軍事板書籍・書評スレ53

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456名無し三等兵
http://mltr.ganriki.net/faq21t.html
>・中身は軍用炉・研究炉が主であり,商用炉に関する記述は,原子力砕氷船「レーニン」のそれを含めても,p.39-48, 58-59, 62の計13p,20.63%に過ぎず,「商用原発寄り」という表現は,事実に反する.
>・一方,原潜に関する記述は,7.2節の2p(p.59-60).
> 他の一,二行程度の原潜関連記述があるページ(p.24, 29-30, 57-59)を含めると,計8pとなる.
> 「1ページだけ」とするのは,後者を加えない場合でも事実に反する.
という所沢の『ソ連・ロシアの原子力開発 ユーラシアブックレット』に対する反論

軍用炉が主と書いておきながら、原潜の記述は極わずかであり、カテゴライズも不適当。
研究炉を基礎に、軍需と民需の2又に分かれたと考えるべきであり、研究炉+商業炉という区分けなら軍用炉の比率は少ないし、
そもそも軍用炉は上記のように主たる用途の一つがカバーしきれてない。

ページカウントも以前問題を指摘した『原発と地震』の数え落としと同じで、
例えば主要機関を列挙した部分P25-26,28-30には商業炉(「原子力発電所」「VVER」等)に関わる記述が散見される。
それに続く第3章秘密都市の記述は軍需が主体だが、P33-34、36がある。

その次が原子力発電所の章だが、これは>p.39ではなくP38からスタートする。所沢って、原潜の記述で1ページの違いまでネチネチ言ってたよね。
しかもその次の第6章は原子燃料サイクルがテーマであり、
旧ソ連圏に擁する原発の設備容量を考慮すれば、商業炉とのかかわりがとても深い。
しかもP53にあるように、高濃縮ウランの製造は1989年に停止し軍需との係わりは薄れた。

そう言えば軍用炉の記述についてこいつはちゃんとカウントしていないように見えるんだが。
原子燃料サイクル等を考慮しない所沢方式でカウントすると(兵器級)プルトニウム生産炉と(艦艇用)動力炉などに限定される
P14,P16-P20,P24-26,P29,P30,P33-35、P59-61合計で17ページに過ぎない。