【黎明爆撃】本日の南雲部隊司令部1AF【艦砲射撃】

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181首席参謀@代行(アク禁中)
日本海軍航空隊には、空中避退対策がミッドウェー戦の前に確立されていたらしい。
淵田美津雄・奥宮正武「ミッドウェー」には、こんな記載があった、という。
ミッドウェー第一次攻撃でこの戦術は使用されなかったのはなぜ ???

: 友永指揮官から「第二次攻撃の要あり」との意見とともに、第一次攻撃隊の攻撃成果を報告してきた。
: 私はこの攻撃成果の電報を聞きながら、村田少佐に話した。
: 「オイ、友永のやつは、ずいぶん中国で基地攻撃をやったくせに、なぜあの手を使わなかったんだろうかね?」

: あの手というのは、こうである。
: 敵の基地航空兵力制圧の目的で、基地攻撃に行った場合、あらかじめ敵がこれを察知して、
: 飛行機全部を空中に退避させ、地上にいないことはよくあることである。
: そんなとき、あっさり大地をたたいて簡単に帰って来たのでは始まらない。
: そうとみたならば、まずもっている爆弾の三分の一ぐらいを投下して、そのまま帰投するとみせかける。
: 向こうはもう帰ったと思って、燃料の関係もあり、基地へ戻ってくる。
: その間、一時間もすれば大体空中退避の飛行機は、着陸してまず燃料補給の作業にとりかかるものである。
: そこでこちらは三十分ぐらいのコースを往復して、再び襲えばうまく網にかけることができる。
: これは日華事変では、たびたび奏功した戦術であった。