日露、安保協力の覚書署名…中国けん制の狙いも
(2012年10月23日20時47分 読売新聞)
玄葉外相は23日、都内の外務省飯倉公館でロシアのパトルシェフ安全保障会議書記と会談し、安全保障分野で
日露両政府の協力関係を拡大する覚書に署名した。
会談の冒頭、玄葉氏は、「アジア太平洋地域の国際環境が変化する中で、あらゆる分野での協力を進めることは
お互いの戦略的利益に資する」と述べ、協力拡充に期待を示した。 軍事力を増強する中国をけん制する狙いもある。
両政府は12月をメドとする野田首相の訪露時にも、プーチン大統領との首脳会談で安全保障分野やエネルギー
分野などの協力を確認する見通しだ。
パトルシェフ氏はプーチン露大統領の側近で、「米国の大統領補佐官(国家安全保障担当)に当たる」
(外務省関係者)とされる。
日本政府は「パトルシェフ氏はプーチン氏に直結するパイプとなる」として、今回の会談が北方領土問題での進展に
つながることも期待している。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121023-OYT1T01231.htm?from=top 露助も今こそ日本に恩の売り時だと見なしていそう