http://tokyoexpress.info/2014/03/21/f-35-jsfシリーズの開発近況/ F-35 JSFシリーズの開発近況
諸国の兵装に関する要求を受入れるのに問題点が二つある。
一つ目は、使われているソフト、いわゆる“ソースコード”の公開を米国が拒んでいる点である。
ソフトの開発はロッキードが担当しているが、ロッキードが諸外国の要求に基づいて個別にソフトを
改良するか、あるいは兵装に関する新しい汎用性のあるソフトを開発しない限り無理がある。
米政府内やロッキードマーチン社では、「これ等要求は全て断り、兵装は米国製に限定しよう」
とする動きが出ていると云う。
2つ目は、兵装を含むF-35のテストの問題である。
F-35の開発スケジュールは予定より大幅に遅延しており、
IOC(初期運用能力)を備えた飛行隊の整備は機種によって5~6年も遅れている。
このため、各国が要求する兵装テストは2018~2019年頃までは実施できそうもない。