>>782続き
機体の将来性については、ラファールがユーロファイターに対して優位。グリペンNGによる性能
向上は期待できるが、最小予想機能を完全に満たすには至らないと判断。2009年の報告書で
はラファールを推奨する結果が出ていたと報じられた。
この報道に対して、機種選定の責任者であるスイス空軍のFabio Antognini大佐は、報告書へ
のコメントを差し控えた。大佐によると3機種は全て要求を満たしており、選定基準は性能だけ
ではなく、整備性、騒音、発展性、スイス特有の条件などを総合判断するものだったとした。
グリペン先生の決め手となったのは、その取得価格の安さとスイスの飛行場への適合性、ライ
フサイクルコストの低さであったとされる。スウェーデンはスイスで採用が得られれば、自国で
もグリペンNGを採用するとしたのもアシストしている
結論として、ラファールは戦い(性能での優位性)には勝ったが、試合には負けた形。ユーロフ
ァイターは、空対空性能でラファールに劣る結果となり、整備性や訓練面でも遜色があるとの
報告がなされたとの事。ユーロファイターは余剰機が多いため取得コストは安いが、多くのマ
ンパワーを要する機体であるとされた