[諜報・防諜] インテリジェンス総合 28 [情報機関]
もしスレ違いだったら恐縮なんだが、
ちょっと前に旧日本軍火砲のスレで永興湾要塞の秘密書類(火砲の取扱法)紛失の話をしていて、
他にもあるのかなあとアジ歴を調べてみた。
「秘密書類紛失の件」とか「機密書類紛失の件」で検索すると同名の文書が出てくる。
渡河中に流されたものや移動のどさくさで無くなったもの、外に放置して紛失したものまでいろいろ。
見つからないから修験者に頼んで占いしたりとかしてる場合もある。
処分は大体軽・重謹慎数日が多い。永興湾要塞の場合はのらりくらりして訓告だけで済ませちゃったみたいだけど…
で、あからさまな盗難はあるのかなあと調べたら、昭和に入ってからだと1件あった。
憲兵暗号書盗難の件
C01004918200
憲兵分遣隊で通訳に使った朝鮮人馬丁が取調相手の中国人と内通、馬夫や二重スパイにするため釈放された取調相手と共謀して敵軍部隊への連絡・逃走を図ったもの。
早朝の当直時に南京錠を叩き壊して憲兵暗号書一式、拳銃、留置場の鍵などを隠匿、自分の巡視時に留置されていた敵兵およびスパイ5名を解放して、
馬夫に用意させた馬で、朝八時の開門直後に憲兵と偽ってみんなで脱出した。
犯行は十時ごろに発覚、憲兵隊や警備隊が非常線を張ったため、犯人は敵軍部隊への逃走は断念、
周辺の匪賊にもぐりこんだ模様で、討伐を行ったが犯人を捕らえられなかったっとしている。
処分は憲兵分遣隊の本隊である臨汾の憲兵隊長をはじめとした士官・下士官クラスが重謹慎20日から30日、
分遣隊長は軽謹慎20日と停職、一緒に当直してた補助憲兵の上等兵は重営倉20日。
ちなみに事件発生が1月4日の朝で、本土の憲兵司令官宛に事件電報が届いたのが6日の夜なんだが、
そうすると1日くらいは現地の方でも盗難にあった暗号で通信してたのかな?
>>824 >見つからないから修験者に頼んで占いしたりとかしてる場合もある。
しゅ、修験者……ぁ?
>>825 そのエピソードはこれ
軍事秘密書類紛失に関する件
C01004687500(レファレンスコード)
この史料は他にも紛失者が神仏にお祈りしてるから、
満願まで待ってくれと言われて報告が遅れたとかいう話もある。