http://www.yaeyama-nippo.com/2014/09/15/基地問題は民族差別ではない-兼次-映利加/ 基地問題は民族差別ではない 兼次 映利加
なぜ沖縄が差別を受けていると感じ、アメリカや日本政府に異常なまでの反感を持っているのでしょうか。
それは一つには、王国時代に沖縄が一番豊かで栄えていたという歴史認識があり、逆に明治政府によって
沖縄は虐げられたのだという認識があるからだと思います。しかし必ずしもそうではありません。
沖縄は貿易時代に栄華を極めた一方で、身分の差や男女の別によって学校に通えない人が多く、
当然識字率も低かったのです。それが、明治政府の教育制度の徹底によって、
どの家庭の子どもも学校に通えるようになりました。それは王国時代に利益があった一部の人にとっては
特権を一つ失い、多くの庶民にとっては大変喜ばれた事の象徴的な例だと思います。