【飛燕改】日本航空機開発史改竄編18【陸軍96戦】
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名無し三等兵:
昭和16年、航空技術研究所は、高高度戦闘機の「研究実験機」を開発することとなった。
実用上昇限度が12250mであるキ27をベースに、各種の改修が重ねられた。
・プロペラ:固定ピッチ2翅 → 可変ピッチ3翅 ≒ プロペラ効率改善、実用上昇限度上昇
・エンジン:ハ1乙(φ1280mm、680ps/3500m、425kg) → ハ115(φ1150mm、980ps/6000m、590kg) ≒ (高)高度での馬力確保
・推力式単排気管: 昭和17年夏以降の試作機に(試験)装備 ≒ 最高速度改善(3%強)
・武装: 7.7mm×2 → 12.7mm×2
エンジンやプロペラ廻りが重くなり、胴体と主翼の取り付け位置が変更され、
単座機を複座機に改造されたときのように、尾翼付近にヒレをつけるなど、重心バランスを取る諸改造が設計された。
また、エンジン直径が10cm以上小さくなることに応じ、胴体を細くし、空気抵抗の軽減が図られた。
胴体の強度補強のため、外板増厚が施された。
昭和17年夏、試作1号機が完成し、固定脚機にも関わらず、570km/h/6000mを記録した、という…
軽い機体とソコソコの発動機が生み出す余剰馬力の大きさが、決め手であった、とか。
その後、ホ3/5斜め銃、ハ115-II(水メタ)、ドイツから理論が伝わってきた出力増強装置(燃料冷却)が実験された、とか。