるほど程低くはないと思うのだが。
自信満々で遂行された昼間精密爆撃路線(B-29はそれに特化した爆撃機だし)を
変更させたとこでも窺い知れる。
もちろん、ジェットストリームによる高高度編隊飛行の難しさが大きいのだけど、
昼間では手ひどい損害を与えたこともしばしば。
得に都市部での日本軍の抵抗は激しく、中島太田制作所の爆撃では最悪の10%を超える損失(12機撃墜)を受けたことも。
これに本土決戦用の温存策をなくし、国内だけでも防空空軍として組織を切り替えられたのなら、
もっと損害を与えられたのかもねえ。


B-29の対日戦での被撃墜率が異様に低いのは、投爆目標がなくなって後の地方や沿岸への機雷投下ミッション
も含まれているので、俗に言う戦略爆撃ミッションでの損害率とはニュアンスが違うので注意が必要だと思う。
27まあまあ、「丸」最新号によれば、:2000/11/27(月) 04:12
一晩に5機落とした月光もいるらしいな・・・・・・・
28山本五十八:2000/11/27(月) 04:20
渡辺洋二の「本土防空戦」に詳しい。
29名無し三等兵:2000/11/27(月) 12:47
空飛ぶ要塞と言われていた、B−29を現代の戦闘機(F15等)で落とせますかね?(ただしタイマン)
ところで、B−29って10000メートルの高度を飛んでいたんだっけ?
30タイマンなら:2000/11/27(月) 12:59
当時の戦闘機でもそんなにやばい相手じゃないですよ(高度性能
は必要だけど)
まとまった数が緊密な編隊を組んで鉄砲玉をばらまいてくるとと
たんに難攻不落の空の要塞になるわけです。

ちなみに武器を機銃のみと限定してもF15なんぞ持ち出さずとも
武装したアルファジェットあたりで充分ですよ^^;
朝鮮半島の戦いではB-29/50がMig15にバタバタ落とされてます。
31名無し三等兵:2000/11/27(月) 13:15
>>29
無知厨房発見。
32名無し三等兵:2000/11/27(月) 13:26
>>31
>無知厨房発見。
おまえさー、それだけで終わらせるんじゃないよ!
何故無知なのか具体的に例を上げて説明せんかいっ!!
それでこそ軍ヲタじゃねーのか?
33名無し三等兵:2000/11/27(月) 13:32
29じゃないが32には同意、30を見習え。
てなわけでもうケンカして荒らさないでね。
34名無し三等兵:2000/11/27(月) 13:35
>16
カーチスルメイ司令官の作戦ね

>27
遠藤大尉のこと?

日本の場合はレーダー無かったから
海上に哨戒艇を配置して本土に向かう爆撃機の監視をしていたようですね
あと、馬鹿でかい聴音機(スピーカを逆にしたモノ)を
使っていたらしいけど効果があったのだろうか
35名無し三等兵:2000/11/27(月) 13:46
>34
レーダーはあったし、終戦直前にはかなり成果をあげている
問題はレーダーで敵機を捉えても、迎撃機がいったん上がると
無線が聞こえないため誘導できなかったことが大きい
36名無し三等兵:2000/11/27(月) 13:52
>35
絶縁用ビニール皮膜も作れなかったからねえ。
(シールドもなってなかったし・・・)
37名無し三等兵:2000/11/27(月) 13:55
>>19

まさか。第二次世界大戦史を読めば分かるが、何故、日本はマリアナまでを絶対国防圏にしていたか、
というと、既に米国ではB-29の開発が終わっている事を知っていたから。ここを崩されると、
B-29による無差別爆撃がなされる事は充分に日本だって知っていた。
大体B-29は開戦当初から開発が進んでいる事は掴んでいて(そりゃそうだ。B-29開発費は、
マンハッタン計画のなんと!1.5倍だったそうだ。そんな大規模な計画を掴めないはずは無い)
雷電の開発に拍車を掛けた(元々雷電は、中国戦線でロシアの双発爆撃機に苦しめられて、開発を
開始した訳だが)訳だ。
38名無し三等兵:2000/11/27(月) 21:37
あのさー
本土が空襲されるって想定自体が禁句だったんでしょー?
「防空」って単語自体マズかったらしいよー。
日本の開戦時点での戦争計画に長期持久戦は想定外(つか想定不能判定)だったし
空襲を受けた後で今まで押さえ込んでいた防空論とかを大慌てで持ち出して
泥縄で対応しようと足掻いたけれどもモノにならなかったと。

防空以外にも工場の疎開&地下化とか
挙げたらキリがないよね。
戦争計画をキッチリ組んでいたドイツと
行き当たりバッタリの日本を比較しても
ハナから無駄なのよー。
39名無し三等兵:2000/11/27(月) 21:42
あぁ、殺人光線が完成していたらなぁ。地対空ミサイルも
開発中だったとか・・・
40もし:2000/11/27(月) 23:52
日本にきたのがB−29じゃなくB−17とかランカスターとかだったら
すこしはましだったかも、、、、
41名無し:2000/11/28(火) 00:22
>40
無理だったと思うよ。
まず、レーダー付の夜戦が無いので夜間爆撃で十分な迎撃が困難。
次に、無意味な人材及び資源の浪費。
(ゼロと隼、陸攻と重爆等ほぼ重複する開発をやっており無意味)
極めつきは、ドイツから設計図を輸入したジェット戦のコピーを
陸軍と海軍で別個に開発製造チームを作っている。
これじゃ、アメリカと日本がほぼ同じサイズの国家でも勝てた筈は無い。
42RF−4E:2000/11/28(火) 00:26
>41
「すこしはましだったかも」ですから。40さんも勝てると言っていないし。
43>41:2000/11/28(火) 00:33
確かドイツの液冷エンジンDB601も陸海軍別々にライセンスとってたな。
縦割り行政の弊害ですな。(今も各省庁で同じようなことしてますが)
44>37:2000/11/28(火) 06:06
原爆は極秘にして、B−29は宣伝しまくり
ではなかったですか?
45名無し三等兵:2000/11/28(火) 06:09
>>38
その割りには開戦前後から「防空訓練」とかやりまくってるんだが。
必ずしもタブーって訳でも無かろう。
46名無し三等兵:2000/11/28(火) 06:24
>>38
日本が行き当たりばったりだったことは認めるが、
ドイツが戦争計画をきっちり組んでいた、というのはどうかなぁ?
ドイツも結構いい加減だと思うのだが・・・・
47航空機生産のバランスの:2000/11/28(火) 08:41
ちぐはぐさ&朝令暮改を見てもドイツが日本と比べて飛び抜けて
計画的だったという結論にはほど遠いな。
結局貧乏な側がさらにムダ金を垂れ流してさらに貧乏になるよ
くある図式の国家規模版だよなどっちも。
48名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/28(火) 08:50
>46
戦時体制に移行したのは開戦後ずいぶん立ってからっだったそうですね。
それまではシュペーアらも官僚との戦いに明け暮れていたとか。
49名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/28(火) 09:20
>>47
貧乏→苦し紛れの計画→失敗→さらに貧乏・・・
悪循環だよなー
50名無し三等兵:2000/11/28(火) 10:50
>>49
みんな貧乏が悪いんや。(貧すれば鈍す)
51名無し三等兵:2000/11/28(火) 11:44
本土防空なんて
ドーリットルが来た時から
ヘタレのカッパだったジャン?

糞陸軍氏ねや
52名無し三等兵:2000/11/28(火) 12:00
もう氏んでます。
53横田さん:2000/11/28(火) 12:08
低との西半分の横田空域が在日米軍のエリアのため、治外法権で、
この空域に入ったら米軍機を撃墜できないから。
54名無し三等兵:2000/11/29(水) 06:15
いーじす艦がなかったから。
55名無し三等兵:2000/11/29(水) 14:12
久我山の高射砲って戦果はどうなん?
56名無し三等兵:2000/11/29(水) 14:28
ドイツはB17だけで数千機は撃ち落としたそうですが、
連合軍はおそらく対独戦略爆撃全体の合計なら
1万機近くの爆撃機を失ってるのではないでしょうか?

これに対し、対日本本土爆撃で失われた
連合軍爆撃機は、百数十機と聞きます。
57映画学科留学生:2000/11/29(水) 14:42
>56
あかんやん
58名無し三等兵:2000/11/29(水) 14:57
>56
戦略爆撃機を大量生産できたのはアメリカだけ
イギリスの被撃墜分を合わせても、6000機に遠く届かないと記憶している
59名無し三等兵:2000/11/29(水) 15:13
アメリカの場合B24+B17で3万機、B294千機・・・。
誰だよこんな国に戦争ふっかけようなんて思いついたの(泣
60名無し三等兵:2000/11/29(水) 15:17
>56
B17とB29の比較は全く意味が無い。
進入高度がせいぜい数千メートルのB17ならば迎撃も出来るが
1万メートルで進入するB29では、日本機・ドイツ機双方とも
歯が立ちません。ヨーロッパにB29が大量投入されなかったのは
B17で十分だったから。
61アシが足りるなら:2000/11/29(水) 15:26
太平洋戦線もB17/B24で充分だったと思うよ。
つか実際B24にはボッコボコにされてるじゃん。
62名無し三等兵:2000/11/29(水) 15:31
B29が欧州に投入されたら、
どうなってただろ?

朝鮮戦争ではミグ15に
結構落とされたらしいけど
63名無し三等兵:2000/11/29(水) 15:31
まあ、太平洋戦線は航続距離が問題になるし
64名無し三等兵:2000/11/29(水) 15:33
>B29が欧州戦線に投入されたら・・・
ドイツ・イタリアはボッコボコでしょ(藁
65名無し三等兵:2000/11/29(水) 17:17
>>19
世界最初に渡洋都市爆撃をやったのは日本軍だよ。前田哲男の「戦略爆撃
の思想」読んでみてください。左がかっているから嫌いだって言う人もい
るけど、勉強にはなります。
66名無し三等兵:2000/11/30(木) 05:02
>>60
欧州で使うには数足りないのも原因じゃないのかな。
3月の東京空襲に参加した300機って、
作戦可能機をかき集めたからかろうじて実現できたとも言っているし。

1万メートルもの高高度域で爆撃して効果なかったから、
6000mに下げたけどこれでも効果なし。
かえって損害増えちゃった。
機数少ないから精密爆撃に賭けたけど全て裏目で、
ここまではB-29の優位性はほとんどなし。

日本軍が1万mを飛ぶ戦略爆撃機を危険と考えたのは、損害以外の面が強い。
だって、爆撃が開始されてから幾分か飛行機の生産量が落ちたとは言え、
それは工場への損害よりも疎開の影響の方が大きかったしね。

効果の上がらない大型爆撃機に見切りをつけた米海軍が、
自前の空母と艦載機で攻撃したら、あっさりと効果が現われた。>>62
>B29が欧州に投入されたら、どうなってただろ?

かえってラクだったんじゃないでしょうか?
米英の戦略爆撃ミッションでは14.000機もの重爆撃機が損失していますから、
性能よりも数が必要でしょう。
ランカスターのように、搭載量と航続距離と忍耐の世界。

少数の最新鋭機がまだ成長段階のレーダー精密爆撃しても、
イギリス軍と第8空軍からは「B-17寄越せっつてんだろ」と罵倒されるでしょう。


逆に欧州にB-29を使うなら、日本へは航続距離の面でB-24を使う羽目になるので、
これも日本は大助かり。
20mmが数発当たっただけで翼がもげるようなのがノコノコやってきても、
日本軍パイロットにキルマーク増やすだけ。
設計は最新鋭だけど、脆弱過ぎるんだよね。
67とりあえず:2000/11/30(木) 06:50
B29対ドイツ

・詳細
 ルール工業地帯の対空砲が一斉に火を噴く! 日本本土全ての対空砲と
 同等の数がここにはそろっている!!

 向かうところ敵なし!薄汚いヤンキーどもに今こそ正義の鉄槌が降るのだ!!結果
・弾、届かねえや
68名無し三等兵:2000/11/30(木) 10:43
>>67
Me262+R4M 対 B-29 では、どんな感じでしょうか?
69名無し三等兵:2000/11/30(木) 11:01
そう考えると高高度迎撃機さえ(それ用のエンジンさえ)開発できていれば
B-29にあそこまでぼこぼこにされることも無かったんでしょうな。
70名無し三等兵:2000/11/30(木) 11:01
>>67
高高度爆撃なんて効果が無いから実際はそれほどしていなってみんな書いるじゃん。
71名無し三等兵:2000/11/30(木) 11:42
>70
絨毯爆撃なら、目標もクソもないから高高度から行なったでしょうに
72名無し一等兵:2000/11/30(木) 12:01
>62
朝鮮戦争ではB29はミグの前には全く無力だった。満州に原爆を落とすどころじゃ
なく、F86に護衛された全機が撃墜されたこともあった。
これに懲りた米国はジェット爆撃機と核を搭載できる弾道弾の開発を急ぐことに
なった。
73名無し三等兵:2000/11/30(木) 12:20
B-29が無差別じゅうたん爆撃に転換したのは、米軍が日本の軍需工場が
どこにあるか、ほとんど情報を入手できなかったことも一因
それなら全部燃やしちゃえばいいという発想
それまでの航空戦で、日本の対空砲火や迎撃機の数はドイツと比べ物に
ならないほど少ないと分かっちゃったしね

エゲレスのハリスなんかは工場を爆撃しても1カ月ぐらいで生産を再開
できるのに対し、工員や技術者を爆撃で殺傷できれば「回復めで20年
かかる」と見極めている
ルメイもこの考えに共鳴したそうだ

こんな考え方をする連中にケンカを吹っかけたのは、やっぱり無茶でしたなぁ
74名無し三等兵:2000/11/30(木) 12:31
ドイツと比べて日本が迎撃をやりにくかったのは、
1)航路の途中に迎撃地点がなかった(マリアナ、硫黄島から直行)。
2)したがって索敵に困難が生じ奇襲的になった。
3)また、迎撃戦力を集中できなかった。
誰かが言っていたが、縦深が地形的になかったのね。バトルオブブリテンは無関係。
4)B29の高高度攻撃への対応が難しかった。B17とは異なる。

あと、米爆撃機の損害が百数十機なんて言う人がいるが、B29だけで400機以上
を喪失しているのを知らないのだろうか。


3)
75名無し三等兵:2000/11/30(木) 12:34
知り合いの人に聞いたが、
八幡に空襲があったときは、日本機がバタバタ米機を落として
気分爽快だったとか。

当時、パイロットたちは部下を多く従えて、
威勢良く町を練り歩いていたと聞く。
76>>74:2000/11/30(木) 13:36
戦闘損失だけ? 運用損失を含めて?
77名無し三等兵:2000/11/30(木) 13:53
私もB29の戦闘損失は200に届いてなかったと聞きますが・・・。
未熟な段階で投入されたため初期の運用損失は相当高かったよう
ですがね。
78名無し三等兵:2000/11/30(木) 16:00
>>71
カーペットボマーは低空から行う戦法です。
高高度からは爆弾が散ってしまい、効果が薄れるので行いません。
日本への夜間爆撃を高空から行ったと勘違いしているのは、やはり漫画の影響かなあ。
79名無し三等兵:2000/11/30(木) 16:05
大空襲の時、余った燃料を投棄して燃やそうとしたこと
もあるそうだから、高度はかなり低いようです。
3千メートル以下?
80名無し三等兵:2000/11/30(木) 16:06
>未熟な段階で投入されたため
アメリカも余裕があったわけじゃないですね。
結構必死さが伝わります。
一日でも早く、一発でも多く、その為なら
損失もやむなし。
81名無し三等兵:2000/11/30(木) 16:17
本土防空の成功とは一体なんなのか判らん。
鉄桶の守りに恐怖してアメリカが降伏なんてないだろう。
本土防空で時間を稼いでいる間に大増産を狙うのか?
結局延命処置でしかない。
82名無し三等兵:2000/11/30(木) 16:18
>79
5000〜6000mのようです
83名無し三等兵:2000/11/30(木) 16:22
>81
大都市での死者が減ったかも知れませんね。
しかし艦砲射撃されたら同じか・・・。
84zeke:2000/11/30(木) 16:26
初期損失が過大なのは、不時着できる空港が無かったからだと思いましたが…
だから米軍は硫黄島攻略を急いだのであり、それ以後の損耗率は低下しています。
8577:2000/11/30(木) 16:26
>80
とはいえ全くの新型、でもって四発機、それも本国を遠く離れた離
島(あるいは中国の奥地)の基地での運用、という悪夢のような条件
(まったく悪夢そのもの^^;)の元急速に稼働率を向上させていった
のですからたいしたモノです。

損害やむなし、というわけではなかったようですよ。
投入してからあまりの稼働率の悪さに(アメリカ的基準でですが)驚
いて一時期運用ペースを下げて対処に奔走してますからね。
日本だとそれこそ損害もやむなし!と対処も片手間のまま五月雨投
入しそうですが(汗
まったくもって貧乏というものはそれだけでトラブルを内封してい
るもので(泣

>78@`79
日本へのB29での爆撃は今までとはまったく違う機材ということで
色々な方法が試行錯誤されていたようですよ。
当初は期待されていた高々度昼間爆撃、夜間爆撃は結局効率の悪
さから行われなくなり、やはり欧州で実績を上げていた従来方式
(コンボイ組んで殴り込み)に収束していくようですが。
それでも偵察がてら(というか防空体制の確認)のために相変わら
ず少数での高空爆撃も行われてはいたようです。
86名無し三等兵:2000/11/30(木) 16:28
>>81
そうでも無いらしいよ。
戦略爆撃を諦めさせるには30%もの損害を与えつづけなければならないそうだ。
爆撃遂行側の工業力とかパイロットの育成とかを加味した、小難しい理論があるんだと。
そんで迎撃側が損害を与えつづけられれば勝ちで、出来なければ負け。
つまり忍耐力の世界。
これを踏まえて、高高度からレーダー精密爆撃を狙えるB-29が生まれた。
実際、B-17やランカスターでは、対ドイツ爆撃を今一歩の所で止められたかも知れないとまで言われているしね。
87名無し三等兵:2000/11/30(木) 16:38
防空の成功の基準は、爆撃側の損耗率があまりにも高く、
これを継続的に行なうことを断念させることでしょう。

例えば単純化した例として、防空レベルが非常に高く
爆撃側の損耗率が50%ならば、3回爆撃した時点で
もとの戦力(爆撃機・乗員)の7/8が失われます。
7/8の出血を強いられて爆撃をそれ以上継続するかどうか…
8878:2000/11/30(木) 16:43
>>85
>色々な方法が試行錯誤されていたようですよ。

高高度からの精密爆撃はフィードバックを要しますからね。
データを貯めたかったのでしょう。
でもそれでは、海軍も含めて運用方法の成長を待てない人々が沢山居て、
後一歩で精密爆撃の運用方法が確立するところでイギリス式でやれと。
ただそれではB-29を開発した意味無いから、着々と実験と実績を繰り返したと見ています。
それは、重要都市部を丸焼きにした後で、地方へ精密爆撃繰り返している所からそう思えます。

そう考えるとドレスデン爆撃なんて、「ドイツ人を殺すのはこうやるんだ」とばかりに、
大陸の新参者に教えこんだようなものですね。
89というわけで:2000/11/30(木) 16:47
P47やP51といった長距離進出の可能な戦闘機の登場が爆撃側に
とっては福音であり、防御側にとってはある意味破滅の予言な
わけですな。
P47に関しては若干頼りない(殊に護衛戦闘機としては)とはいえ
それがついてくるとついてこないでは大幅に違いますからね。
手前で攻撃をかけて増槽を落とさせて戦闘機を引き返したり、と
色々工夫を凝らすわけですがそれによって防御側のリソースはさ
らに消費されるわけでとにかくついてこられるだけで厄介なのが
護衛戦闘機。
90名無し三等兵:2000/11/30(木) 16:50
重慶爆撃を人道的にどうこうと激しく非難してた国とは思えんね
91名無し三等兵:2000/11/30(木) 16:55
>90
アメリカはともかく、イギリスは爆撃そのものを非難してなかったと思う
アメリカは…どうだったかな?
92名無し三等兵:2000/11/30(木) 17:12
>アメリカは…どうだったかな?
TIME誌では、写真つきの記事で日本人は非人道的な許せん奴等だと思いっきり批判してます。
その他メディアも似たような論調だったみたいだよ。

そんな背景も手伝って生産施設だけをピンポイントで狙える爆撃機を作ったけど、ちょっと早すぎて戦力には今一歩。
そして自国の兵士が苦しんでいるのを理由に、あっさりと都市絶滅戦法に切り替えました。
是非は置いといて、こんな所です。
93名無し三等兵:2000/12/01(金) 13:01
湾岸戦争時のバグダッドの対空砲火はどうだろうか?

日本でもあれくらいは弾幕はってたんだろうか?
94名無し:2000/12/02(土) 01:01
>93
それは、無理だったと思うよ。
第一近接信管が無いからね。
95名無し三等兵:2000/12/02(土) 02:05
Q なぜ本土防空に失敗したか?
A 硫黄島の喪失!
硫黄島の喪失によって
@護衛戦闘機の基地を与えてしまった。
AB−29の不時着基地を与えてしまった。
B索敵の為の拠点を失ってしまった。
Cサイパン島などのB−29の基地を攻撃する拠点を、永遠に失ってしまった。
96栗林:2000/12/03(日) 22:48
一ヵ月近くも絶望的な防衛戦をやったんだからかんべんしてくれよ>95
97名無し三等兵:2000/12/03(日) 23:38
>>95
ガダルカナルまでさかのぼろうや。あそこが反抗根拠地になったんだから。

なんで大和をださなんだろうかねえ。
98名無し三等兵:2000/12/03(日) 23:54
迎撃機にまで、空戦能力を求めてしまったから。
もっと純粋に速度・上昇力・火力に特化した機種を
造るべきだった。

迎撃機なのに「模擬空戦でドイツ戦闘機に勝った!」なんて
得意になってるような本末転倒ぶりではどだい無理。
99名無し三等兵:2000/12/04(月) 09:21
本末転倒してる連中が上に居たからダメだったんだよね。
そもそも開戦計画書でも「勝利はドイツの活躍によってイギリスが屈服し…」だもん。
戦争すんなよ、戦争。
100名無し三等兵:2000/12/04(月) 09:29
>>97
大和一セットを出す燃料がなかったってことじゃないかな。
101名無し三等兵 :2000/12/04(月) 09:51
>97@`100
つまり、戦前になぜタンカーを大量生産しておかなかったんだっと言う話になると。
102既出だけど:2000/12/04(月) 09:52
大和=ウンコ

これ常識
103名無し三等兵:2000/12/04(月) 09:58
>>101
仮にタンカーを大量に建造していても運べる燃料自体が不足してたと思われ…
104名無し三等兵:2000/12/04(月) 10:17
太平洋戦争って
何処を切り口にしても「無理」って
結論に達するからなぁ(はあと)

諦めろ>帝国太郎
105名無し三等兵:2000/12/04(月) 10:26
資源と物量が基礎体力。
前半戦がまともだったのは、作り溜めしてた兵器があったからだしね。
106名無し三等兵:2000/12/04(月) 12:13
>>105
おいおい、日本の軍需生産のピークは昭和19年後半だぞ
兵器の作り溜めなんかしていない
超短期決戦しか考えてなかったからな
ヤクザのケンカとおんなじで、初戦で勝ちすぎたから収拾が
難しくなって(日本のおバカ指導部が欲を出した)、つまりは
実力通り、敗戦につながっただけ

日露戦争では、アメリカとドイツに講和の仲裁を頼んで
おいてから宣戦布告したのに、東条なんかには、そんな知恵もなかった
107名無し三等兵:2000/12/04(月) 12:21
日本海軍のタンカー=戦艦(藁)
108ハルトマン:2000/12/04(月) 12:26
エースパイロットがほとんど消耗して 学徒動員や即製予科錬のひよっこが四式戦のっても
ア・バオア・クーのゲルググでしかない。
109名無し三等兵 :2000/12/04(月) 12:30
>103
あれ?
油田地帯には燃料が余ってませんでしたっけ?
ブルネイの原油なんか精製せずに使えたらしいし。
110名無し三等兵 :2000/12/04(月) 12:33
>106
世界大戦なんだからしょーがないと思いますが。>講和の依頼
講和を進められるほどの影響力のある国ってみんな参戦してますからね。
111名無し三等兵:2000/12/04(月) 13:11
>109

その時、ブルネイはどこの国の領土だったんでしょうか・・・
112名無し三等兵:2000/12/04(月) 14:02
>111
ガダルカナル戦の頃のことでしょ。
日本の占領地。

話の流れは97→100→101→103→109→111だよ。
113名無し大尉:2000/12/04(月) 14:10
>109、111
南方にいくら資源があっても、必要な場所(本国)に運べなくては使用
できません。戦略爆撃の目的の一つはまさに流通の破壊。鉄道網や艦船
ルートを使用不可能されたことは軍需生産停滞の大きな原因の一つです。
潜水艦での「ねずみ輸送」よりさらに小規模な、漁船などの小舟まで動
員した大陸から本土への「アリ輸送」というのも末期にはありましたが、
全く無力だといえます。
ちなみに「アリ輸送」とは、「踏まれても踏まれても進む蟻の隊列のよ
うな輸送」の意味だそうです。

>106
ミッドウェイで「勝った」との発表を信じた産業界は、講和の日が近い
と誤解し、第一次世界大戦後のように戦後に設備過剰になるのを恐れて
兵器生産を縮小してしまいました。その時の遅れは19年まで回復しな
かったのです。
114小國民:2000/12/04(月) 14:19
ブルネイの油田がほぼ無傷だったので
ゴム鞠を作ってもらいました。
115名無し三等兵:2000/12/04(月) 14:52
>112

話の流れを読んでないのは君のほう。

97=ガダルカナルまで戻る
101=更に戻って戦前にタンカーを大量生産すべき
103=戦前には運ぶ燃料なし
109=ブルネイの原油を
111=戦前のブルネイは日本領ではない
116名無し三等兵 :2000/12/04(月) 16:05
>115
違う違う。
101を読み違えてるよ。
戦前につくっとかないと間に合わないでしょ。>タンカー
だから101で戦前って書いたの。
戦前から燃料をトラックまで輸送しろと言う意味ではなく、戦前にタンカーを大
量生産しといて、開戦後占領地から燃料を運ぶということ。
ああ、俺は造船に詳しいわけでは無いんで、開戦後ガダルカナル戦までに十分な
タンカーが建造できるんだったら、101は引っ込めます。
117名無し三等兵
>>116

長期戦を最初から覚悟してたなら、それくらいの準備は最低限必要だった
でもやってなかったし、開戦後も・・・