【徹底討論】日本に空母は必要か?

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366名無し三等兵
ミアシャイマーのオフショア・バランシングという概念の「前提」を以下に簡単にまとめておきます。

●国家は本来「利己的」な存在である。
●アメリカは現在まちがった戦略を追求している。
●アメリカのように地域覇権をすでに達成している国にとっては、他の地域の覇権を出さないようにすればいいだけ。
●基本的にシーパワー国家だけがオフショア・バランシングを実行可能。
●オフショア・バランシングとは、ようするに他の地域の国の友好国(バック・キャッチャー)
 にたいしてアメリカが(バック・パッサー)が「バックパッシング」(責任転嫁)をすることだ。
●バック・パッシングの狙いは、地元の友好国に侵略的な国家をぶつけて、自分たちだけはその侵略的な国家と直接対決を避ける、という点にある。
●バックパッシングのやり方は四つある。

@バック・パッサーは、脅威を及ぼす国と良い関係を結んでおく
Aバック・キャッチャーとの関係を多少疎遠にしておく
Bバック・パッサー側が防衛費を拡大する
Cバック・キャッチャーを支援する

●ミアシャイマーは東アジアで二つのシナリオを想定している(二〇〇一年)

1、中国が脅威にならず、アメリカは撤退しする→結果として、地域は不安定化
2,中国が脅威になり、アメリカは駐留を続ける

●地域国家が戦争すれば、中立国であるオフショア・バランサーは経済的に大儲けする(例:第一次大戦時のアメリカ)
●アメリカはユーラシア大陸内の大国間戦争に巻き込まれてはいけない
●戦争は始めに当事者なるのはアホ。最後になってから介入して漁夫の利を得るのが吉。