ハインラインの「宇宙の戦士」ってどう?

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん
ってSF小説なんだけどここできいてみたかった。
スターシップトゥルーパーズの原作だけど原作は軍隊賛歌。
市民は軍隊経験がないと市民権がなく、選挙ができない、しかも
それが理想的な国家としてえがかれてて発表当時けっこう騒がれた
やつです。

軍隊生活がかなりリアルでおもしろいっすよ
2名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 15:33
またずいぶん古いものを持ち出しましたね
作品年代を考えればうなづけるところが多いのでは?
今の時代背景と当時は違うということも考慮してください。
3名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 15:45
当時の反戦運動や平和活動に対する
アンチテーゼだとおもってた
>私
4名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 15:56
自分の読んだ本の感想を他人に聞きまわりたくなる時期ってあるよね。
5名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 17:03
日本では、作品その物よりも「スタジオぬえ」のイラストの方が有名ですな。
6名無しさん :2000/09/01(金) 17:10
>4 すいません。巻末で当時のSFファンがえらい議論してたけど今だと
どんな感じの受け止め方するかねー、って思ったもんで。
7宇宙の戦士って :2000/09/01(金) 18:44
 クラーク作でしょ。そう本で読みました。
8名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 18:50
少年犯罪に厳罰をってトコは
うけるだろうな、今は。
9名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 18:51
蜘蛛どもって日本人(あるいは共産主義モンゴロイド)でしょ。
10名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 19:00
あの頃の事考えると
ヴェトコンでしょ?あれは。
11名無しさん :2000/09/01(金) 19:20
今の若者の荒廃ぶりを見ると
子犬のしつけと非行少年のくだりが妙に説得力を持ってくる
12名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 20:57
>>7
クラークじゃなくてハインライン。
>>10
ハインラインは太平洋戦争の従軍経験ありなことを考えると9が正しい
という意見が多いっす。

なんつーか、マッカーサーの「義務、祖国、名誉」(合ってるかな?)を
そのまんまSF小説にしたような話だったおぼえが。
13名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 21:16
>12
7さんは渓 由葵夫の「奇想天外SF兵器」(渓由葵夫著,加藤直之画,新紀元社発行,1600円+税)
読んでの発言でしょ。
この本はすげーぜ。「クラークの『宇宙の戦士』は…」なんてことを書く奴がSFについての
本を書くなんて信じられない。他のとこでも挿画のなかで加藤直之にツッコミ入れられてるし。
俺ならはづかしさのあまり自殺するね。
14>13 :2000/09/01(金) 21:37
たぶんそいつはクラークの作品は2001年しか知らなくてそれも
映画でしか見てなくてそれすら冒頭の部分ちょろっと見て全部
わかったつもりになってるバカだね。
でもって海外SFはクラークの名前しか知らないから何でもかん
でもクラーク作品。

しかしそんなトンデモ本の読みかじりをさらに真に受けてる人
間がいるとは・・・世の中広いのか2chだからこそなのか。
15元てんちょ :2000/09/01(金) 21:58
AHのWGで楽しんだな−宇宙人がクモこいつがムカツク!
捕虜とんじゃねえよ
16名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 22:01
>しかしそんなトンデモ本の読みかじりをさらに真に受けてる人
間がいるとは・・・
7はそーいうのを全部踏まえたネタだと思うぞ。ワザワザ末尾に『そう本で読みました』って書いてるし。
17名無しさん@1周年 :2000/09/01(金) 22:37
「宇宙の戦士」って
ファーストガンダムのストーリーの
原型って訊いたんだけど、
そのへんどうなの?
18いじめてくん :2000/09/01(金) 22:57
>>17
聞いたことありますが・・・
ストーリーだかデザインだったかおぼえてません
軍人板で聞くよりも
アニメ板で聞く方が早い気がしますが?
19名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 23:11
J.P.ホーガンの「最後の戦い」も合わせて読まれることをお勧めします
(早川の文庫だったかな?)。
ハインラインの「宇宙の戦士」が「アメリカ型正義の戦争」だとすれば、
ホーガンの「最後の戦い」は「戦争のための戦争」の話です。
パワードスーツ出まくり(^^)
20名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 23:17
>17
ストーリーは重ならない。
人間が乗っかる(この場合は着る)人型兵器が
通常兵器として存在する世界設定を富野(川俣軍○似)が失敬しただけ。

>1
「終わりなき戦い」も読んだか?
作者はヴェトナム従軍経験有りのソルジャーあがり。
おそらくマジで何人か殺ってる。
「スターシップ〜」好きなら楽しめるミリタリSFだぞ。
読んで感想聞かせてくれや。
2119 :2000/09/01(金) 23:21
あ、すいません。
「最後の戦い」じゃなくて、「終わりなき戦い」でした。
間違えました。逝ってきます。
22>19 :2000/09/01(金) 23:31
「終わりなき戦い」はホールドマンでしたっけ。
最新作は「終わりなき平和」ですが「等身大人型兵器」スレッドのかたは
必見です。
23名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 23:35
>19
ホールドマンと間違ってないスか?
24名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 23:36
被ってる
すんません
25いじめてくん :2000/09/01(金) 23:36
「終わりなき平和」        ジョー・ホールドマン
                     創元SF文庫
 こちらは神経接続による遠隔歩兵戦闘体がでてます
ここの人なら前半は楽しめるかと思います
 後半はミリタリオンリーの方にはお勧めしませんが
26名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 00:02
ちなみに米国版「宇宙の戦士」のカバー絵に描かれてあるパワードスーツ
は「地球の静止する日」のロボットそのまま。
(これ見るとぬえデザインの偉大さがわかる)
27名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 02:19
そのうち、小林よしのりが、よしりんイズムバリバリの
マンガ版を出しそう。
「これがワシのエンターテインメントじゃあ」とか言って
28名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 02:28
自営業先生の「2025」でも出てきますよね、パワードスーツ。
あれ、かっこよかったぁ。
29名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 02:33
SF板にスレッドあるよ。ハインラインは訓練は受けたけど健康上の理由で
戦場には行っていません。(これがこの作品を書いた理由の一つだと言われている)
なぜか架空戦記で良く士官として登場するんだが、実際には大戦中はアシモフと
同じ職場にいました。
30タランテ :2000/09/02(土) 03:28
>15
>AHのWGで楽しんだな−宇宙人がクモこいつがムカツク!
>捕虜とんじゃねえよ

んだね。
誰かパソコンに移植せんかな。
トンネル探査なんてブラインドサーチ向きだと思うんだがなあ。


>26
これって、上記のAHのボックスアートとどっちが元ネタ?
どっちにしろ「地球の静止する日」ロボットスタイルは萎える。


>29
>実際には大戦中はアシモフと 同じ職場にいました。
それで海戦ゲームやって、戦艦の議論していたらしいね。女王蜘蛛に絶対の忠誠を誓い(社会構造、精神構造的に個の意思がない)
支配蜘蛛(士官)の命令には逆らわず、トンネル戦が得意で犠牲を厭わない。
日本人を代表とした東南アジアでの戦闘だね。
ペリリュー地雷、イオージマのトンネル塹壕なんてぴったりだ。
31タランテ :2000/09/02(土) 03:30
>30
ああっ改行ミスがある。
32ちんぽいえーい :2000/09/02(土) 03:44
それにもまして俺は、後になってからああだこうだという連中が、
初めから全てを知っていたなどとはどうしても思えないのだ。
33>32 :2000/09/02(土) 05:11
何言っているんだ?
34名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 05:22
小説のセリフでしょ。主人公の。
35自営業 :2000/09/02(土) 05:45
30数年前に「ボーイズライフ」の翻訳連載小説としての、登場が
最初でした。翻訳は矢野徹さん、イラストは中西立太先生で最初の
タイトルは「宇宙の特攻兵」でした。

アメリカは50年代より防弾チョッキやパワードスーツの研究を
始めていました。ハインラインは除隊するまでは、その方面の
軍の研究機関にいたようです。昔CBSでやってた記憶があります。
36名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 07:40
>35
エクソ・スケルトンスーツ(強化外骨格服)ですね。
結局、動力源の問題と費用対効果でお蔵になったとか。
しかし、アメリカの基礎研究の奥の深さ、膨大さは凄まじいものがありますね。
(にしてもなんでイラストがあんなもんなの?)
37>30 :2000/09/02(土) 10:41
そーいえば主人公がフィリピン系だっけ。
やっぱりブエノスアイレス奇襲=真珠湾奇襲もしくはコレヒドール要塞
攻防戦なのだろうか?
38>36 :2000/09/02(土) 10:55
それはGE製のハーディマンとは別のものなんですか?
39自営業 :2000/09/02(土) 10:59
>36
30数年前のセンスですので、それでもハイセンスに見えました。

>37
戦後はアレゼンチンが、戦争特需で一流国になると思われていた
時代背景で、主人公はブエノスアイレスの実業家の息子の設定に
なったんでしょう。米軍食料の牛肉の供給源が、アルゼンチン
でしたから。
40>39 :2000/09/02(土) 12:06
これは自営業さん、作品いつも楽しく拝見しております。
主人公の母国語がタガログ語であり、ラモン=マグサイサイを尊敬して
いることからフィリピン系ではないか、ということなのです。
そーするとフィリピン人=敵は日本と直結するとまずいのでアルゼンチン
を舞台にしているのではないか、と思ったわけです。
41名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 12:55
巻末のいかにも70’sSFオタって感じの投書群がサイコウ。
一人えらく攻撃的なのがいるし。
42名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 19:58
>29
で、そこでアシモフとしていたSF与太話を、
SFに詳しくない人間が聞いてしまって勘違いしたのが、
かの「フィラデルフィア・エクスペリメント」の
元ネタだって聞いたことがあるんですけど。
(ネット上で見たんだけど、どこで見たか忘れちゃった(^^;)
43名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 20:54
ハインラインは結核検査に引っかかって海軍辞めましたが、最近のSF短編でタイム
マシンでハインラインにマイコマイシンを打ったら・・てのがありましたっけ。
で現代に還ってみると、ハインライン大将肝煎りの火星探査やら月面基地やら太陽光
反射衛星とかが実用化してると。
44名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/03(日) 09:30
>10

 軍事版だし、ネタだとは思うけど念のため。59年の作品だからまだ始まっ
てないよ、ベトナム戦争。解放戦線も出来てないから、ベトコンという事は
ありえない。

 人種とか民族のアナロジーと考えるのが普通では? 主人公がフィリピン
人ってのは最後まで引っ張ってるネタなんだから。
45:2000/09/03(日) 09:34
SF板でも知らん人間が多いんだから軍事板ではなおさら知らんよ。
ハヤカワ文庫の発売が78年だからそう思ってしまうのでしょう。
46名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/03(日) 09:53
この小説は、私にとってはスタジオぬえのビジュアルワークが全てですね。
あれが無かったら魅力も半減していたでしょう、きっと。
47>44 :2000/09/03(日) 10:04
結局、硫黄島戦や沖縄戦、そして朝鮮戦争時の全体主義的な敵
(クモのような無個性の)との対決がこの本を書かせた原動力で
あり、特定の人種とか民族を対象としたものではないでしょう。
50年代アメリカが民主主義の守護者を標榜したようにハインライ
ンもその理想(個人の自由と権利)を信じています。
初期の名作「銀河市民」も奴隷制国家に地球連邦が何をするべ
きか問い掛けていますしね。
48>45 :2000/09/03(日) 10:19
それ逆で、“軍事板だから分かる”んじゃないのか?
49>48 :2000/09/03(日) 10:31
いや、「宇宙の戦士」がいつ書かれたものかを知ってる知らない、の話。
そういうのは当然SFファンの方が知ってるでしょう。
5010 :2000/09/03(日) 10:37
嗚呼、私が無知でした。

お詫びにモニタの前で土下座しときます。
51>49 :2000/09/03(日) 11:42
そんなに息巻くことかな。
ちょっとうっかりサンは間違えたかもしれんけど、
みんな知っているでしょ。んなこと。
52自営業 :2000/09/03(日) 17:08
まあーどちらにしろ、昔の「ボーイズライフ」は面白かったよ。
さいとうたかをも、それでメジャーデビューしたんだ。007の劇画版でした。

矢野徹さんの「地球0年」も連載小説でした。
539 :2000/09/04(月) 11:31
別にハインラインが日本人に含むところがあって、あれを書いたとは思わんけど、
訳者の後書きは、ちょっとノー天気じゃないかな。
54名無しさん :2000/09/04(月) 17:14
53>

いいんだよ。矢野さんは。

55>53 :2000/09/04(月) 17:28
「地球0年」書いたくらいだもんなあ。
(ちなみに漫画化は戦国自衛隊のアノ人)
56>44
>49

 いや、信じがたい事なんだけど、「宇宙の戦士」が書かれた時期
は知ってる筈なのに、「ヴェトナム戦争云々」と書くSF業界人を
10年位前から見かけるので(^^;。どうも、ヴェトナム戦争が始まっ
た時期を知らないらしいですね。堺三保氏は映画公開の頃まで「ヴ
ェトコン説」を信じていたみたいです。

>47

 ん〜、理解不能ってのは「主人公の主観」ですよね。実際には情
報戦が成立してる。でもって、クモ=アジア人なら主人公=フィリ
ピン人というオチとも繋がる。私にはそういうオチにしか見えない
んですけど。