中国、離島訓練の中止要請 日米は予定通り実施へ
朝日新聞デジタル 6月4日(火)5時2分配信
米軍と自衛隊が10日から米カリフォルニア州で実施する離島防衛訓練について中国側が中止を要請していた
ことが明らかになった。7、8両日に同州の保養地で開かれる米中首脳会談を前に、日米を牽制(けんせい)する
狙いがあるとみられる。日本側は「特定の第三国を念頭に置いた訓練ではない」と説明。予定通り行う。
米軍による水陸両用作戦の定期訓練「ドーン・ブリッツ(夜明けの電撃)」の一環で、日本は初参加。同州の海兵隊
ペンドルトン基地やサンクレメンテ島で行う。同島への敵の侵攻を想定し、自衛隊が米軍と上陸、射撃。防衛計画の
大綱に記した南西諸島防衛強化の方針を踏まえた訓練だ。
日米政府関係者によると、沖縄県の尖閣諸島をめぐり日中関係が悪化するなか、中国は日米が連携する離島
奪還訓練として難色を示した。7日からオバマ大統領は習近平(シーチンピン)国家主席との会談を控えており、
日米で対応を協議。最終的には「訓練は日米同盟に必要だ」として訓練を実施し、予定通り報道陣にも公開する
ことを確認したという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130604-00000005-asahi-pol