【黎明爆撃】本日の南雲部隊司令部1AF【艦砲射撃】

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239首席参謀@代行(アク禁中)
珊瑚海海戦における「海軍作戦通信史」、また興味深い事実を提示してくれる。
-62-だが、備考にこんな記載がある。

: 敵艦戦に触接せる場合は攻撃隊誘導の為令なくして左の長波に拠り長符連送(適宜自己符号挿入)す
: fsr/5Sは「ヒ22」(423KC)
: fc,fb/5Sfは「ヒ7」(359KC)

つまり、5航艦の索敵機が触接した場合は、母艦に359KCの長波で、長符連送しろ、と「MO機動部隊航空部隊通信計画」で
昭和17年4月29日(つまり事前)に取り決めていた、という意味である。
つまり、母艦はこの長波輻射により、敵艦隊の方位をより正確に掴めるように配慮された通信計画なのである。

さて、利根4号機、南雲司令部からの「長波輻射セヨ」をシカトしたとんでもない索敵機であるが、
とはいえ、上記のような航空部隊通信計画を、南雲司令部はキチンと策定し、索敵水偵搭乗員を含む所属部隊に、
その旨を徹底的に知らしめていなかった、というなのだろうか?
少なくても、海軍作戦通信史において、南雲司令部が長波の長符連送を、触敵機に対し、事前に指示を出した形跡はない。

1年生の5Sfと3年生の1AF(1-2Sf)という比喩があるが、通信の分野で言えば、5S+5Sfの方が遥かにマシだね、と思える。