>>861の続き
・今回の敵は「SUS」。スペースユナイテッドステイツ。 即ち宇宙アメリカ。
宇宙アメリカが圧倒的武力を背景にしたパックス・アメリカーナ多国籍軍で、どう見ても中東の国としか思えない惑星アマールを無闇に爆撃。
中東の人たちを無闇に虐殺。そして立ち上がるのが全クルー日本人のヤマトな訳ですね!! (※原案:石原慎太郎 (←マジで
・『ヤマトの武士道っぷりに感動した!我々も援護するぞ!!』 →特攻。
『我々中東の民もヤマトを守れ!あの巨大ビーム攻撃から守るんだ!』 →特攻。
『うおおおおおおおお!このヤマト副長をナメるなああああああああああ!!』 →特攻。
・さすが「新生ヤマト」なだけあって、従来なら大破して中の人も大量に死んでそうな攻撃をくらっても、全然ピンピンしてるヤマト。
でも映画終了5分前でノルマ解消的になんとなく壊される第三艦橋。
・そして映画終了10分前に、まさかのソードマスターヤマト展開。ヤマトだけに。
いやもう本当、相変わらず宇宙空間に空気があると思ってるらしいとか、パリンと割れるバリアとか、伏線もへったくれもない超展開とか、
「今自分は何を見ているんだろう……」と疑問に感じたら負けな映像とか、場面とBGMが微塵も合致してなくて本来迫力のラストバトルシーンの
はずなのに選曲が盛大に間違ってるため横で見てた十篠はんがいびきかいて寝てたとか色々あるんですが、別に悪いって訳じゃないんですよ。
むしろヤマトとして正しいというか、『ああ、昔っからヤマトって、こーゆーアニメだったよなぁ……』と再認識させてくれる、一種の記憶再現装置
なんですよ。
「一時代を築いたアニメ」といえば、ガンダムは今もなお世界観を大胆に変えたり制作陣を大胆に変えたりしながら連綿と続き、マクロスも着実に
新たなファン層を獲得しながら進化し続け、エヴァも大胆なリビルドで再度ムーブメントを起こす事に成功している中、35年前から何にも変わらない
ヤマトという面白い構図。
(続く)