「戦力をゲームの駒のように考える」って、「十死零生」の特攻作戦関係者に相応しいね。
潜水艦乗りに評判悪い黒島、大和特攻を説得した草鹿など、
最前線で指揮を取らず、かつ畳の上で寿命を全うした、高官の方々ね。
さて。
「50航空戦隊」における教育標準の抜粋資料。
ttp://homepage2.nifty.com/mariana/50sf.html 艦攻隊の基準は以下の通りだね。
>行動力: 概ね艦上爆撃機の場合に同じ(昼間狭視界及【月夜の集団行動】 昼間通常状態に於ける性能一杯の単機行動挙可能の程度)
>着艦: 概ね艦上爆撃機の場合に同じ(艦戦の場合に同じ:状況通常の昼間着艦に自信がある程度)
「機材特に艦爆、艦戦の不足基幹員の不足及び母艦搭乗員補充要求の関係上
訓練期間短縮等の為所定の練度に達し得ざるもの多き状況なり」との記載があるが、
艦攻はかなりマシだった、と伺える状況だな。
この基準で、昭和17年10月1日時点で養成完了見込みの「雛鳥たち」が、艦攻23/艦爆44/艦戦34。
ミッドウェー戦の一航艦の力量と、この50航空戦隊の雛鳥の力量を比較すれば、一航艦が上。
南雲シンパの心情とは異なって、「月夜の集団行動に、大問題を抱えてる」とは判断しづらいね。