朝鮮曰報が伝えない独島艦曳航の悲喜劇
・曳航先は鎮海か平沢か、潜水艦救援艦まで登場した救出劇
http://blogs.yahoo.co.jp/illuminann/11172556.html ・発電機の役割と機能
艦内の照明と空調の全機能がストップするということはこの時期の西海(黄海)の洋上では船内が灼熱地獄となることがわかっている。
小型の漁船などでは船室の窓をあけて換気するが大型の軍用艦であれば開口部も少なく艦内の換気は絶望的だろうということだ。
また非常用照明装置(バッテリー)も完備されているがその機能は停電になった船内から安全に脱出できる程度だとされるため
最大でも3時間程度の照明時間しかない。 これで艦内が真っ暗であるということになる。
(中略)
ここで問題となったのが300人からなる乗組員の食事とトイレの問題である。 軍用艦である独島艦には艦内食堂として乗員が交代で
食事をするスペースがある。 ところが停電によって食堂は真っ暗となり調理場でも電気調理が一切できなくなったわけだ。
平時の艦上勤務では8時間3交代となるため調理スペースは24時間稼動している、これでほぼ休み無く作り続けるということになる。
その調理作業が中断すると300人からの乗組員は食べるものに事欠くことになる。昼食の時間を控えて調理場は大忙しだったはずだ。
ところが突然の停電で全作業がストップした
さらに問題だったのがトイレだった、海水を使って流すトイレが軒並みダウンしたのだ。
最初の異変は主機室に近い機関科の居住区だったといわれている。 文字通り逆流した汚水で満たされた為乗組員の大半は上甲板に避難した。
そこにようやく2時間ほどすぎてから連絡用のヘリコプターが誘導もなく目視で着艦したのだという。
その後、非常用発電機を搭載したヘリコプターも到着したが民生用のガソリン発電機での電力では艦底で行なわれる発電機の復旧作業にも
足りず作業は手探りで行われた。(続く)