【飛燕改】日本航空機開発史改竄編18【陸軍96戦】
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名無し三等兵:
高高度戦闘機・実験研究機で、マジに研究を深めたいテーマは2つだね。
両方ともエンジン廻りの改良となるから、陸軍航空研究所よりは、エンジン開発してた海軍空技廠の方がふさわしいかな?
■ハ112用の1段3速過給機の実用化
三菱が1段3速過給機に手を出したのが、MK9Cの昭和17年6月(以前)、という話しらしい。
栄21や金星51など、1段2速過給機の耐久試験合格が昭和16年頃、
昭和14年頃から研究が始まった排気タービンが、実機への搭載実験できるようになるのが昭和17年、
との話をインテグレートすると、排気タービン実用化が難しいと実機搭載で確認できて、1段3速過給機が本格化するのか?
ハ43-51だと、離昇2130 ps → 1速2000 ps/1800m → 2速1800 ps/5600m → 3速1660ps/8700mの比率を維持可能と仮定すれば、
栄21の3速版は、離昇1130 ps → 1速1060 ps/1800m → 2速955 ps/5600m → 3速880 ps/8700mになるだろう。
980ps/6000mで580km/h出せる機体なら、同重量で3速過給 880ps/8700mで614km/hぐらいは出せそうだ。
零戦52が565km/hだけど、例えば主翼縮小(高翼面荷重化)改造と3速過給を同時実施できれば、B-29迎撃が期待できる
高高度速度が得られそうな計算になる。零戦に斜め銃の実績はあるし、二式30mmを斜め銃で搭載したいぐらいだ。
■ドイツから、燃料冷却による出力増強装置の理論を提供してもらっての、実用化
Fw190A-8だと、出力増強装置によって、5分間限定とはいえ、離昇出力が1700→1900馬力(11.76%増)になる、という。
最高速に換算すると、3.77%増。3速過給で615km/8700m出せる機体だったら、630-640km/h迄見込めそうだね。