【震電改】日本航空機開発史改竄編【流星艦戦】

このエントリーをはてなブックマークに追加
179163
1450ps金星51改が【ある程度上手く行く】という前提で、少し極端に妄想を膨らませてみよう。
昭和15年秋に設計開始するなら、昭和16年初夏には初号機完成し、運転試験レベルに到達できる。
運転試験通過に10ヶ月、飛行試験から各種の膿出しに12ヶ月、18年夏に制式採用・量産開始できた、との仮定。
この時期、陸軍はハ51(22気筒3000ps)を日立と開発していた。三菱の直線翼インペラφ270mmを使い、
2速全開 1970ps/3000rpm/+400mmHG@8000mを目指していた。初号機完成は昭和19年2月である。

さて、このハ51の過給機を1450ps金星51改に移植できた、と妄想を広げる。「三菱」の過給機を移植するわけだから難易度はそう高くない。
離昇1450ps×約80%=1160ps@8000mぐらいが期待できそうし、便宜上1450ps金星51改2と呼称する。
零戦64型は、2速1250ps/5800mの金星62を抱いて、572.3km/h@6000mの最大速である。
1450ps金星51改2を搭載するとして、計算上の最高速度は、
@空気密度補正: (6.60111/5.25786)^1/3≒1.07874
A馬力補正: (1160/1250)^1/3≒0.9754
高度8000mにおける最大速度計算値=572.3×1.07874×0.9754=602.17km/h

B-29の最大速は、576km/h@7600mだから、1450ps金星51改2を搭載した零戦64なら、B-29を追いかけることができる。
250kg爆弾の懸吊架なり、水平尾翼の内部構造強化なり、胴体下面の外板厚増加なり、自動防漏式防弾燃料タンクなり、
座席後部55mm防弾ガラスなり、零戦64は52乙辺りと比較して相当重くなっている(自重で+2百数十kg)から、
これらの改造をいくつか取り止め、30mm斜め銃(例 二式30mm機銃)を操縦席後ろに装備すれば…