阿川弘之ってどうよ

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1名無し三等兵
山本五十六、米内光政、井上成美などの名著の他、
本人の予備士官としての体験談など割と好き。

でも軍事板には不似合いかな。
2名無しさん@お腹いっぱい。:2000/10/30(月) 03:40
海軍での待遇が良かったために、海軍好きになってしまったおっさんです。
たぶん陸軍だったら、こうはならなかったでしょう。
3つづき:2000/10/30(月) 03:44
ちなみに阿川佐和子は娘です。
4名無し三等兵:2000/10/30(月) 03:47
陸式のこと手ひどく書いてるよなこのおっさん。
反比例で海軍のヨイショしてるけど、海兵団の3等水兵からだったら
どういう印象だったのやら。大体物書きになってたのかもわからん。
5名無し三等兵:2000/10/30(月) 03:58
なんだっけ、あの教科書にのってたやつ。おこぜが
腹痛に悩むっていう。
61:2000/10/30(月) 04:01
>>3
TVタックルでの佐和子さんの役所が掴めない。
って関係なくてスマソ。

>>5
オコゼ?そんなんあったのか(笑)勉強不足で分からない。情けない。
7:2000/10/30(月) 04:06
>4
まったく仰る通りですな。
海軍の予備仕官だったことは、阿川弘之にとって幸運だったと思います。
もし、3等水兵からだったら坂井三郎に、陸軍に行っていたら山本七平みたいに
なっていたかもしれませんねぇ。
ちなみに、5の話は私も知りません。勉強不足でスイマセン。

81:2000/10/30(月) 04:18
ちなみに読んで印象深い著書ってある?
自分は「軍艦長門の生涯」文庫版で上中下巻とクソ長いが。
スムーズに読ませる文章を書く意味ではこの人凄いと思う。
水爆実験で沈む描写なんて光ってると思うわ。

>>2=7
海兵団の陰湿なイヂメについて切々と語っていたかもね(笑)
9名無し三等兵:2000/10/30(月) 08:09
「暗い波濤」これは良かった。
感銘を受けたあまり著者に感想の手紙を出したんだけど、
「貴方のような若い読者がいるのは嬉しい」という内容の
端正な筆致の返事が帰ってきた。誠実な人だと思う。

ただ評論や評伝になると、海軍の手前味噌と陸軍の悪口が
あんまりひどいから、ちょっと複雑なんだよなあ。
「一に海軍、二に海軍、三四が無くて五に志賀直哉」の
人だから。
10名無し三等兵:2000/10/30(月) 08:54
陸軍に行った司馬遼太郎が結構海軍好きだったのと対照的ですね。
作家じゃないけど中曽根なんかも陸軍の主計将校だったら、ひょっとすると左翼になっていたかも。
11山師さん:2000/10/30(月) 09:04
>>5
「和して同ぜず」の用法を間違えて学生に恥を晒した。
確か「暗い波涛」で潜水艦に着任した予備士官がはいたセリフ
12名無しさんはちろく:2000/10/30(月) 09:47
>8
長門は僕も読んだけど、その中に海軍内の理不尽な先輩のイジメに
関しては結構な文量で書いてましたよね。艦上の水兵のシゴキだけ
じゃなくて士官学校のも。実際に受けてないと知ってても嫌悪感には
つながらないのでしょうか。
13名無し三等兵:2000/10/30(月) 11:39
娘の佐和子さんなら、今でも十分抱けます。
というか、抱きたい。ハメたい。子ども産んで欲しい

そんなわたしは熟女好き。
14南蛮阿房列車:2000/10/30(月) 12:03
年をくって融通がきかなくなったのか、
新作を旧仮名遣いで出すようになったのは
ちょっとイタいと思いました。

ちょっと板の趣旨とずれたのでサゲます
15名無し三等兵:2000/10/30(月) 15:31
ただの経理将校だったんだろ?実際には戦闘には
参加してないんじゃないの。それなのに「自分こそは
帝国海軍の生き残りだ!」みたいに威張ってるのは痛い。
16異邦人さん:2000/10/30(月) 16:14
阿川氏は通信?

どこの部隊だっけ?
17名無し三等兵:2000/10/30(月) 16:16
この頑固オヤジが逝くまでは佐和子も嫁げないね。
18異邦人さん:2000/10/30(月) 16:16
阿川氏の海軍贔屓と

陸軍に対する中傷はひどいね。
19南蛮阿房列車:2000/10/30(月) 17:05
通信傍受と暗号解読をやっていたと思った。
ただし、破れたのは中国の暗号だけ(涙)

終戦のときは上海にいたようです。

日本の海軍と陸軍は犬猿の仲だから当然といえば当然。
逆に陸軍出身の作家で海軍を罵倒している人っているのかな?
(小生の見聞きした中では思い当たらない)
20名無し三等兵:2000/10/30(月) 18:33
>>14

昔から旧仮名使いで文章は書いてたけど
新潮社は若い人にも読んでもらえるように、ということで
出版社の方で書き直してるらしいよ。本の最後にその旨書いてある。
21名無し三等兵:2000/10/30(月) 18:38

芸術会会員でプロの作家の手に
かかると、凡将も名将に早変わり!
22南蛮阿房列車:2000/10/30(月) 19:57
>20
ありがとう。
確かに厨房にこそ読ませたい作家だ
今日びの教員はいやな顔をするだろうが
↑政治思想板逝け。
23異邦人さん:2000/10/30(月) 20:26
阿川氏は、バッタ−やビンタには
あまり縁のない部隊生活だったのかも...。
24名無し三等兵:2000/10/31(火) 00:15
話を聞いて暗い波涛を読み返してみる。
どうも予備士官って中途半端な感が否めないな。まさにスぺ公といった感じ。
ちなみに阿川さん自身は通信の特、暗号解読の仕事で前線には出ていない。

豊田穣みたいに兵学校は良かったとおしつけがましくないからまだマシだと思うけど。
25名無し三等兵:2000/10/31(火) 00:47
きかんしゃやえもん
26名無し三等兵:2000/10/31(火) 01:54
「春の城」読みました。テレビドラマにもなったはず。
これの主人公も暗号解読担当でしたね。アメリカのストリップ暗号に苦戦してた。
個人的には、青年士官たちの青春群像が興味深かったです。
職場の女の子を気に入った男がいて、相手を退職させてから見合いする、という
形式を踏んでいた。職場での恋愛結婚ってできなかったのね。
27名無し三等兵:2000/10/31(火) 02:48
「雲の墓標」は今でも時々読み返す事あるな。
あれのネタ本てどこかで読めないものだろうか。
ある一学徒兵の日記らしいんだけど。
28従軍記者:2000/10/31(火) 04:38
>27
すくなくとも、あの最後の詩は、万葉集研究家で高名な、
大濱先生の作です、大濱先生は元学徒兵で、特攻の予定だったと
聞きました。
万葉の里奈良の天理大学文学部を退官された後、生地の安芸に帰られ、
20年ほど前に死去されたと聞いています。
29名無し三等兵:2000/10/31(火) 18:31
軍ヲタで鉄ヲタだ。
でも読みやすい本なので、何気に結構持ってるね。

ちなみに阿川氏、今は文芸春秋の巻頭執筆者だけど
定期連載はこれ以外だと何がありますかね?
30海軍大学校は東大を超えていた:2000/10/31(火) 19:33
>26「春の城」マジでテレビでやってたのか?
放映されてたのはいつ頃の話しだ?
主人公の役は誰がやってたんだ?
>24俺も「暗い波涛」は中学の頃に読んだな
とても感銘を受けた記憶がある
阿川のキラリと光るセンスは、誇大妄想戦争家に毒されてないからこそ
あるのだろう  
31海軍大学校は東大を超えていた:2000/10/31(火) 20:24
そのテレビドラマの事教えてくれ
早く知りたいんだ
分かるまで上げ
33名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/01(水) 01:47
短編「年々歳々」(だったかな)はいいね。
「軍艦長門の生涯」は10回くらい繰り返し読んだ。
34驚愕海軍大学校は東大を超えていた:2000/11/01(水) 02:11
>26さん、質問者の身であるにも関わらず大変な失礼な口の利き方すみませんでした。
猛省しています。「春の城」は一番の愛読書なので、どうか教えて頂けないでしょうか?
どうしても知りたいのです。宜しくお願いします。
35名無しさん:2000/11/01(水) 02:41
20年ぐらい前のNHK銀河テレビ小説

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36名無し三等兵:2000/11/01(水) 03:58
米内光政は20回くらい読んだな。
米内自身が本は3回読めと云ってるがやっぱ読みやすい本じゃないと。
その点阿川の本はテーマが固いのにすらすら読める。やっぱセンスかね?
3726:2000/11/07(火) 03:02
>30さん
すみません、私も35さん以上には知りません。
実はTVを見た記憶がおぼろげにあって、それで本を買ったのです。
それもずっと昔。
yahooで検索しましたが、こんなページがありました。放送時期はこれでわかると思います。
http://www.asahi-net.or.jp/%7EUK9O-TKZW/tvaudit.html
38名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/07(火) 03:08
「南蛮阿呆列車」は、同じ内田百けんフォロワーとしても山口瞳のもの
よりも楽しめる作りだよね。

でも、基本的には海軍万歳のおっさんでしょ。エッセイとか読んでると
あちこちで陸軍を動物・獣扱いし、海軍の自由さを持ち上げてる。

北杜夫が「ドイツの酒場でわざとドイツの軍歌ばかり歌って困る」みた
いなことをエッセイに書いてたな。
39海大最強:2000/11/07(火) 23:03
>37さん
わざわざ教えてくださりありがとうございました。
検索までして頂いて・・恐縮です。
1977年ですか・・僕が生まれる以前の話じゃ知らなかったのは当然でした
40名無し三等兵
>38
阿川氏や奥宮氏の著書の陸軍論を見ていると、
その意図とは逆に「陸海の協調が出来なかったのは海軍に責任が
大きいのではないか」なんて思えてしまう。

阿川氏の論述は明らかに他人の意見を引用するときにバイアスが
あるし、
陸軍航空隊が洋上航法を誤って遭難者を出した件に対する
奥宮氏の記述には悪意と嘲笑が見える。