軍事マニア推薦図書スレッド

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1名無しさん@戦争に行こう
戦争を語る前に、これを読め!!

という本のスレッドです。

歴史、軍事理論、国際政治、各分野のオススメの本をあげてね。

初心者の質問にも出来る限り答えてあげてね。
2名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/19(土) 16:12
>クラウゼヴィッツ、孫子、マキャベリ、マハン
3名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/19(土) 16:18
歴史>フレイザー『金枝篇』
歴史群像シリーズ全部(マジで)

容易に一般書店で入手出来て、仮想戦記よりずっとマシで、
かつ、そう読んでも難しくないし眠くもならないだろう。
5名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/19(土) 16:34
ちょっとまて、歴群シリーズか?????
容易に一般書店で入手出来るからマズいんだよ、あれは。
>5
「歴群シリーズ」って言い方って変だっけ?
歴史群像マガジン以外にも同じ系統で出てたと思うけど。
8名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/19(土) 16:39
>5
駄目なの?
9名無しさん:2000/08/19(土) 16:42
歴史の教科書。
それで興味を持った時代があったら、新潮や講談社から出ている「世界の歴史」みたいなデカいのを読み、
専門書へ。
10名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/19(土) 16:48
肝心のツボを外しているときがあります。>歴群シリーズ
世界文化社の連合艦隊シリーズと合わせるとちょうど良いかも
>6
理由が分からない。
入門書ならあれでも十分だよ。
12ベンゼン元中尉:2000/08/19(土) 17:19
中公新書 渡部昇一著
ドイツ参謀本部
13名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/19(土) 17:30
中公文庫 石原莞爾「世界最終戦論」
限りなくトンデモ系の匂いはするけど(笑
14名無しさん:2000/08/19(土) 17:31
>12
おもしれーけど、秦が批判していなかったか?
15名無しさん@そうだ占拠にいこう:2000/08/19(土) 22:24
歴史が多いですね。
16名無しさん@1周年:2000/08/19(土) 23:11
国際政治ならとりあえず、高坂正堯あたりから始めたらいいんじゃない?。

文体も、軽いしわかりやすいでしょ。入門書には最適。
17名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/19(土) 23:21
潮書房「丸」
18テリ緒:2000/08/20(日) 00:35
12>

だったら、僕はヴァルター・ゲルリッツのドイツ参謀本部興亡史を薦めるなぁ。
19ベンゼン元中尉:2000/08/20(日) 01:06
岩波新書
第二次大戦下のヨーロッパ 笹本駿ニ著

ルターとドイツ精神史 菊森英夫著
20名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 01:07
「アルビン・トフラーの戦争と平和」はどうよ?
21テリ造:2000/08/20(日) 01:09
<font size="7">源文</font>
22テリ造:2000/08/20(日) 01:10
あぁ。タグ効かないんだったな。スンマソン
23名無し君:2000/08/20(日) 01:23
「戦争学」
松村劭著/文春新書・六九〇円
マケドニアのファランクスから第二次大戦までを、元作戦幕僚の著者が
わかりやすく検証している。

24電波少年ノビー:2000/08/20(日) 02:29
誰か落合センセを薦めるシャレ者はおらんのかいのお?
25名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 03:33
『新戦争のテクノロジー』(河出書房新社)と
『レッドストーム作戦発動(ライジング) 上・下』(文春文庫)
26>25:2000/08/20(日) 03:40
レッド・ストームは、アメリカ軍が無駄に強すぎないか?
27名無しさん@1周年:2000/08/20(日) 03:49
>クラウゼヴィッツ、孫子、マキャベリ、マハン

 ↑
ド素人が読めるわけねーだろ
実は俺(ド素人)は何度もこれらの本に手を出したが未だ読破できない

もっと初心者向けに戦略・戦術の基礎について書かれた本ってないかなぁ
防衛大学のテキストって手に入らない?
28名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 03:55
昔だったら、サンケイ出版の第二次大戦ブックスが、大型書店なら
どこでも置いてあってそれを薦めるんだけど。
30〜40年前の執筆だから古い説が出たりするけど、あれを元ネタに
してる本は結構あったし、今読んでも結構いいと思うけど...。

29ベンゼン元中尉:2000/08/20(日) 07:50
かなりローカルネタになりますが、ライフ発行の第二次大戦全史。
以前、杉並の柿ノ木図書館でははまりました。
30名無しさん@1周年:2000/08/20(日) 14:03
「セーラー服と機関銃」
31名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 15:48
戦国自衛隊
32名無しさん@1周年:2000/08/20(日) 15:52
「ARMY OFFICER'S GUIDE」47th edition
LTC Lawrence P.Crocker USA(Ret.)
STACKPOLE BOOKS
33名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 16:16
並木書房の「関東軍特殊部隊」。
大戦末期の日本陸軍が、如何にして対ソ遊撃部隊を編成していったかが、
詳しく描かれています。
34名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 16:23
民明書房発行誌
35名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 16:26
>27 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2000/08/20(日) 03:49
> >クラウゼヴィッツ、孫子、マキャベリ、マハン
>
>  ↑
> ド素人が読めるわけねーだろ
> 実は俺(ド素人)は何度もこれらの本に手を出したが未だ読破できない
>

マキャベリはいい翻訳あるし、内容もわかりやすいし世界史知ってれば読みや
すいですよ。ものすごく。全集が面白いです。筑摩から出てます。クラウゼビッ
ツはいい翻訳が無い&日本で内容を正しく理解している人が少ない(のでいい日
本語の解説が無い)の二重苦ですね。

英訳買うしかないと思う。(いや、勿論ドイツ語出来る人はドイツ語で。)

36名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 16:29
>>9
が正解でしょうね。あとは、外交史の本を。
間違っても、「歴群」なんかから読まないでね。
#立ち読みして仰天した。
37名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 16:38

クラウゼビッツの誤読っていうのは、日本だけじゃなくてあの有名なイギリス
の、げ、名前忘れた、ほら、あのアーサー・ランサムの家のそばに住んでた、
えーっと、そう、リデル・ハートだ!!、リデル・ハートですら絶対戦争の概念
をまるでクラウゼビッツの考えと正反対に解釈してトンデモなこと言ったりし
てたそうだから、本そのものが難解だってことなんだろうね。
38名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 16:39
>19 名前:ベンゼン元中尉投稿日:2000/08/20(日) 01:06
> 岩波新書
> 第二次大戦下のヨーロッパ 笹本駿ニ著

これは名著ですね。わたしも素晴らしいと思います。
39名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 17:08
翻訳があるかどうか知らないけど、

B. H. Liddell Hart@` ``Strategy''

400ページ以上あるけど、読める本だよ。
#実家に置いてあるな。こんど取ってこよう。
40名無しさん@1周年:2000/08/20(日) 17:16
ダニガンの「戦争のテクノロジー」平河出出版 激しく絶版。
41名無しさん@1周年:2000/08/20(日) 17:18
マハンの「デモクラシーの理想と現実」は厨房の時読んだな
42名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 17:39
>40 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2000/08/20(日) 17:16
> ダニガンの「戦争のテクノロジー」平河出出版 激しく絶版。

この本もこの人も日本では過大評価。

本国では、
「大衆向けにまあまあのこと書いてるね。それから奇を衒い過ぎ」
って感じの評価です。

わたしの印象もそれに近いです。とにかく分析とかが浅い。

43名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 17:41
付け足すと、このひと(ダニガン)の本はやたら多いんですが
「退屈」「新発見なし」「資料の検証が甘く間違いがおおい」
という共通点があります。
44名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 18:28
あと、私は読んでないんですが、(これを機会に読もう)

Liddell Hart@` ``German Generals Talk''

は良く引用されてますね。非常に評価も高いです。
大戦(WW2)直後にリデル・ハートがドイツの将軍たちにインタビュー
したものです。
45名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 18:33
英語の本ばかりになりましたが、英語は読めないとお話にならないです。残念
ですが。日本語の本は、軍事関係は論外に弱いので。帝国陸海軍関係以外は駄
目ですね。太平洋戦争についても、アメリカの本を読まないとね。
46名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 18:36
>11
歴群シリーズはたまに異質な歴史観で書かれていることがあるので、
入門書としてはちょっと?という気がします。
47名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 19:54
つうか、あんなのを「歴史書」とか「軍事史」とかの話に引合に出さないで
欲しいです。>「歴史群像」

仮想戦記のほうがちゃんと仮想と断ってるだけはるかに良心的。
48名無しさん@1周年:2000/08/20(日) 20:01
>42
にゃるほど、でも日本語で読めるので戦争を総合的に扱ってるのってダニガン以外にはあんまりないんですよね。
>47
歴群より仮想戦記の方がマシですか?(笑)
じゃあ47ご推薦の仮想戦記でみなさん勉強しましょう^^/

(このスレッドって初心者向け?)
まず図書館の活用だね、市立図書館でいいから(最近は地方の図書館
でも結構立派なんだよね)で歴史・軍事・国際・外交関係あたりの棚
で戦史関係や国際紛争扱った本や兵器関係の本を読み漁りましょう。
最初はそれでいいと思うけど。

ビギナー以外は自分で探せだね。

51名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 20:59
49をさらしage
52名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 21:11
情報量ゼロ >50
53名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/20(日) 21:32
>49

 俺には47は「仮想戦記を頭から信じて読む馬鹿はいない」と書
いている様に思えるが(^^;。確かに、ノンフィクションの体裁を
取っているのに、出鱈目という方が罪が重い。

 SFやアニメの考証を頭から信じる馬鹿は少ないが、その考証
を批評した柳田理科雄や渓由葵夫が出鱈目書いているとは思わん
よね普通。出鱈目なんだけど。

 架空戦記批評の某氏(軍事ライターだそうな)とか、PANZ
ERの90式の記事を書いた某氏、髪型が個性的な某軍事評論家の
「90式は橋を渡れない説」。与える影響から言えば、架空戦記作
家より、始末に終えないと思うよ。
自己努力ゼロ>52
>53
信じるかどうかより軍事に関するベースの知識になるから困るんです>仮想戦記は。
ここでも散々と素っ頓狂な事をかかれてるでしょうが、兵器関係もそうだけど戦史
ならハワイ攻略とモスクワ占領ね。

56シュヴェイク:2000/08/21(月) 03:12
チャーチルの『第二次世界大戦』(河出書房文庫)。ちょっと「大英帝国」臭さ(って何だ)が強いけど、戦争をトータルに見るための入門書としてはあれが一番かも。
57名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/21(月) 04:14
>>56
必読書ですね。これも読んでない人がたくさん居るみたい、っていうのがあち
こちのスレッドの議論からわかります。
58歴史群像:2000/08/21(月) 06:39
たまに「…はぁ?」というレベルの低い記事が載るのがマイナスだね。

最新号なら、「真田三代」の幸村の台詞とか。
65P3段目の「関東軍20万も候え、男は1人もこれなく」
って家康本陣突入後じゃなく、前日の伊達正宗との戦いの後に吐いた台詞だし。

流し読みして興味を持てば関連書籍を漁るためにはそこそこ使えると思うけど。
>>57
一口に「軍事」って言っても広くて深い世界だし、分野に
よって興味の対象が人それぞれだから仕方がないでしょう。

あんまり「これすら読んでない」なんて言うもんじゃないです。
60名無しさん:2000/08/21(月) 16:51
>>59
56さんじゃないけど、戦争の「歴史」って分野なら、やっぱあれは必読だと
思います(ただ、もう書店に問い合わせても在庫がないかと思いますが)
市立図書館の軍事関係のコーナーなんかで案外と置いてあります。
61名無しさん:2000/08/21(月) 16:58
(60に追記)
手元にあるから書いておきますけど。
河出文庫「第二次世界大戦」でISBNは「4309470467」です。
著 ウィンストン・チャ−チル/訳 佐藤亮一 河出書房新社 1984/12出版

上でも書かれていますがビギナーな人は図書館は活用しましょう。
10年以上前に出た本になると一般の書店で入手するのは大変です。
その点、図書館は古い本でも置いてあるし、それなりに有名な所
を押さえてあるので(それに高価な本でもタダ)案外と使えます。
専門的に調べたりしている訳ではないのでsageときますが、

「司令官たち〜湾岸戦争突入にいたる決断のプロセス」
ボブ・ウッドワード(ISBN/4-16-345390-3)

戦争突入に至るまでの政治的な運動が解ります。
パウエル氏、チェイニー氏などが主な情報源らしい。
大統領選挙間近なので、読んでみたら面白いかもしれません。
63名無しさん@1周年:2000/08/21(月) 23:57
欲しい本がことごとく絶版
ここには神田みたいな古本屋街もないし(泣
64シュヴェイク:2000/08/22(火) 22:13
>61
ありがとうございます。
65名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/22(火) 23:09
以前の職場にあった、
「ミサイル工学辞典」 久野治義 原書房 1990
が工学的な解説として役に立ちました。
ミサイルに必要な科学技術について一通り書いてあります。
某研?者のような電波なことは書いてありません。
しかし、なぜか、原書房、国会図書館の書籍検索ではそのような本はないとでてきます。
66名無しさん:2000/08/23(水) 00:01
結局世界史を一通り学んでから
外交、国際関係に関する本を読むのがバランス良いのかな?
イスラエルの歴史(歴史の教科書に載っている程度)も知らないのに
イスラエル軍の装備は〜って人いそうだし

せっかくなので途中で挫折した良書
「外交」ヘンリー.A.キッシンジャー「日本経済新聞社」

図書館の返却期限が過ぎたので挫折(笑)
興味ある章を選んで読むと良いかも
>66
>イスラエルの歴史(歴史の教科書に載っている程度)も知らないのに
>イスラエル軍の装備は〜って人いそうだし
そりゃしょうがないって^^m、イスラエルの建国の歴史を知らなくても
センチュリオン戦車の話をしたっていいし、クフィルとミラージュ比べ
てもいい。
ただ兵器開発の「思想」なんて話になるとイスラエルの建国から歴史の
知識がいる、ここらへんは興味の深さによります。
(メルカバの生存性を重視した設計はなぜか?、クフィルはなぜに生まれ
 たかってね)
まあ、戦史オタにはよく兵器オタはバカにされるけど、興味の対象と視点
が違うからしかたないです。逆に戦史オタに兵器を語らせると通説鵜呑み
にしてるからおもしろいですよ。
68gustav:2000/08/23(水) 02:19
とりあえず秦郁彦の第二次世界大戦航空史話、それに日中戦争関係。
ヨーロッパだとハヤカワのノンフィクションと、光人社の新戦記シリーズの
手島尚さんの空軍本。

個人的にお勧めは大日本絵画社の「空対空爆撃戦隊」
ハードカバーだけど十分もとがとれるよ。
地上でも空中でもベストを尽くそうとする著者の姿は、兵器のスペックくらべる
以外にもWW2から格好よさというものを見つけられるってことを教えてくれた。
69名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/23(水) 09:39
歴史は必要条件。
逆も真。
70タンク:2000/08/23(水) 10:09
「海上護衛戦」
 大井 篤

日本海軍が 商船護衛を軽視した経緯の草分け
原爆なんぞ 落とさなくても 商船がなくなりゃ 日本は貿易できずに 崩壊するのだ。
>>70
これ書こうかと思った(笑)、たんにシーレーンだけの話しではなくて
日本海軍の体質が読める本です。
(ただし、大井氏の個人的な視点である事には留意して欲しいですけど)
太平洋戦争の入門書としては定番です。
72白善火華 :2000/08/25(金) 14:15
73名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/26(土) 03:46
岡崎久彦の本をすすめます。

 「国家と情報」情報関連の基礎と日本の周囲の国の分析
 「繁栄と衰退」オランダの独立、繁栄、衰退。
        貿易国家の一例としてちょっと恐い。
 「陸奥宗光」 陸奥宗光を中心とした幕末から日露戦争直前
        までの外交史。
74名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/26(土) 16:56
岡崎久彦氏の歴史に対する博学は尊敬しますが、国際政治の分析に関してはか
なり??が、かつてはあったと言う気がします。(私の感じでは。)日清戦争を
根拠として、現有戦力バランスが重要だ、という主張を冷戦時代の真最中に
日本の防衛に関して行なって失笑を買ったのを思い出します。

もっとも、今出ているVOICEの連載では、真珠湾攻撃は大愚策であったという
欧米流の評価を受け入れていますね。ベトナムの将軍に会った時に将軍が岡崎
氏に、「対米戦争くらい楽な戦いはなかった。彼らは、人的損害に耐えられな
い。」と言った時に、岡崎氏が硫黄島での米軍の損害を話たところ、将軍が絶
句したというエピソードが述べられていました。米国を本気にさせてしまった
真珠湾攻撃がいかに愚かであるかということの傍証として。

またこの岡崎氏の連載によると、宣戦布告が間に合ったとしても、米国は真珠
湾を「騙し討ち」であると言っただろうということです。彼らにとって許し難
いのは、交渉をしながら、ヒトカップ湾から既に艦隊が出発していたことだそ
うです。外交当局すら、この作戦は知らされていなかったわけで、めちゃくちゃ
な国だなと思います。

75名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/27(日) 03:03
ところで、「戦争論」では、戦争遂行の際、軍人が口をはさんだ方が
いいと言っているの?
それとも、政治家にまかせるべきだといっているの?
一応、読みはしたけどよくわからないので教えてください。
76名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/27(日) 03:39
「造船士官の回想(上)(下)」 堀 元美

70と併読を推奨。
77今もあるかな? :2000/08/27(日) 04:04
「海底十一万浬」 稲葉通宗 元イ6潜艦長回顧録
 
当時の潜水艦乗りの表情が一番よくかかれていると思う。
76の堀さんもでます。(名前は出ないけど)
台南空の潜水艦誤射事件も(これって坂井さん?)
あとサラトガ雷撃の模様を戦時中、山岡荘八が「海底戦記」として
かいたが最近その復刻版が出ました。
78名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/27(日) 10:47
>>75
クラウゼヴィッツですか?

クラウゼヴィッツだとすると、彼は、ある程度以上のレベルからは、厳しく政
治家のみに任されるべきだ(軍人が口を出してはならない)としています。
79ミルク@YukiSirusiNyuuGyou :2000/08/27(日) 11:33
大橋武夫
兵法ナポレオンを読んだ。
一・五倍になった
オーストリア軍をカッコよく各個撃破する
ガルダ湖畔の戦いを読んで、
私もこうありたいものだと
内心思っていたら、
その解説文で、このようなことを続けていけば
破綻するのは明白だと書いてあった。
¥2500もしたがそれなりの価値はあったと思う。

http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=army&key=962485777&ls=50
20 名前: 竹田丹後守 投稿日: 2000/07/03(月) 00:22

余談になりますが、大橋武夫さんの本は俺も何冊か持っていますが、最近、日本
古戦史に関しては従来の定説を覆すほどの説得力を持った異説が続出してまして、
そっち関係については全然信用できなくなりました

例:桶狭間合戦で織田軍の迂回奇襲はなかった
  第4次川中島合戦で上杉軍は妻女山に布陣していなかった
  姉川合戦で徳川軍の迂回攻撃はなかった
  長篠の合戦で鉄砲三段撃ちはなかった
  いわゆる武田騎馬軍団などというものは存在していなかった
  鉄砲の威力は喧伝されているほどではない
               ・・・・・・・・等々 <

私もそのような欠点はよく知っています。
しかしそれまでの意見をまとめた研究成果があればこそ
それに対する批判が成り立つのであり、
欠点はあっても価値はあります。
また今読み返してみれば、
意外と新しい発見があるかもしれない、と再度研究中です。
http://union-jp.net/home/ysngmilk.html

例えば大橋武夫 はよく孫子の意見として「兵は拙速を貴ぶ」という
引用をしていますが、
兵藤二十八も指摘しているとうりこの語は孫子にはないです。
原文は「兵は拙速を聞くも、未だ功久を睹ざるなり」。
100聞は1見に如かずという諺がある。
これは後段の「功久を睹ざるなり」に重点が置かれている
と思います。
私の思い浮かべる「拙速」の実例は
1943年に三式戦がラバウルに行こうとして
大半が海没したことがあげられます。
(三野正洋「日本軍小失敗の研究」・渡辺洋二「液冷戦闘機飛燕」参照)
つまり「拙速」とは「速くしようとして拙くなってしまった」
という意味ではないでしょうか?
しかも「聞く」(伝聞)に過ぎないもので、「そうかどうか詳しくは判らない」
というニュアンスで。
それに対し、「功久を睹ざるなり」は「睹」という直接見た上での判断で、
「絶対にありえない」というニュアンスが込められているのではないでしょうか?
大橋武夫は「兵は拙速を貴ぶ」の実例として北条氏が小田原評定で戦機を逸した
ことをあげています。
いろんな案がある中、何でもいいから一つを選んであれこれ迷うヒマに
長所を伸ばして短所を補う工夫をするべきだったと。
80竹田丹後守 :2000/08/27(日) 12:17
  ↑
人の発言を無断転載しないでいただきたい(しかも何度目だこの無断
転載は) いい加減にしてくれ

81名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/27(日) 17:06
>>78
クラウゼヴィッツは、正確には、

最高決議機関にもしも軍人を加えるならば、最高司令官唯一人を加えよ、

ですね。

#日本では、海軍の真珠湾奇襲計画を外交当局が全く知らなかったわけで、失
#格もいいところ。
8275 :2000/08/28(月) 23:41
>78
>81

ありがとうございます。
軍人が中心となって意志決定するのはまずいと言うことですね。

質問ばっかりで申し訳ないですが、できれば、また、教えてください。

「戦争は政治の延長である」って言葉は結局どういうことなんでしょうか。
日本国憲法で言うところのシビリアンコントロールとは、何か違うような
気がします。
「政治の延長であると自覚した場合の戦争」と「戦争を純軍事的なもの
としてとらえた場合の戦争」とは、どのように違うのでしょうか。
83名無しであります! :2000/09/14(木) 19:18
類似スレage
84名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/14(木) 20:08
戦争ってのは武力をもってする政争だってことさ。
85テリ緒 :2000/09/14(木) 21:54
最近読んで面白かったのが、東林書房 ブライアン・ボンド著 勝利の追及 だね。

僕がクラウゼヴィッツの信奉者というのもあるかも知れんけど、良い本でした。
ただ、イギリス贔屓(笑)
>82
「政治的な目的を武力の行使で果たそうとする行為が戦争である」と
考えれば「戦争は政治の延長である」の考えが分かってもらえますか?

つまり相手に政治的な要求を呑ませたり、こちらの欲する領土なり利権
なりを手に入れる為の手段として、政治交渉や外交交渉ではなく「軍事
力」をその手段として用いるだけです。
87名無しさん@そうだ選挙にいこう
リデル・ハートの評価は低めのようだが、「戦略論」だったっけ?
間接的アプローチを述べてるアレはいかがなものでしょう?
近所の本屋にあるんで買おうかまよってます。