【飛燕改】日本航空機開発史改竄編18【陸軍96戦】

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985名無し三等兵
昭和15年晩秋、海軍は中島は二式水戦への改造を命じた。中島は三竹忍技師を主務者にスタッフィング始めたが、
スタッフの中に、12試艦戦の主翼面積と最高速を見積もった某技師(19u→約535km/h, 18u→約544km/h, 16u→約556km/h)が
いた。 ttp://ch.i.cmaas.net/syumi/army/1341464306/604

十五試水戦は310節の高速を求められたが、某技師は三竹技師にこうアピールした。
まもなく、6000mで1000ps前後を叩きだす栄21の運転試験が始まる、と発動機担当の技師から聞いている(合格は16年2月)。
数カ月前(S15.10)に初飛行した、主翼面積15u/ハ41(1260ps)のキ44が500km/h台後半の速度が出せている実績から見て、
栄12世代で主翼16uで556kmの高速機になるはずの12試艦戦なら、栄21を搭載すれば600km/hぐらい稼げる機体になるだろう。
半年前(S15.7.12)、 谷本少尉の97式戦闘機は、現地改造でエチルアルコール噴射装置を装着し、
エンジンの耐ノック性向上によるパワーアップを図っていた、との話も聞いている。 ttp://www.poweraccel.co.jp/octane.html
エチルアルコール噴射付きの栄が数年で誕生するのであれば、主翼を縮小した零戦改造水戦は下駄履きで遅くなるにせよ
530〜550km/hぐらいまで可能性あるだろうし、上手くすれば川西の新機体をお払い箱にできるかもしれませんね ???

下駄履きを止めれば600km/hというこの期待、14試局戦がコケたときの保険、空戦フラップや高揚力装置を改良すれば、16-17試艦戦の代替に ???
海軍航空本部は、,中島へ2式水戦・栄21主翼16u版にゴーサイン、空技廠に対し自動空戦フラップ・親子フラップ・前縁スラット等の研究開発を指示した。
16年夏、中島は彩雲用の推力式単排気管の実験に成功し、2式水戦・栄21主翼16u版にも装着実験を行った。
16年晩秋に推力式単排気管付きの試作1号機が完成したが、最高速は530km/h弱をマークし、14試局戦と15試水戦はお払い箱になった、という。