零戦4機+99艦爆18機で、迎撃のワイルドキャット12機と交戦した対ヨークタウン戦(小林隊)の数値を元に、
零戦12機とF4F黎明迎撃機6機との交戦結果を、試算してみよう。(全26機が上がった際の最悪の想定は、既に提示済み)
小林隊は、零戦の3倍の迎撃機を相手に、零戦が3機(75%)、99艦爆は13機(72%)失われている。
ランチェスター二乗の法則からみて、1対9の戦闘機の戦力比で、70-75%前後が失われた、ということ。
零戦12機 対 F4F 6機の仮定では、迎撃機の比率は0.5倍(12機対6機)に下がるから、戦力比として0.25倍となる。
小林隊の戦力比は9倍だから、1/36に低下した試算になる。
だから、零戦の被撃墜数は、12機×75%(小林隊)÷36(戦力比補正)=0.25機、
97艦攻の被撃墜数は、18機×72%÷36=0.36機、というところだろう。
米軍パイロットの練度>>零戦パイロットの練度が成立するケースに限り、日本側の損害が高まるけれど、
ほぼ無傷に近い結果が計算できますな。
零戦の7.7mmで、爆装・雷装してるTBD/TBF相手だと、運動性能は悪いわけだし、爆弾や魚雷に命中弾喰らえばオダブツだね。
勿論、黎明という明度で、簡単にTBD/TBFの後ろの射撃点を確保、かつピンポイント銃撃する難易度は低くはないけれど。
まぁ、零戦を振り切って、1AF攻撃のため、【ミッドウェー北西方面】に飛行な可能な米軍機は、ほぼB-17/26、と見ておくべきか?
TBF×6, SBD×16の1AFへの攻撃飛行をほぼ阻止できるのなら、黎明爆撃、多少なりとも意味があった。
更に言えば、黎明爆撃隊から「敵機編隊、貴方ニ向フ」の打電が期待でき、ミ島基地機の「奇襲」は成立しない。
0300過ぎ、1AF上空に、27-30機の零戦迎撃機が待ち構える想定に、無理があるならご指摘どうぞ。