軍事板書籍・書評スレ54

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291本の話だからスレ違いとか言うなよ
消印は軍事の本あさる前に
http://www27.atwiki.jp/kihonsho/pages/12.htmlの
長谷部恭男『憲法』新世社(2011年3月・5版)……定跡+新たな視点。政治哲学(リベラリズム)の視点から判例と学説を補強・再解釈している。
阪本昌成『憲法1(国制クラシック)・2(基本権クラシック)』有信堂高文社(2011年8月・全訂3版,2011年9月・4版)……古典的リベラリスト。
大石眞『憲法講義I・☆II』有斐閣(2009年4月・2版,2012年10月・2版)……比較的穏当な保守。ただし、判例実務を尊重しつつも、集団的自衛権を肯定していたりする。
専門である議会法、信教の自由あたりの記述は詳しい。旧来の説では解決困難であった問題をブレイクスルーしようとする姿勢は評価したい。
小林昭三他『日本国憲法講義 憲法政治学からの接近』成文堂(2009年9月)……真正保守必携の憲法体系書。明治憲法を評価し、昭和10年代の出来事は西洋が悪いというスタンスで一貫している。
集団的自衛権は当然認め、愛媛玉串訴訟では法廷意見を批判して三好意見に賛同するといった具合である。体系書だが論点や判例は余り拾っていない。
野中俊彦・中村睦男・高橋和之・高見勝利著『憲法I・II』有斐閣(2012年3月・5版)……通称四人組。芦部門下らによるスタンダードな教科書。
共著だが各者の自説主張はほぼなく(高橋執筆の15章「内閣」に自説を含むが、一読の価値ある内容)、共著の弊害がそれほど出ていない。
大抵のことが詳しく載っており、最近の説にも一応配慮しているが、全体としては芦部ベースの穏当な道を踏み外していない。
宍戸教授いわく「質、量ともに最高の基本書」。憲法学の共通理解を学生向けに丁寧に示した本といえるが、記述が平板なため初学者にはやや読みづらい面がある。
通読するというより、辞書として使う学生が多い。2冊あわせて900ページ超。択一対策に万全を期すならば(特に統治に関して)本書以外に選択肢はありえないだろう。

大石あたりでも読んだほうがいいぞ
292名無し三等兵:2013/01/05(土) 03:27:57.06 ID:???
>>291
http://mltr.ganriki.net/faq12e02k.html
>60年代や70年代に行なわれた左翼のアジテーションは何のプラスにもならんかった.
>安全保障を語れば、なぜか神学論争的な憲法論になるという,わけの分からん我が国固有の空気を作り上げただけで.

という認識で凝り固まっていると思われる。