こういうことらしい
米露、シリア化学兵器の廃棄で合意 2014年半ばまでに
2013年09月15日 08:32 発信地:ジュネーブ/スイス
ttp://www.afpbb.com/article/politics/2968271/11349017 【9月15日 AFP】
スイスのジュネーブ(Geneva)でシリアの化学兵器について協議していた
ジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は14日、
3日間にわたった協議を終え、シリアの化学兵器を来年半ばまでに廃棄する枠組みを発表した。
もしシリア政府が実行しなかった場合には制裁を加える可能性があることも示した。
今回の合意によると、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は、
今後1週間以内に化学兵器の詳細を提出しなければならない。
協議終了後の共同記者会見でケリー国務長官は、アサド政権は化学兵器禁止機関
(Organisation for the Prohibition of Chemical Weapons、OPCW)の調査官を
「迅速に、かつ束縛することなく」受け入れなければならないと述べ、
「調査官は11月までにシリアに入国する必要がある。目標は、来年半ばまでに化学兵器の廃棄を完了することだ」と述べた。
バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、もしシリア政府が実行しなければ
「米国は依然として軍事行動を取る用意がある」と述べており、アサド大統領には合意内容を遂行する圧力がかかっている。
■シリア自由軍は合意を拒否
英国、フランス、化学兵器禁止機関はこの枠組み合意を歓迎しているが、シリアの反体制派は
欧米が反体制側に立って介入する可能性がなくなるとして、今回の合意を拒否した。
シリア反体制派、自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)のセリム・イドリス(Selim Idriss)司令官は
トルコのイスタンブール(Istanbul)で記者会見し、「人が毎日殺される状態が2014年半ばまで続くことになる」として、
今回の合意は全く受け入れられないと述べた。2年半続くシリア内戦では11万人以上が死亡し、数百万人が家を追われている。
(c)AFP/Jo Biddle