小職は、42年5月MO/5戦隊+5航戦、6月のAL/北方部隊+4航戦における、敵信受信等の実態を、
海軍作戦通信史から引用し、その活躍ぶりを紹介した。
>>147 >>149 MO部隊、AL部隊は、双方とも、敵索敵/哨戒機(陸上機・艦上機)の電波を受信し、平文通信であることを把握。
更にMO部隊は、戦闘機指揮通信ですら、殆ど全部了解しえた、とある。
岩本徹三の珊瑚海の手記部分で、「母艦より、敵は高度5000ないし6000mで来襲する算大なりとの報告」という一文あり、
珊瑚海海戦の際、日本空母にレーダーついていたっけ、と不思議に思ってた部分であったが、
戦闘機指揮通信の分析結果だ、と気づけば「なるほど」と思った次第。
恐らく、ミッドウェーでも、米軍(索敵機)は平文通信していただろう。珊瑚海やアリューシャン方面がそうだったように。
1AFでも、6/4に帰投する敵哨戒機の無線帰投通信が平文だった、という記録が海軍作戦通信史にある。
となると、6/5の哨戒機(PBY)の電波の受信は、物理的に可能だし、AL同様、零戦迎撃機を事前に用意して撃破、できそうだが?
更に言えば、6/5敵の攻撃隊発進の都度、飛行機電波を受信、という記録もある。「内容不明」とのこと。
ここで言う「攻撃隊」、基地機のことを指すのか、機動部隊艦載機のことを指すのか、曖昧に表記された点、非常に気になる点である。
「内容不明」の件、珊瑚海のときは平文通信してたが、ミッドウェーの際は止めた、という米軍記録が残っていないだろうか?
さて、赤城がマクラスキー隊の交信を探知し、接近を掴んでいたのかどうか、これはこれで気になる点だわな。