【飛越し着艦】本日の南雲部隊司令部1AF【離着艦】

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351首席参謀@アク禁中
>>348-349
「公開いたしますファイルは、このままの形でしたら再配布などはご自由になされて結構」と記載がある
海軍作戦通信史 http://navgunschl2.sakura.ne.jp/tenji/25-opshisnavcomm.html
このPDFの62/179頁に、ミッドウェー作戦時の航空機通信に関する記載がある。
上空直衛機に対しては甲種短波Dを使用して交信し、その担務はP/AF、つまり赤城の一航艦司令部、との記載。
会敵時迄が「電波戦闘管制」、会敵後に戦闘管制が解かれるから、短波での交信も司令長官の判断で可能となる。
これをまとめた石黒進(57期)氏は、ミッドウェー海戦時、二航戦の通信参謀(少佐)を務めていた。
そういった通信屋の記録を見る限り、CAPに対して一航艦司令部は甲種短波Dでコミュニケーション可能、であるし、
それが上手く行かなかった、との記載は見当たらないな。世間に広く言われてる話しとは異なってるところが、なんともはや。

21号電探がないとしても、利根4号機は「0255と0555の二回、敵攻撃機貴方に向ふ」と打電し、
南雲司令部/ハイポ局双方の記録に残っているという確実な事実がある。
開戦当日雲量8で視界が悪かったのだったら、複座水偵を1機、0600以降、雲上に上げて、雲上哨戒機として運用していれば、
敵急降下爆撃機の接近を、母艦に連絡することだけは、当時の日本海軍の能力から見て全く可能だな。
CAPに無線連絡できればベストだが、上空に急降下爆撃機が接近してると解っていれば、フネの上の対空見張りも徹底するだろうし、
急降下爆撃を回避する神業操艦する艦長がいれば、ひょっとするかもね、と小職は思ってる。